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フランスの暦、年中行事

国際女性デーが生まれた背景とは?

毎年3月8日は国際女性デーです。フランス語では La Journée internationale des femmes ですが、Journée internationale des droits des femmes (世界女性の権利の日)と呼ぶ人もいます。

この日は、女性が男性と平等の権利を得られることと、世界平和を目的として、国連が定めた記念日です。

国際女性デーができた背景を説明している 1 jour 1 question の動画を紹介します。

英語では、International Women’s Day です。



なぜ「女性の日」があるの?

2015年に制作されたものなので、ヒラリー・クリントンが大統領になるかもしれない、という話がでてきます。

Pourquoi existe-t-il une journée de la femme ? トランスクリプション

La première raison est historique : c’est le 8 mars 1917 que les femmes russes obtenaient le droit de vote.

Dans la ville de Saint Petersburg, des ouvrières ont fait grève pour lutter contre le pouvoir du tsar et demander « du pain et la paix ».

En ce temps de guerre, des milliers de soldats étaient morts au combat et la société avait grand besoin des femmes pour fonctionner.

Les ouvrières ont été écoutées : le tsar a abdiqué et le nouveau gouvernement a accordé aux femmes le droit de voter. Bravo les femmes !

En France les femmes ont eu le droit de voter et d’être élues en 1944. Avant aucune chance pour elles d’accéder au pouvoir politique ou de devenir présidente de la République. Ces exemples montrent que les droits des femmes sont en retard sur ceux des hommes.

Le 8 mars est l’occasion de réfléchir aux moyens de rattraper ce retard et d’arriver à l’égalité des droits et des chances pour tous, hommes et femmes.

En 1977, l’ONU, l’Organisation des Nations unies, a déclaré officielle la Journée internationale des femmes. Quand on sait que le but de l’ONU est de maintenir la paix, on comprend la raison d’une telle journée. Faire progresser les droits des femmes, c’est faire progresser la paix.

Car si une partie de l’humanité en raison de son sexe, sa religion ou ses origines est maltraitée, la paix ne peut pas exister.

Mais le monde change.

En 1920, les États-Unis accordaient le droit de vote aux femmes. Moins de 100 ans après, en 2016, madame Hillary Clinton pourrait bien gagner les élections présidentielles américaines.

国際女性デー、和訳

最初の理由は歴史に関係があります。1917年3月8日にロシアの女性が選挙権を得ました。

サンクトペテルブルクの街で、労働者がストをしていました。彼らはツァーリ(ロシアの皇帝)の支配に不満で、「食料と平和」を求めて闘っていたのです。

当時は戦時中で、大勢の兵士が戦いで死んだため、社会を維持するために、たくさんの女性のちからが必要とされていました。

労働者の声は聞きとげられました。皇帝は退位し、新政府が女性に参政権を与えました。ブラボー、女性たち!

フランスで、女性が参政権を得たのは1944年です。これ以前は、フランスの女性は、政治的な力を獲得したり、大統領になるチャンスはまったくありませんでした。

男性が持つこうした権利を、あとになって女性が手に入れた例です。

3月8日は、このように女性が、あとから、男女平等の権利を獲得したことや、男性も女性も、全員、チャンスがあることを思い返す機会です。

1977年、国際連合(ONU)が、正式に、この日を、国際女性デーとしました。

国連の目的が、平和の維持にあることを思えば、この日の意義がよくわかります。女性の権利が向上すれば、より平和になります。

というのも、一部の人が、その性別や宗教、出自をもとに、不当な扱いを受けていたら、平和は存在しませんから。

ですが、世界は変わっています。

1920年、アメリカでも婦人参政権が認められました。それから100年たたない2016年に、ヒラリー・クリントンがアメリカ大統領の選挙に勝つ可能性もでてきました。

単語メモ

abdiquer 退位する

Le roi abdiqua en faveur de son fils. 国王は息子に譲位した。

accéder (情報、権利など)を獲得する

国際女性デー設立の背景

動画に出てくる1917年のできごとは、ロシアの2月革命のことです。

この2月は旧暦(ユリウス暦)で、新暦(グレゴリオ暦)でいえば3月なります。今から書く説明の日付は新暦です。

当時、第一次世界大戦中でした。

このとき、それまで蓄積されてきたロシアの社会的矛盾が表面化し、食料がなくなり、失業者が続出していました。

2月末からストライキが起こり、全市に拡大、3月8日に本格的な闘争になりました。

それ以前に、1904年3月8日に、アメリカで婦人参政権を求めるデモがあり、数年後、この日を女性の権利を獲得するための記念日にしようという動きに発展しました。

ロシアの2月革命で、3月8日(新暦です)に起きたデモも、「3月8日は女性の日」ということを意識して行われたらしい、女性労働者を中心としたデモです(男性は戦場に行っていた)。

だから、流れとしては、1904年のアメリカでのデモ⇒1917年のロシアでのデモ、という形になりますが、1 jour 1 qustionでは、アメリカのデモのことはとりあげていませんね。

アメリカで婦人参政権が獲得されたのは、1920年で、ロシアより遅かったからかもしれません。



国際女性デー、関連動画

■La journée de la femme et son origine

国際女性デーの由来を2分で説明している動画。フランス語の字幕あり。

■8 mars, Journée internationale des droits des femmes.

2017年にフランスの政治家、ブノア・アモンが制作した動画です。こちらも字幕が入っています。

お母さんが、小学生の娘に、Olympe de Gouges(オランプ・ド・グージュ、1748-1793)の言葉を読んできかせます。オランプ・ド・グージュは、フランス革命のころ、女権運動をしていた、フェミニズムの先駆者です。

フランス革命の理念は、「自由、平等、博愛」ですが、この平等の中に、女性は入っていませんでた。政治などの社会参加は、男性の役割で、女性は家で、男性をサポートすればいいのだ、という考え方だったのです。

国際女性デーに関する過去記事もどうぞ。

国際女性デー:エールフランスは女性乗務員だけでエアバスA380を運行

国際女性デーにちなんで~3人の女性の話(1)

国際女性デーにちなんで~3人の女性の話(2)

国際女性デーにちなんで~3人の女性の話(3)

*****

いま、女性が持っている権利は、先人たちが苦労して獲得したものです。

その権利はまだまだ平等とは言えないので、私たち自身も、先人に続いて、女性の権利向上と、平和をめざしていこう、ふだんの生活で障害があっても、知恵と勇気で乗り越えていこう、そんなことを考える日が国際女性デーと言えます。

がんばりましょう。






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