4月1日から始まった春季のラジオ講座の受講メモを書いています。
9回目のきょうは第9週(L25-L27)の感想です。
今週から6月のレッスンに入りました。三ヶ月目ですね。まだ、皆さん、挫折してないですよね?
私はこの受講メモをブログに書いてなかったら、挫折していたかもしれません。
今週はallerとpartirという動詞が出て来ました。allerはすごく出てくるので要チェックです。
L.25 allerとcomment
aller 行く これは英語のgoです。映画見てると「アレ、アレ、アレ」とよく聞こえます。
これは間投詞として使われてることが多いから。
活用は
je vais,tu vas, il va, nous allons, vous allez, ils vont
avoirの活用とそっくりで、ほとんど兄弟です。
avoirは
j’ai, tu as, il a, nous avons, vous avez, ils ont
allerの単数と、複数の3人称はavoirの活用の前にVをつければいいですね。
複数の1人称(nous),2人称(vous)の活用はavoirの活用のVをLLにすると、だいたいallerの活用になります(je のときはちょっと違うけど)。
これはavoirを覚えてないと使えないですが、ついでに両方覚えてしまえばいいですね。
ちなみに、この単数の人称と複数の3人称という四つの人称-je,tu,il,ils- はよく同じパターンで活用し、残りの複数の1人称と2人称はちょっと違うパターンで活用する、という傾向にすでにお気づきの方も多いことでしょう。
活用をよくある単数側を左、複数側を右に、6つの箱を並べた形で書くと
■ □
■ □
■ ■
こういうふうにグループ分けできますね(言ってる意味わかります?)
これをちょっと意識して覚えると試験で混乱したときに、思いだしやすい気がします。
そして、少しパターンの違う白い□グループが、仏検なんかだと狙われるわけです。
みんな覚えるときたぶん左側から覚えると思うので、たまに右側から覚えようとしてみたりするといいかもしれません。
子どもが数字を覚えるとき、1からばかりではなく100からカウントダウンしてみて覚える感じです。
L.26 aller+前置詞+場所
aller の基本的な意味は「~へ行く」なので直後に前置詞がついていることが多いです。
aller en France フランスに行く
aller au Japon 日本に行く à+le
aller à Paris パリに行く
aller à l’école 学校に行く
aller à la fac 大学に行く
aller au cinéma 映画に行く
aller aux toilettes トイレに行く
aller chez ami 友達の家に行く
au, aux は縮約と呼ばれる前置詞 àと定冠詞leが合体したものです。縮約についてはこちらも参照⇒「まいにちフランス語」5:初級編L13-15~動詞être「まいにちフランス語」5:初級編L13-15~動詞être
L.27 aller, partir, aller+別の動詞の不定法
今週の復習をしつつ、allerと似たような意味を持つ新しい動詞partirといわゆる近接未来と呼ばれる、aller+不定法という形が出て来ました。
partir は活用がちょっと難しげです(でもないか)。
je pars, tu pars, il part, nous partons, vous partez, ils partent
単数の1,2人称ではSが落ちるけど、あとはs,s,t,ons,ez,ent という規則的な活用ですね。
SSTのパターンってもうこの講座に出て来ましたっけ?
«aller+不定法»はよく出てくるのですぐ慣れます。
このallerは助動詞でメインの動詞ではないってことですね。メインの動詞の動作の方向にこれから行く(aller)ということです。
Nous allons voyager en France en mars.
voyagerをする方向に行く⇒旅行します、旅行する予定です。
この「これからおこる」ことは別に主語が意志を持っている場合ばかりではなく、たとえば、この回のダイヤローグにあったように
Je vais avoir vingt et un ans dans une semaine.(この文、発音難しいです)
一週間後に21歳になるの。
・・・これは別に21歳になろうとしてなるわけではないですよね。勝手になってしまいます。
こういう場合でも使えるし、虎と小鳥のフランス日記第73話に出てきたのですが、地下酒場におりていくとき、カミーユが話していた
Il va faire très chaud. これから熱くなりそう(熱気むんむんね)
というように非人称表現(天候などが暑いとか、寒いとか言う)でも使われます。
英語の going to be に似てますね(It’s going to be all right 大丈夫だよ、とか)
allerを使わないと Il fait tràs chaud. すごく暑い という形です。非人称表現はまだ出てきてないので、知らない人はスルーしてください。要するに、いろいろに使われるということが言いたいわけです。
講座に出てくるダイヤローグはいつも使える表現ですね。
水曜日にでてきた
Oh là là ! On va être en retard !
Du calme, du calme ! On a le temps !
ああ、遅刻してしまうぅぅぅぅ~~!
落ち着いて、落ち着いて!時間はある!
とか、遅刻したときのあやまり方
Excusez-moi d’être en retard !
遅れてすみません!
などは丸覚えしておくとよさそうです。
☆もっとラジオ講座の記事を読みたい方はこちらへ⇒ラジオ講座「まいにちフランス語」関連記事の目次~その2(1課~47課)
教えてマダムでフランス人はあんまり時間を守らないという話がありました。
パーティでは時刻ぴったりに行くと失礼にあたるけど、仕事はちゃんと時間を守るべき、とマダムは言ってましたね。
日本人は時間に正確ですね。
以前、カナダの学校のインターナショナルビジネスのクラスで先生が、「日本では、時刻表に〇〇時発と書いてあると本当に〇〇時に出発します!(まあ、びっくり)」と言われてました。
私ら日本人にとっては、あたりまえですが、鉄道がほぼダイヤ通りに運行する国って、少数派かもしれません。
郵便や宅急便なども、みんな何でも時間通りに届くと期待していて、たいていその期待は裏切られません。
まあ、それはいいことなんですが、物事を時間通りに運ぶために、たとえば運送業に携わる人達はかなり無理してがんばっているのですよね。
配達がちょっとでも送れると始末書を書かされたりとか。
道が混んでたら遅れるのはあたりまえだし、そういう自分のコントロールできない理由であんまりストレスを感じてほしくないなと思います。
allerは、活用するとつづりが(複数の一人称、二人称以外は)AじゃなくてVから始まります。このへんがちょっと慣れないと、見た時、allerって気づかないですね。
「あれ?こんな動詞見たことないかも・・」となるかもです。
慣れればallerとわかるんですが。結局はallerは慣れの問題ですかね。
(いろいろシャレを仕込んでみましたが、どうだったでしょうか?)
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