世界女性デー

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国際女性デーにちなんで~3人の女性の話(1)

3月8日は国際女性デーです。女性の権利について考え、これまでの女性の業績をたたえる日。1904年、アメリカで行われた婦人参政権を求めるデモがきっかけでできました。

詳しくはこちら⇒国際女性デー:エールフランスは女性乗務員だけでエアバスA380を運行

この日にちなんだ記事を子ども新聞、1jour1actuで読みました。

タイトルは
Journée des femmes : récits d’enfance
女性の日:子ども時代の話

この記事では、77歳、50歳、10歳と世代の違う3人の女性にインタビューし、子ども時代はどんなふうだったのか、特に男の子と比べて何が違ったのか語ってもらっています。

きょうは導入部分と、77歳の女性の話を訳します。

Journée des femmes : récits d’enfance 女性の日:子ども時代の話

Le 8 mars, c’est la fête des femmes.
Aujourd’hui, c’est la Journée des femmes. 1jour1actu a rencontré deux femmes nées à des époques différentes et une jeune fille. Elles ont raconté comment se passent ou se sont passées leurs années d’enfance par rapport aux garçons, frères, cousins ou copains.

3月8日は女性の記念日
きょうは、女性の日。1jour1actuは、それぞれ違う時代に生まれた2人の女性と少女にインタビューしました。

彼女たちは、自分たちがどんなふうに育ってきたのか、その時代何が起きていたのか、男子、兄弟、従兄弟、男友達と比較して話してくれました。

Marie-Josée, 77 ans, psychanalyste. マリー=ジョゼ 77歳 精神分析医

マリー=ジョゼは第二次世界大戦の開戦直前に生まれました。お父さんはドイツ人の捕虜になっていましたが、逃げおおせました。

彼女が9歳のとき、弟が生まれました。弟は両親のお気に入りとなり、彼女はすこしばかり傷つきました。

-私たちは全く違うふうに育てられたんです。弟が悪さをすると、みんな笑いました。父も母も、弟の健康を大変気遣っていました。よく「強くなってね、おチビさん!」と言っているの耳にしたものです。

私はと言えば、控えめでかいがいしくあらねばなりませんでした。だって女の子でしたから。いつもふるまいに気をつける必要がありました。たとえば、まっすぐ立って、しゃべりすぎないようにして。それは、本当の私と正反対なんです。

それでも、マリー=ジョゼの家族は当時としてはずいぶんユニークでした。両親ともスポーツの教師でした。

- 母はほかの多くの女性とは違って、働いていたんです。両親は、私も弟と同じように勉強することを希望しました。

学生時代はずっと、マリー=ジョゼは男子校に通っていました。学校の外では、ガールスカウトに参加。

弟をのぞいて、彼女が知っていた男の子は、従兄弟と、両親の友だちの息子だけでした。

- 自由に男の子と知り合って遊びたかったんですけどね。

それは簡単ではありませんでした。親たちは男の子と女の子が一緒にならないようにしていたのです。常に監視されていました。

マリー=ジョゼは精神分析医になりました。女子と男子の関係はいつだって熱いものがあったのです。

元記事 → Journée des femmes : récits d’enfance – 1jour1actu.com – L'actualité à hauteur d'enfants !

単語メモ

récit 話、物語

discret, disdrète 控えめな

comportement 行動、ふるまい

faire attention à ~に気をつける

se tenir 保つ
se tenir droit 直立している

fréquenter よく行く、通う

Guides de France フランスガールガイド連盟

en permanence 常時、休みなく

1939年は昭和14年です。文中にあるとおり、第二次大戦が勃発した年。当時の日本の子どもたちは男女一緒に遊べたんでしょうかね?

私の母は1933年生まれですが、こんど聞いてみようと思います。母は田舎育ちだから、一緒に遊んでいたような気がするのですが。

この続きはこちらから⇒国際女性デーにちなんで~3人の女性の話(2) 次は1960年代半ばに生まれた女性の話です。






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