フランス映画・テレビ・動画

『サラの鍵』(3)~映画の予告編のフランス語

フランス映画の予告編でフランス語を学習しています。
今回は『サラの鍵』の最終回。
原題は Elle s’appelait Sarah
彼女の名前はサラだった、彼女はサラという名前だった



『サラの鍵』予告編スクリプト

それでは予告編をごらんください。

今回は1分から最後まで。英語で始まっています。

I think we should know the whole story.(Laissez-moi tout vous raconter.)
No, No, I don’t want to know. (Non, non. Je ne veux rien savoir.)

Quand on commence à s’intéresser à tout ça, on n’en sort pas tout à fait indemne.

Je voulais juste connaître la vérité, c’est tout.
Tout va tellement mieux là maintenant qu’on a sorti la vérité.

すべてを知るべきだと思うわ。(私にすべてを語らせてください)
いやいや、僕は知りたくありません。

こうしたことに興味を持ち始めると、傷つかないわけにはいきません。

私は、ただ、真実を知りたいのです。それだけです。

真実が明らかになったから、何もかもずっとうまく行くでしょう。

スクリプトはこちら⇒Bande-annonce: Elle s'appelait Sarah

この映画の概要については初回の記事をどうぞ。
『サラの鍵』(1)~映画の予告編のフランス語

単語メモ

indemne 損害を受けない、無傷の
Il est sorti indemne de cet accident.
彼はこの事故にあったが無実だった。

Tout va tellement mieux là maintenant qu’on a sorti la vérité.
このque は puisque と同じで、理由を表します。

Pierre n’a pas été à l’abri qu’il est si mouillé.
ずぶぬれになっているところをみると、ピエールは雨宿りをしなかったんだ。

Vous étiez donc absent qu je ne vous ai pas vu ?
お見かけしませんでしたが、ご不在だったのですね。

queはいろいろな接続詞の代わりをするので、文脈がないとわかりにくいですね。

ロベール仏和辞典には、puisque に相当する理由を表す que は疑問形、または簡単を表す主節のあとで用いる」とあるので、もしかしたら、ここは皮肉で言っているのかもしれません。その場合は、「真実が明らかになったから、これで何もかもずっとうまく行くだろうよ」という感じの訳になります。



英語と日本語字幕の予告編

今回は最後なので、英語圏(アメリカ)にむけて作られた予告編と日本語字幕のついている予告編をご紹介します。

■英語版

この映画はフランス映画なのですが、主人公のジュリアはもともとアメリカ人で、フランスにある英語の雑誌の編集者です。

よって、編集会議などでは英語を使っており、そういったシーンをうまくつなぎあわせて、フランス語を使わない予告編となっています。

■日本語字幕版

今英語版をオーディオブックで聞いていますが、サラの運命がどんなふうになるのかと、結末を知っていても、先が気になり、どんどん聞いてしまう本です。

フランス語でも、前回の「優雅なハリネズミ」よりは、どんどん読めてしまうかもしれません。

主人公のジュリアなのですが、アメリカからパリに来て、フランス人と結婚しています。結婚後17年ぐらい、パリに来て25年ほどたちますが、いまだに、「フランス人」と「アメリカ人」の国民性の違いで、さまざまな葛藤があります。

前回紹介したように、著者のタチアナ・ド・ロネはイギリス人であり、フランス人ですから、フランスを外側から見ることができるので、こうした書き方ができるのでしょうね。

『サラの鍵』(2)~映画の予告編のフランス語

こうしたことも詳しく書いてあるので、異文化に興味がある人や、国際結婚している人なども、共感できる箇所が多いと思います。






ペン、ブログを見るブログのテンプレートを変更しました前のページ

スマホでこのブログをごらんの皆様へ次のページiPhone

ピックアップ記事

  1. ぜんぶ無料:あなたのフランス語学習に役立つサイト16選
  2. 2020年版、フランス語学習用カレンダーのレビュー。
  3. 『星の王子さま』~お役立ちリンク集

関連記事

  1. 見知らぬ女

    フランス映画・テレビ・動画

    『優雅なハリネズミ』(2)~映画の予告編のフランス語

    Le Hérisson ハリネズミ という映画の予告編のフランス語を…

  2. 娘と母親

    フランス映画・テレビ・動画

    Maman a tort (ママは間違っている):予告編のフランス語

    映画の予告編を使って、フランス語になじむシリーズ。今回は、20…

  3. 野原

    フランス映画・テレビ・動画

    男と女 人生最良の日々(2019):予告編のフランス語

    映画の予告編でフランス語になじむシリーズ。今回は、Les pl…

  4. ココ・シャネル
  5. 公園
  6. パリ

    フランス映画・テレビ・動画

    フランス映画の予告編の記事のまとめ

    フランス映画の予告編のスクリプトと和訳を書いている記事をまとめました。…

コメント

    • うさぎのぎい
    • 2015年 3月 02日

    ペン様、目先が変わって(失礼な物言いですが)新しいテンプレートも良いと思いますよ。ところで「ハリネズミ」も未だ半分なのですが、う~ん、ご紹介の「サラ」も読んでみたい。音楽に本に映画に、本当に色々とご紹介いただき感謝いたしております。色々な媒体を通して勉強しないと参考書だけだと飽きてしまいますよね。(参考書に付いているCDですと臨場感も何もありませんから)

      • フランス語愛好家
      • 2015年 3月 03日

      うさぎのぎいさん、こんにちは。

      確かに教材にあきる、ということはありますね。

      この本は、「ハリネズミ」より読みやすいかもしれません。
      私はフランス語で読んでいないので、何とも言えないのですが、
      英語版はわりと簡単です。

      DVDなどもこちらのほうが入手しやすいですしね。

      ハリネズミが終わったら、読んでみてください。

      コメント、ありがとうございます。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

スポンサーリンク



新しく書いた記事です。

  1. カミーユ・イヨレーヌの好きなファッション(1人の女の子、1つ…
  2. 昔のセシールのCMでフランス語を学ぶ(初心者向け)。
  3. フランスのチーズの秘密(1分の動画)
  4. Les copains d’abord(仲間を先…
  5. やわらかヨーグルトケーキの作り方:フランスのお菓子40
  6. 5月20日は、世界ミツバチの日:なぜミツバチは、私たちの生活…
  7. カンヌ国際映画祭が果たしている4つの役割
  8. 読者さまの質問とその回答特集(その2)モーパッサンのことなど…
  9. 読者さまの質問とその回答特集(その1)
  10. 5月9日はヨーロッパの日。欧州連合の歴史を簡単におさらいしよ…

更新情報をメールで配信中

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

お問い合わせはこちらから

お問い合わせはこちらからどうぞ

封筒
⇒お問い合わせフォームへ


お気軽に^^

☆和文仏訳、仏文和訳の無償サービスは行っておりませんので、ご了承願います。

フランス語の勉強法とか

  1. 星の王子さまの本
  2. 黒板
  3. 日めくりとpen

アーカイブ

PAGE TOP