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フランス語のことわざ29~さじを投げてはダメ!

ブリキの木こり


イラストはフリー素材364 オズの魔法使い ブリキの木こり♪からお借りしました。

今日、ご紹介するフランス語のことわざはこちらです。

さじを投げてはいけない。あきらめちゃだめだ。
Il ne faut jamais jeter le manche après la cognée.

⇒音声はIVONA Text-to-Speech Voices でチェック!
(クリック後、ページが表示されると自動的に音声が始まります)

「さじを投げてはいけない」は私があてた日本語の表現で、フランス語のほうは「斧(おの)のあとに柄(え)を投げてはならない」となります。

「匙(さじ)を投げる」の「さじ」とは?

まず、日本語の「さじを投げる」からご説明しますね。

「さじっていったい何のさじ?」
と思ったことありませんか?

私は、昔は何とも思ってなかったのですが、子どもが生まれてからは、この表現を聞くと、離乳食を思い出していました。

親がどろっとした離乳食をスプーンですくって、赤ちゃん椅子に乗っている子どもの口に持っていっても、子どもはがんとして口を開けません。

なだめすかしても、何度やっても、口を開けません。

そのうち親は切れて、「さじを投げる」⇒「あきらめる」という図式です。

でもこのさじは薬を調合するさじのことだそうです。

漢方のお医者さんが、患者にどんな薬をあげていいのか、どんな治療をしていいのかわからず、さじを投げ出すのです。

つまり、「もうこれ以上、治療ができない、手をつくすことができない」とあきらめて「さじを投げる」のです。

そこから、「見切りをつける、あきらめる」、という意味になりました。

「斧(おの)のあとに柄(え)を投げる」

こちらはお医者さんではなく木こりの話です。

木こりが、木を切ろうと斧を振っていたら、斧の鉄の部分がそのへんの池か何かの水の中に落ちてしまいます。

鉄は重いから深いところに入ってしまったのでしょう。

木こりはそれを引き上げることをあきらめ、柄も水に捨ててしまった、という逸話から、「あきらめる」という意味になりました。

このことわざは、「柄を捨ててはいけない」と言っているのですから、「そんなに簡単にあきらめてはだめ!」というわけです。

確かに落ちた鉄を引き上げるのは大変でしょうが、別の斧を調達するとか、何とかして、「最後まで木こりの仕事をやり遂げよ」、ということです。

前回のシャネルの名言に通じるものがあります。
名言その6~ココ・シャネル~成功する人はどんな人?

失敗や障害があっても、そんなに簡単にあきらめず、知恵をしぼって、工夫して、仕事が完了するまでやり続けることが大事なのです。

【よくわかる!フランス語の文法解説】

★単語の意味

Il ne faut jamais ~するべきでは決してない、~してはいけない

Il faut ~するべきである

ne … jamais 決して~ではない で打ち消しています。

jeter 投げる

le 男性名詞につく定冠詞

manche 道具の柄、取っ手
manche de couteau 包丁の柄
※manche は男性名詞だと、「取っ手」、女性名詞だと「袖」です。
参考⇒男性と女性がある名詞のリスト

après ~の後に

la 女性名詞につく定冠詞

cognée 斧

★直訳

「決して斧のあとに柄を投げてはいけない。」

★補足

jeter la manche après la cognée 部分を
「(最初のつまずきで)すぐにあきらめる、投げ出す、嫌気がさす」という意味でイディオムとして使うこともあります。

フランス語でさじを投げる
jeter l’épongeです。
直訳は タオル(スポンジ)を投げる。
ボクシングから来た言葉です。

英語のことわざでは

Never say die.

「死ぬ」なんて言うな⇒弱音を吐くな。

が近いですね。

とにかく、なんでもあきらめたら、そこが到達点。
どうしても行きたいところ、手に入れたいものがあるのなら、途中で休憩したり、迂回したとしても、最後まであきらめないことが大切なのです。

それでは、次回のことわざの記事をお楽しみに。

       



    • 樋沼達雄
    • 2013年 10月 24日

    Pen さん この諺は知りまんでした。田辺貞之助編には出ています。私が知っていたのは「斧の柄 朽つ をののえ くつ」で「気付かないうちに長い年月がたってしまうことのたとえ」でした。
    源氏物語 松風に
    「千年(ちとせ)も見聞かまほしき御ありさまなれば をののえもくちぬべけれど」 「人々はいつまでも見聞きしていたい(源氏の)ごようすなので、気付かないうちに長い時間もすごしてしまいそうだけれど」
    この出典は
    中国の晋の王賢が、山中で仙人の童子の囲碁をみているうちに、持っていた斧の柄が腐ってしまい、村に帰ると、すでに長い年月が過ぎ、知人がみないなくなったという故事からきています。 中国版「浦島太郎」です。
    斧から受けるイメージも国によってまちまちだなあと感じました。

      • フランス語愛好家
      • 2013年 10月 25日

      樋沼さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
      ほ~、長い年月がたつのを斧の柄がくさるほど、という言い方があるのですね。
      確かに斧の柄は木だから、雨風にさらされると腐ってしまうとは思います。
      でも、囲碁を見ているあいだに斧の柄がくさってしまうなんて、怖いですね。
      気をつけなければなりません。

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