ノートに筆記している手

フランス語を読む練習

ディクテ~このきわめてフランスらしいもの(前編)。

フランスでディクテがよく行われる理由を説明している4分の動画を紹介します。

ARTE製作の、Karambolageシリーズの1本です。

タイトルは、La dictée (ディクテ)。

dictée は「口述、書き取り」という意味で、読み上げられたフランス語(ほかの言語でも)を書き取る勉強法、またはゲームです。

ディクテ

4分。

前編は2分6秒まで。

トランスクリプション

L’école a déjà repris en France et en Allemagne. L’occasion idéale pour Claire Doutriaux de présenter à nos amis allemands un rituel très français, la dictée. Savez-vous qu’en matière d’orthographe les petits Allemands et les petits Français ne sont pas égaux ?

Certes, en Allemagne, la dictée existe aussi, mais ce n’est pas un sport national comme en France. Parce qu’en allemand, on prononce chaque lettre. C’est à de très rares exceptions près, une langue phonétique. Prenez par exemple des mots comme « Eichhörnchen » ou «Streichholzschachtel ». Un vrai jeu d’enfant, n’est-ce pas ?

Tandis que l’orthographe française, elle, est fort complexe, un vrai casse-tête. Des pluriels qui se forment tantôt avec un « s », tantôt avec un « x ». Des lettres qui s’écrivent mais qui ne se prononcent pas à l’oral. Des homonymies en pagaille, c’est-à-dire les mêmes sons écrits de diverses manières et surtout des exceptions à toutes les règles.

Bref, la dictée c’est l’exercice quotidien, pour certains la torture quotidienne, tout au long de l’école primaire et cela se poursuit tout au long du collège. Il y a les élèves qui ont une bonne orthographe et ceux qui hélas sont affublés toute leur vie d’une mauvaise orthographe, un handicap certain dans la vie professionnelle. Bon, une fois les affres de la scolarité passées, la dictée peut devenir un jeu.

Ainsi, pendant dix ans, Bernard Pivot, notre célèbre animateur d’Apostrophes, a-t-il maintenu la France en haleine, avec sa dictée télévisée. Quarts de finale, demi-finale, finale. Bien sûr les textes étaient de plus en plus piégés au fur et à mesure que les candidats montaient en grade.

Un peu plus faciles, les textes des dictées qu’organisent depuis quelques années plusieurs villes de banlieue au printemps et en plein air : la dictée des cités. Plusieurs milliers de personnes participent à celle de Saint-Denis : un jeu pour toute la famille et une remise à niveau bienvenue.

☆トランスクリプションの引用元⇒KARAMBOLAGE (ARTE>info et société): « La dictée » (4min/CO-QCM/dès B2) – DOIT-ON DECLARER SON BAGAGE CULTUREL?

和訳

フランスやドイツではすでに学校が再開されています。

クレール・ドゥトゥリオーが、ドイツの友人たちに、とてもフランスらしい儀式、ディクテを紹介する絶好のチャンスです。

つづりに関しては、ドイツ人の子供とフランス人の子供は平等ではないと知っていましたか?

もちろん、ドイツにもディクテはあります。でも、フランスのような国技ではありません。

ドイツ語では、すべての文字を発音するからです。ごく少数の例外をのぞけば、表音文字なのです。

たとえば、Eichhörnchen や、Streichholzschachtel。子供の遊びですよね?

一方、フランス語のつづりは、それはもう複雑で、頭が痛くなります。

Sでおわる複数形もあれば、Xで終わる複数形もあります。

書いてあるのに、発音しない文字があります。めちゃくちゃな同音異義語、つまり、同じ音なのにつづりが違うことがあります。そして何よりも、すべての規則に例外があります。

つまりディクテは、小学校から中学校までずっと続く、毎日のようにする演習で、それはある人たちにとっては、日常的な拷問です。

スペリングが得意な生徒がいますが、残念ながら、一生、苦手な人もいて、仕事で決定的なハンディを背負います。

さて、学校教育の苦しみが終われば、ディクテはゲームになります。

『アポストロフ』の司会者として有名なベルナール・ピヴォは、10年間、テレビでディクテをして、フランス人たちをわかせました。

準々決勝、準決勝、決勝。参加者のランクがあがるにつれて、問題はどんどん難しくなっていきます(罠がかけられます)。

もう少し簡単なディクテが、数年前から、郊外のいくつかの都市で、春に野外で行われています。都会のディクテ(la dictée des cités)です。

サン・ドニで開催されるディクテには、何千人も参加します。家族全員が楽しめるゲームで、いい復習になります。

単語メモ

en pagaille  (話)乱雑に、めちゃくちゃな

affublé de  (奇妙な服、名前などを)着た、つけた

affres  苦しみ ☆複数形で (f)

en haleine  活動している/活動できる状態に

une remise  もとの状態に戻すこと

★この続きはこちら⇒作家メリメのディクテ:ディクテ~このきわめてフランスらしいもの(後編)。

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ディクテの試験の前に押さえておきたい、de を聞き取る6つのポイント

*****

フランス語は発音しない文字が多く、聞いたとおりに書いても、正しいつづりにはならないので、ディクテという演習がよく行われています。

ゲームみたいに楽しめる部分もありますね。時間がかかりますが。






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