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ルルク運河からパリの東北へ「虎と小鳥のフランス日記」第104話

ルルク運河

ルルク運河

今週の「虎と小鳥のフランス日記」の舞台はルルク運河です。運河を北上し、クリメ橋を超え、ラ・ヴィレット公園が紹介されていました。

たまにあるアントワーヌのナレーションの回です。

アントワーヌというのは、この教材を実際に撮影している人ですが、彼は映像作家で、ドキュメンタリーを撮る仕事もしています。

今回のようなエピソードは、短いながらも彼の一つの作品と呼べますね。

自分で撮影する場所を考え、カメラをまわし、自らが書いた原稿を語り、最後に編集しているのですから。

特に、ルルク運河やアルスナル港あたりは、彼の好きな場所なので、思い入れも入っています。

先生によると最寄りのスターリングラード(Stalingrad )駅から徒歩30分以上の場所をじっくり撮影しているそうです。

とても美しくて感じのいい場所ですよ。

ちなみに、フランス語脳プロジェクトの主催者の織田先生は趣味がマラソンなので、解説の動画を撮る前に、その週のエピソードに出てきた場所を確認しがてら走っています。こちらもおもしろいですね。

さて、私の思う今回の見どころは
1.美しい映像
2.ちょっと難しい書き言葉的文章
3.橋

続きには三つのキーフレーズを書いています。

キーフレーズ1

今回は再びルルク運河に来ました。ルルク運河は東北からパリ市に流れ込み、バスティーユ広場のあたりでセーヌ川に合流します。

ルルク運河

Nous voici de nouveau au canal de l’Ourcq, voie d’eau arrivant à Paris par le nord-est et venant se jeter dans la Seine au niveau de la place de la Bastille.

キーフレーズ2

ここは本当に雰囲気が素晴らしい場所です。

ルルク運河

C’est un endroit dont l’atomosphère est vraiment spéciale.

キーフレーズ3

クリメ通りにある昇開橋をこえると、この運河を北の方へさかのぼることができます。

ルルク運河

Après avoir dépassé le pont levant de la rue de Crimée, on peut continuer à remonter le cours du canal vers le nord.

【ちょっと文法解説】

今回のフレーズは初心者だとわかりづらい文法項目が入っているので、ちょっと説明してみますね。

文法に用のない人や、あまりにも入門すぎる人は飛ばしてください。

キーフレーズ1

voici はêtreのかわり
~にいます、~に到着しました、と訳せます。

voie d’eauは水路。canal de l’Ourcq をvoie d’eauで言い換えています(同格と呼ばれるもの)同じものが並んでいるわけです。

voie d’eauに冠詞がないのは、同格には冠詞がつかないことが多いからです。

ルルク運河は水路で、それがどんな水路なのか、arrivantとvenant という現在分詞を使って説明しています。

北東からパリに流れてくる水路で、バスティーユ広場でセーヌに合流するんですね。

venant se jeter < venir se jeter venir+不定詞は「~しに来る」と訳すことが多いですが、川はべつに意志を持って流れてくるわけではないので、「来て、流れ込む⇒合流します」というふうに訳せるでしょう。 ※単語メモ voie d'eau 水路 voieは交通路、道路 se jeter 流れこむ au niveau de ~のところで キーフレーズ2

dont は『de+名詞』を受けている関係代名詞。

関係代名詞というのは2つの文を結びつける(関係づけている)接続詞の働きをします。そして2つの文章を合体させるときに、前の文章に出てきた何かを代名詞として受ける働きもしているので「関係代名詞」です。

C’est un endroit dont l’atomosphère est vraiment spéciale.

を2つの文にすると

C’est un endroit. これは場所です。

L’atomosphère de cette endroit est vraiment spéciale.その場所の雰囲気はとても特別です。

というふうに書くことができます。de cette endroitがdontに置き換わり、二つ目の文章の前(2つの文章の間)に置かれています。

キーフレーズ3

après avoir dépassé 通り過ぎたあと

これは参考書などには「不定詞複合形」と書いてありますが、

『avoir+過去分詞』という形で、その動作(過去分詞の動詞の示してる動作、と説明するとかえって混乱するでしょうか?)が完了したことを表しています。

avoir dépassé は「通り過ぎた」ということ。

よって

après avoir dépassé は「通り過ぎたあと」になります。

aprèsという前置詞のうしろに動詞が来るときは「不定詞複合形」が来ることになっています。時間的にあとなので、動作が完了してるってことなんでしょうね。

ほかの例)

Après avoir examiné les papiers, il les a signés.
書類をチェックしてから、彼はそれにサインした。

après のあとに名詞が来るときは、そのまま名詞をつければいいです。

例)

Je suis sorti de l’hôpital une semaine après l’opération.
私は手術して一週間後に退院した。

この«après l’opération»を動詞(不定法)を使って書くと

après être sorti de l’hôpital となります。

être sorti が 不定詞複合形。sortir は助動詞としてêtreを使うのでこういう形になります。

après のあとに複合形でない(ふつうの)不定法が続く場合は、熟語で決まった表現です。

例)après manger (食後に)après boire (お酒を飲んだあとで)

※単語メモ
dépasser 通り越す
pont levant 昇開橋(しょうかいきょう)(後述)

***************************************************

【きょうの豆知識- pont levant 昇開橋】

昇開橋は大きな船が通れるように、船全体が持ち上がる船です。

こちらは今回のビデオからクリメ橋が持ち上がるところだけ録画しました。
17秒

PONT EN MANOEUVRE 橋が動きます(橋、稼働中)

levant/levante 昇る 動詞はlever 持ち上げる

昇開橋なんて、船頭さんとか、船の建設をしてる人とか、そういう何か船にかかわりのある人や、橋が好きな人にしかなじみのない言葉かもしれませんね。

このように動く橋を可動橋(pont-movile)といいます。

可動橋にはいくつかの種類がありますが、有名なところでは、昇開橋のほかに

Pont tournant 旋回橋(せんかいきょう) 橋が中心を軸にして回る。

旋回橋

By Y_tambe via Wikimedia Commons

Pont basculant 跳開橋(ちょうかいきょう)いわゆる跳ね橋

跳開橋

By Y_tambe via Wikimedia Commons

などあります。

basculant ← basculer 上下に動く

詳しくは⇒Pont mobile – Wikipédia

私は、わりと橋や川が好きですが、みなさんはどうでしょうか? 

橋の建設は、物理的な技術を駆使した機能と、美的なものを併せ持たせるところが難しく、また楽しいところだと思います。

そんなことに興味がなくても、水辺にある橋の上で、ゆっくり川が流れて行くのを見るのが好きな方もいらっしゃるのでは?

ぼけ~っとできて心が休まるひとときですね。

★関連記事もどうぞ
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堀川をご存知ですか?


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