計画的陳腐化に対抗する方法を教えてくれる2分の動画を紹介します。
計画的陳腐化は、メーカーがわざと、短いサイクルでその製品が時代遅れになったり、役に立たなくなったりするように製造することです。そうすることにより、新しい製品をよりたくさん買って利潤を増やそうとします。
動画のタイトルは、Consomag: Comment agir contre l’obsolescence programmée ?(Consomag:いかに計画的陳腐化に対抗するか?)。
Consomagは、このチャンネル(シリーズ)の名前です。
Agir contre l’obsolescence programmée
1分54秒、フランス語の字幕あり。
トランスクリプション
« On va acheter un ordi parce que c’est la mode et qu’il vient de sortir et il y a plus d’options, et du coup on va… on va pas penser au fait que ben même si l’autre ordi d’abord marchait encore super bien, on va pas penser comme ça en fait, c’est vraiment acheter, acheter, et se renouveler tout le temps. »
Aujourd’hui Consomag s’intéresse à l’obsolescence culturelle ou comment nous pouvons abandonner nos équipements alors qu’ils fonctionnent encore.
Cette obsolescence culturelle nous amène à accélérer notre consommation de produits neufs et à renouveler des équipements pour répondre à des besoins de changement, à des phénomènes de mode ou d’accélération de l’innovation.
Que ce soit pour l’équipement électronique ou pour l’habillement, les ressorts sont les mêmes, nous inciter à acheter de nouveaux modèles, de nouvelles collections…
Nous évoluons dans un système économique qui vise à toujours augmenter les ventes.
Cela peut se faire en faisant évoluer les normes sociales développement, effet de mode, besoin de changement… via le marketing ou la publicité soit en développant des innovations dont le bénéfice peut parfois être discutable pour le consommateur.
La fabrication, l’utilisation et la fin de vie d’un objet ont un impact lourd sur l’environnement.
Plus on consomme d’équipement plus on consomme de matières premières.
A cela s’ajoute un impact fort sur le changement climatique : un téléviseur représente près de 300 kilos de CO2.
Doubler la diagonale de l’écran double son poids carbone.
Cela pèse aussi sur la biodiversité.
Lutter contre l’obsolescence culturelle, c’est d’abord se poser la question de son besoin.
Ai-je réellement besoin de changer cet équipement ou d’en acquérir un nouveau ?
La consommation est un acte agréable bien sûr mais qui doit être utile et juste sur un plan social et environnemental.
Pour lutter contre la surconsommation, la règle des 5 R est une précieuse aide : refuser d’acheter toujours plus, réparer ses appareils, réemployer en donnant ou en vendant, réutiliser en favorisant la vente ou le don, et enfin recycler les appareils les plus polluants en fin de vie.
計画的陳腐化・和訳
「流行っているから、出たばかりだから、オプションが多いからという理由で、私たちはパソコンを買います。そして、べつのコンピュータがまだちゃんと使えても、そんなことは考えません。本当に、買う、買う、ばかりで、いつも、新しい物を手に入れるんです」。
今日、Consomagが興味を持っているのは、文化的陳腐化、つまり、まだ使えるのに、どうして製品を捨ててしまうのかということです。
この文化的陳腐化によって、私たちは、新商品の消費を加速させ、変える必要に迫られ、流行にのせられ、新しくすることを急ぐようになります。
電子機器であれ、衣料であれ、その動機は同じです。新しいモデルや新しいコレクションを買うことを促されています。
-常に売上を伸ばすことを目的とした経済システムの中で進んできたのです。
それは、社会的規範を進化させることで実現します。発展、流行の影響、変化する必要性などですが、マーケティングや広告によって実現します。イノベーションを進めるために、ときには消費者にとっては疑わしいもうけをもたらすものです。
ある製品の製造、使用、その寿命の終わりは、環境に大きな影響を与えます。
さらに、製品を消費すればするほど、より多くの原材料を使うことになります。
気候変動にも大きなインパクトがあります。テレビ1台で、300キロ近くのCO2が排出されます。
画面のサイズ(対角線)を2倍にすると、(排出される)カーボンの重量も倍になります。
それは生物多様性にも負荷をかけています。
- 文化的な陳腐化に対抗するためには、まず、その必要性について問いかけることです。
この機器を本当に買い替える必要があるのか? 新しいものを手に入れる必要があるのか?
確かに消費するのは気分がいいことですが、物はちゃんと使用されるべきですし、社会や環境の面において公正でなければなりません。
過剰消費に対抗するために、5Rのルールが、貴重な助けになります。つまり、常にたくさん買おうとするのを拒否すること(refuser)、機器を修理すること(réparer)、譲ったり売ったりして再利用すること(réemployer)、売却や寄付を奨励して再利用すること(réutiliser)、最後に、もっとも汚染してしまう家電製品は寿命が来たらリサイクルすること(recycler)です。
単語メモ
un ressort 原因、動機
un bénéfice 利益
discutable 議論の余地のある
une diagonale 対角線
5R 補足
動画に出てきた人の5Rの説明だと、réemployerと réutiliser は同じことに思えますが、通常5Rは、リサイクルする前に、refuse, reduce, reuse, repurpose を行うという説明がなされます。
計画的陳腐化・関連動画
L’obsolescence programmée a 250 ans(計画的陳腐化は250歳=250年の歴史がある)
4分24秒。フランス語の字幕あり。
計画的陳腐化は今に始まったことではなく、すでに産業革命のときに始まったと説明しています。
しばらくはそれでよかったのですが、250年たって、今、私たちはその結果に直面しているわけです。
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グリーンエネルギー(自然エネルギー)が環境にやさしいとは言えない話。
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最近は、環境を守るための国際的な会議が行われるたびに、「このままではいけない」と皆が言いますが、過剰消費がおさまってるようにはあまり見えませんね。
消費者はどんどん消費することがくせになっていて、多くのメーカーは、相変わらず儲け主義なのかもしれません。
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