ランブラス通り

時事ニュース

スペインのバロセロナとカンブリスで起きたテロ

2017年8月1日の午後から夜にかけてスペインでテロの襲撃がありました。

この事件を伝える、子供新聞の記事を紹介します。



テロの襲撃:スペインで何が起こったのか?

木曜日、スペインの2つの都市、バロセロナとカンブリスがテロリストの標的となりました。

車が歩行者に突っ込み、14人を殺害し、100人あまりを負傷させました。何が起こったのか1jour1actuが説明します。

フランス、英国、ドイツに続きスペインもテロの襲撃に遭いました。木曜の午後、バロセロナ(フランスでマドリードについで2番めに大きい都市)で、ライトバンが群衆めがけて突っ込みました。被害者は、観光客でにぎわうランブラス通りをのんびり歩いていました。

被害者の中には、大勢のバカンス客がおり、フランス人20人あまりも含みます。

その夜、イスラム国のテロ組織(別名ダーイシュ)が犯行声明を出しました。バンの運転手はまだ捕まっていません。

バロセロナから100キロのところで2番めのテロ

その後、夜になってから、スペインで再びテロの襲撃がありました。今度は、バロセロナから100キロメートル南にある観光都市、カンブリスです。

またしても、車が群衆めがけて暴走し、6人の歩行者と警察官を1人、負傷させました。

現場では、テロリストと目される5人がスペインの警官によって射殺されました。

当局によれば、2番目のテロは、その数時間前に起きたバロセロナでのテロと関係があるとのことです。

車によるテロの襲撃(la voiture bélier)

ヨーロッパで、イスラム過激派が乗用車やトラックを使ってテロの襲撃をしたのはこれが初めてではありません。

このような攻撃は attaque à la voiture bélier と呼ばれます。すでに、過去何ヶ月間に、ヨーロッパの大きな都市で、車による襲撃が起きています。たとえばロンドン(英国)、ニース(フランス)、ベルリン(ドイツ)、ストックホルム(スエーデン)です。

テロ対策のおかげで、未遂に終わっている襲撃もたくさんあります。

なぜスペインがISのテロの標的になるのか?

スペインは14年前、テロの襲撃にあっています。スペインの首都、マドリードで、複数の列車内で爆破がありました。このときは、アルカイダのテロ組織が犯行声明を出しました。

それ以来、スペインはテロ対策を強化しました。スペインは、ISのテロと闘うために、フランス、イギリスなど40カ国あまりが参加している国際的なグループの一員です。このグループにおいて、スペインはおもに経済的な援助をしています。

だから、テロの標的となるのです。

元記事 → Attentats : que s’est-il passé en Espagne ?

単語メモ

Daech  ダーイシュ イスラム過激派組織

cible   標的、目標 

foncer sur  ~に突っ込む

fourgonnette  ライトバン

revendiquer  ~を我が物と主張する

abattre  撃ち殺す

la voiture bélier  車によるテロ

bérier は オスの羊。la voiture bélier を英語にすると、ram-raiding です。

ram-raidingはもともと、車で店舗や銀行の窓ガラスに突っ込み、そこから中に入り込んで強盗をすることです。それと形態が似ているから、車を暴走させて、群衆の中に突っ込むテロをフランス語では、la voiture bélier と呼ぶのではなかろうか、と想像しています。

英語では、car attack などといいます。

なぜ羊なのかというと、たぶん羊はケンカするとき、突進して頭突きをするからでしょう。

関連ニュースなど

テロ現場の様子を伝えるフランスのニュースです。

こちらはBBCニュースです。

バロセロナでバンで突っ込んだドライバーは逃走中と言っています。まだまだ捜査中ですが、このテログループは、実は、もっと大規模なテロを仕掛けるつもりであった、と報じられています。

前日の水曜日に、スペインのある家で爆破があり、1人死亡しているのですが、この家にたくさんの爆破物がありました。

本当はこの爆弾を使って、テロを起こすつもりだったのでは、と考えられています。



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ランブラス通りはバロセロナの繁華街で、いつも人がいっぱいのツーリストスポットです。

遊歩道になっているところもあり(車道にはさまれています)、大道芸人が出ていたりします。お土産屋さんや飲食店などもたくさんあり、ここを歩く人は、通常、のんびりとぶらぶら歩きしています。

そこをいきなり車が突進してきたわけです。

まあ、テロリストはこのような人々がのんびり楽しく過ごしている場所を襲うのですが、それにしても痛ましい事件ですね。

スペインでは、ISのテロは起きていなかったのですが、それなりに警戒していたみたいです。というのも、最近ISはスペインやスペイン語圏で熱心にリクルートをしているからです。

とはいえ、フランスやイギリスなどに比べると、警戒の手はゆるかったかもしれません。しかし、車で突っ込むテロの場合、事前に防ぐのは難しいです。

テロリストグループの面々は、みな若いですね。17歳とか18歳とか。これまた痛ましいです。






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