11月の第4木曜日は、アメリカのサンクスギビングデイ(感謝祭)です。この日、アメリカの人たちは、家族や親戚で集まって七面鳥(ターキー)のローストを食べる習慣があります。
感謝祭の前日の夕方、オバマ大統領と家族がワシントン市のある施設で、ホームレスになった退役軍人とその家族に夕食をふるまったニュースをEuronewsからお伝えします。
A Thanksgiving, Obama évoque les réfugiés syriens サンクスギビングデイにオバマ大統領はシリアの難民に思いをはせた
Barack Obama et sa famille fidèles à la tradition de Thanksgiving… Le président américain et ses filles ont fait le service pour des sans-abris vétérans de l’armée. Et dans un message aux Américains, il a fait le parallèle entre les réfugiés qui fuient la Syrie aujourd’hui et les pionners aidés à leur arrivée par les Indiens d’Amérique.
バラク・オバマと家族は、サンクスギビングデイの伝統に忠実です。アメリカ大統領とその娘達は、ホームレスとなった退役軍人に食事をふるまいました。
また、アメリカ国民への会見で、大統領は現在のシリアの難民と、ネイティブインディアンに助けられた開拓者たちを比べました。
「1620年、巡礼者達の小さなグループがこの大陸にやってきました。彼らは、祖国での虐待や暴力から逃れてきた難民でした。およそ400年後、私たちはアメリカ史における彼らの役割を思い出しています。そして、彼らが助けを必要としていたとき、助けてくれた男女に敬意を評しています。
ここ何週間か、私に手紙やメールをくれたアメリカ人の温かい気持ちに心を打たれています。みんなイスラム国の暴力から逃れてやってきた難民に助けの手を差し伸べたいと言ってくれています」。
Malgré l’engagement du président sur l’accueil de 10 000 Syriens aux Etats-Unis, la majorité républicaine à la Chambre des Représentants veut suspendre cette mesure, invoquant des risques sécuritaires. Un bras de fer qui reprendra après la pause de Thanksgiving.
大統領はアメリカに1万人のシリア人を受け入れようとしていますが、議会の共和党議員の大半は、セキュリティ上の理由からこれを阻止したいと思っています。この件について感謝祭の休みのあと、また抗争が始まるでしょう。
元記事 → A Thanksgiving, Obama évoque les réfugiés syriens | euronews, monde
単語メモ
fidèle 忠実な
pèlerin 巡礼者
bras de fer 対決、抗争
invoquer 引き合いに出す
オバマ大統領はシリアからの難民受け入れ計画を遂行していますが、パリでテロがあったので、共和党の大統領候補はこれに批判的です。
そこで感謝祭の国民へのスピーチで、400年前、ネイティブインディアンが、自分たちの祖先を助けてくれたように、われわれもシリアからの難民を受け入れるべきである、と演説したのです。
動画の最後に写っていたのは、感謝祭恒例の七面鳥の恩赦です。七面鳥の恩赦については、こちらに詳しく書いています⇒ベジタリアンのポール・マッカートニーが七面鳥を食べるのに反対しています。|penのフランス語日記
同じニュースの英語版
スクリプトはこちら⇒Obama makes link between First Thanksgiving and America’s refugee origins | euronews, world news
それでは次回のニュースの記事をお楽しみに。
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