トルコ

時事ニュース

2023年のトルコ大統領選挙に出馬するつもりの現職エルドアン大統領。

トルコ共和国で長期政権を握ってきたエルドアン大統領に関する2分50秒のニュースクリップを紹介します。

トルコは、2023年に建国100周年を迎えますが、この年、大統領選挙と議会選挙が行われます。

過去20年ほど政権を握っていた大統領、エルドアン氏が、また大統領選に出馬するけれど、支持率はいかに? という内容です。

タイトルは、Turquie : Erdogan, bientôt 20 ans de pouvoir. Pour quel bilan ?(トルコ:エルドアン、もうすぐ政権20年。どんな業績で?)



Erdogan

2分50秒。

トランスクリプション

En meeting à Samsun, le plus important port de la mer Noire, Recep Tayyip Erdogan sollicite une nouvelle fois la confiance des électeurs.

Si Dieu le veut, en 2023, nous construirons le siècle de la Turquie, avec la puissance du soutien de notre nation, pour la dernière fois, en notre nom.

Malgré une chute de popularité, à 68 ans, dont 20 au pouvoir, il défend son bilan.

Souvenez-vous il y a douze ans, quand nous avons présenté nos objectifs pour 2023, certains se sont moqués de nous avec leur esprit étroit. Nous avons pourtant réalisé ces objectifs, un à un.

Qu’ils l’adorent ou le détestent, l’admirent ou le craignent, les Turcs s’accordent sur un point : jamais une personnalité n’avait autant marqué le pays de son empreinte depuis Mustafa Kemal Atatürk.

Fin 2002, des élections anticipées portent au pouvoir un jeune parti, l’AKP, Parti de la justice et du développement, qui propulse immédiatement Recep Tayyip Erdogan sur la scène internationale.

L’année suivante, l’ambitieux homme politique devient Premier ministre. Les grandes manoeuvres recommencent.

La marque Erdogan, c’est d’abord la modernisation du pays, la création d’une classe moyenne, les infrastructures, les tunnels, les ponts, les hôpitaux, les aéroports, etc. J’ai moi-même vécu cinq années de cette modernisation. C’était très impressionnant et ça le reste.

Fort de ces réussites, il poursuit son ascension, devient président en 2014 et enchaîne deux mandats, émaillés de scandales.

La deuxième marque d’Erdogan, c’est le virage vers l’autocratie, c’est-à-dire une alliance entre le parti du président, l’AKP, Justice et développement, rappelons-nous, et le parti nationaliste MHP, qui a évidemment induit une dérive, d’abord nationaliste, mais aussi complotiste, anti-occidentale dans une grande mesure, et des opérations militaires extérieures, etc., etc.

Un virage qui écorne profondément son image. À tel point que lors des municipales de 2019, l’AKP perd les principales villes du pays.

Autre sujet sensible : Recep Tayyip Erdogan a toujours défendu le port du foulard islamique, interdit en 1980 dans l’éducation et la fonction publique.

Dans ce pays laïc, son parti entend même déposer un amendement à la Constitution pour graver dans le marbre le droit de porter ou non le voile dans la vie courante, alors que les manifestations en soutien aux Iraniennes se multiplient en Turquie.

Ajoutez à cela une inflation de plus de 84 % : la bataille pour conserver le pouvoir s’annonce rude.

☆トランスクリプションの引用元⇒7 jours sur la planète – Enseigner le français langue étrangère (FLE) avec l'actualité – Fiches pédagogiques gratuites

エルドアン大統領:和訳

黒海で1番重要な港、サムスンでの会議で、レジェップ・タイイップ・エルドアン氏が再び有権者の信頼を求めています。

-神の思し召しにょり、2023年、私たちはトルコの世紀を作り上げます、私たちの名において、私たちの国家の支援の力を、最後に。

人気の低下にもかかわらず、20年権力の座についてきた68歳の大統領は自己の業績を主張します。

-12年前、私たちが2023年までの目標を発表したとき、狹い了見で、私たちを笑った人たちがいました。それでも私たちは、1つひとつ目標を達成してきました。

彼を大好きだろうと、大嫌いだろうと、彼に感嘆しようと恐れようと、トルコの人は、ある点で意見が一致します。

ムスタファ・ケマル・アタテュルク以来、この国に彼のような痕跡を残した人はいませんでした。

2002年末の早期選挙で、若い政党AKP(公正発展党)が政権を握り、エルドアン氏はすぐに国際舞台に躍り出ました。

翌年、この野心的な政治家は首相になりました。偉大なる作戦の開始です。

エルドアンがしたことと言えば、第一に、国を近代化し、中産階級を生み、インフラ、トンネル、橋、病院、飛行機などを作ったことです。

私自身、この近代化の中で5年間過ごしました。その業績はとても素晴らしいものであり、今も残っています。

こうした大きな成功をもとに、彼は階段を上り続け、2014年に大統領になり、2期務めましたが、スキャンダルにまみれました。

次にエルドアンがしたのは、独裁への転向です。すなわち、大統領の政党であるAKPと、ナショナリストの政党であるMHPが同盟したのです。明らかにコースをはずれました。MHPは、ナショナリストですが、同時に陰謀を企て、かなり反西洋的で、外国で軍事作戦をしたりしました。

そのため彼は大きくイメージダウンしました。

2019年の地方選挙で、AKPは、主要都市で負けたほどです。

もう1つデリケートな話題があります。エルドアン氏は、1980年に教育と公共サービスの現場で禁止された、イスラム教のスカーフの着用を常に支持してきました。

宗教と政治が切り離されたこの国で、彼の政党は、日常生活で、スカーフを着用するかしないかの権利を決定的にするための憲法修正案を提出するつもりなのです。トルコで、イラン女性を支持するデモが増え続けているこの時期に。

さらに、インフレ率は84%を超えています。

権力を維持するための戦いは厳しいものになりそうです。

単語メモ

un bilan  収支;総合評価

Mustafa Kemal Atatürk ムスタファ・ケマル・アタテュルク(1881~1938) トルコ共和国の初代大統領でトルコ建国の父。Atatürk は「トルコ人の父」という意味。

émailler de  ~をちりばめる

induire  ~から帰納する

une dérive  脱線、コースから流されること

entendre  ~するつもりである



トルコ関連動画

ヨーロッパと西南アジアの間にあるトルコは地政学の戦略上とても重要な国です。

expliquer pourquoi la Turquie a l’emplacement le plus stratégique au monde

4分36秒

Que se passe-t-il en Turquie ? – 1 jour, 1 question

2016年にアップされた動画です。

1分42秒。

2016年はトルコでトルコ軍の一部の人や大統領反対勢力によるクーデター未遂事件がありました。

その理由の1つは、エルドアン大統領が、だんだん独裁的になって、トルコのイスラム化を推し進めたことにあります。

****

エルドアン大統領のおかげで、トルコ経済はものすごく発展しましたが、独裁的な彼を嫌う人もたくさんいます。

彼は、政治批判を認めず、ジャーナリストもどんどん拘束する強引な政治家です。

というか、20年も大統領をやればもう十分だと思うのですが、彼はまだやりたいことがあるんですかね。






ブレデル(星型のクッキー)アルザス地方のクリスマスのクッキー、ブレデル(グルテンフリー)の作り方:フランスのお菓子(47)前のページ

大みそかの聖人、聖シルヴェストルって誰?次のページ真夜中

ピックアップ記事

  1. 2023年版、フランス語学習用カレンダーの紹介:テーマは「食」
  2. 『星の王子さま』~お役立ちリンク集

関連記事

  1. 食品の無駄捨てとたたかう日・ポスター

    時事ニュース

    10月16日は「食品の無駄捨てとたたかう日」

    フランスのこども新聞の記事、前回は「味覚習慣」の話題でしたので、こ…

  2. カブール

    時事ニュース

    タリバンとは何者なのか?

    タリバンについて、学生向けに簡単に説明している4分ほどの動画を紹介しま…

  3. エッフェル塔

    時事ニュース

    パリで同時多発テロ。120人を超える死者

    2015年11月13日の夜(現地時間)、パリで同時多発テロが起きました…

  4. 美術館にいる人

    時事ニュース

    AI(人工知能)が作った作品の著作権は誰のものか?

    AIが制作した作品の著作権について簡単に説明しているインフォグラフィッ…

  5. 教室

    時事ニュース

    フランスの子どもたちにテロリズムについてどうやって説明するか?

    パリで同時多発テロが起こったのは11月13日の金曜日の夜。週があけて、…

  6. クジラ

    時事ニュース

    なぜ日本は捕鯨をやめないのか?

    日本では、もうクジラの肉を食べる人はそんなにおらず、クジラを獲る必要は…

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

スポンサーリンク



更新情報をメールで配信中

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

お問い合わせはこちらから

お問い合わせはこちらからどうぞ

封筒
⇒お問い合わせフォームへ


お気軽に^^

☆和文仏訳、仏文和訳の無償サービスは行っておりませんので、ご了承願います。

アーカイブ

PAGE TOP