昭和のペンギンが、平成21年にフランス語開始。インターネットがあるから家でも勉強できるよ。あなたも一緒にどうですか?

menu

フランス語の扉を開こう~ペンギンと

歌と訳詞:とどかぬ愛~ジョニー・アリディ

ジョニー・アリディ
黄金のバーリー麦畑

夏の終わりのバーリー麦の畑

きょうは「虎と小鳥のフランス日記」第110話で話題になっているジョニー・アリディの初期の代表曲、Que Je T’aimeを訳してみました。

1969年のヒット曲。邦題は「とどかぬ愛」。う~ん・・。

歌の内容はというと、ラブバラードですが、歌詞をよく見ればわかるように、二人は愛しあっているのです。

プラトニックじゃないほうの愛です。

だから、愛は届いてるような気がするんですけど、あまりに、愛してる!愛してる!と叫んでいるから、届いてないように思われたのでしょうか?

もうこれ以上どうしろというのか?というほどの「愛してる!」連呼ぶりです。

実は私はこのように濃いタイプはあまり好きではないのですが、よい機会ですので、フランスの国民的ヒーローでありロック歌手の彼に敬意を表しまして、訳してみました。

では、まず曲を聞いてください。

レコードにあわせた口パクのようですが、インパクトあります。

というのも、カメラはずっと同じ場所にいます。当時は今みたいに、自在にカメラを動かせなかったのです。

最初はひきの映像で、じょじょにズームアップしていき、あとはずっとジョニーの顔のアップで「愛してる!」「愛してる!」「愛してる!」と続きます。


johnny hallyday que je t aime 1969

・・・西城秀樹を200倍ほど濃くした感じでしょうか?

※歌詞はこちらを参照してください⇒Paroles Que Je T'aime – Johnny Hallyday

いつものように最初のほうだけオリジナルを引用します。

Que Je T’aime
とどかぬ愛

Quand tes cheveux s’ étalent
Comme un soleil d’ été
Et que ton oreiller
Ressemble aux champs de blé
Quand l’ombre et la lumière
dessinent sur ton corps
Des montagnes des forêts
Et des îles aux trésors

きみの髪が
夏の太陽のように広がるとき
そしてきみの枕が
小麦畑を思わせるとき
影と光が
きみの体の上に
山、そして森、宝の島を描くとき

Que je t’aime, que je t’aime, que je t’aime,
Que je t’aime, que je t’aime, que je t’aime !

ああ、なんと君を愛していることか!X6

きみの唇が甘くなるとき
きみのからだが固くなるとき
君の瞳の中に空が映り
ひとつの動きがもう純粋ではなくなる
君の手がひどく求めようとするとき
君の指が躊躇するとき
君が恥じらいを捨て
本当に小さな声をもらす時

ああ、なんと君を愛していることか!X6

もう猫ではなく
メス犬になり
オオカミの呼び声に
とうとう、鎖をひきちぎり
はじめてのため息が、叫び声になり
この僕がノーと言い
君がウイと言うとき

ああ、なんと君を愛していることか!X6

僕のからだが君の上に重なり
死んだ馬のように重く
それがいるのかどうかも
わからない、もうわからない
他人が戦争をするように
僕たちが愛を交わし
僕が、戦いに負け、死にゆく兵士になるとき

ああ、なんと君を愛していることか!X6

※単語メモ

s’étaler 広がる
oreiller 枕
voudraient < vouloir 条件法現在 pudeur (特に性的な事柄に対する)羞恥心、はじらい soupir ため息 meure < mourir(死ぬ)接続法

深読みすれば、もっとエロスの世界を色濃く出せるのですが、今回はできるだけさわやかにまとめてみました。

いきなり枕が出てきます。どうして、枕が小麦畑なのだろうか、そばがらならわかるけど、と思う方もいらっしゃるかもしれないですね。

これは、彼女の髪が金髪で、それがわ~~と枕の上で広がっているから黄金の小麦畑のように見えるのです。

金髪のたとえとして麦畑がよく使われるようです。

以前、「まいにちフランス語」12:初級編L34~動詞prendreで「星の王子さま」第21章を紹介しました。この章では、キツネと王子さまが出会うのですが、そのとき、きつねは王子さまの金髪が小麦畑のようにきれいだ、と言います。

さて、この曲、ライブ会場では大合唱となるそうです。確かにサビの部分は歌いやすいですね。

「虎と小鳥のフランス日記」第95話 ミュージシャンとオートリブ に登場した3人組もこの曲を演奏していて、やはり会場で合唱になり、カミーユも一緒に歌っていました。

一度聴いたら頭から離れないタイプのサビのメロディーです。

いろんな人がカバーしていますが、今回はレーモン・ルフェーブルの演奏をご紹介します。私は、オリジナルよりこちらのほうが好きです。

2分16秒

※YouTubeで見る方はこちらから⇒Raymond Lefèvre とどかぬ愛 t’aime

ジョニー・アリディのベストアルバムを1枚ご紹介します。
THE VERY BEST OF JOHNNY HALLYDAY

これが一番安かったです⇒THE VERY BEST OF JOHNNY HALLYDAY

やはり本国に比べると日本での彼の人気は今一つ、今二つ、三つ・・・∞です。現在でも、Johnny HallydayのCDをジョニー・ハリディと書いて紹介しているのを見ます。

フランス語のHは発音しないので、アリディになるのです。似たような名前を持つフランソワーズ・アルディ(Françoise Hardy)のほうはいつもちゃんとアルディと書いてあり、ハルディという表記は見たことないのですが・・。



    • KinoKino
    • 2013年 7月 23日

    Johnny Hallydayのファンを見て、あの炎の帽子やトライブタトゥーのファンを見てスレイヤーのKerry Kingを思い出しました。

    あの炎の帽子やシャツをフランス人が着ているのには驚きでした。アメリカでいうとナスカーファンの層とジョニーのファン層は似ているのでしょうか?

      • フランス語愛好家
      • 2013年 7月 24日

      KinoKinoさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
      あのカップルは目立っていましたね。確かにスラッシュメタル系の服装でしたが、
      まわりはわりにふつうのTシャツにジーンズ、ジージャンという感じでしたし、
      ジョニー・アリディは国民みんなのアイドルですので、
      必ずしもあれがジョニー・アリディファンの典型だとは思いません。
      最近の、ジョニー・アリディはステージで、ああいうトキトキ(鋲?)のついたレザーの手袋を
      しているので、そっくりそのまま真似しているのでしょうね。

    • KinoKino
    • 2013年 7月 24日

    強烈な印象でした。

    ミッシェル ポルナレフみたいなのがフランスの歌手と思い込んでいたので余計、強烈な印象でした。

    髪型は違うのですか。ユーチューブのジョニーの顔は友達に似ています。その友人はスウェーデン人ですけど。。。。

    これからもフランスの芸能関係、みんなが知っている歌手や俳優、女優や映画の話を虎と小鳥で知ることになるかもしれませんね。

    言葉だけじゃなくて文化も学ぶきっかけになるなと感じています。

      • フランス語愛好家
      • 2013年 7月 24日

      KinoKinoさん、こんにちは。
      フランスにもいろんなシンガーがいるようです。
      言語を学ぶことは、文化を学ぶことなので、
      音楽や映画、文化の話はよく解説に出てきています。
      特に今の虎と小鳥のフランス日記は一応、虎と小鳥や、フランスの
      いろいろな音楽をとりあげることが多いです。
      一年目は、パリをあちこち見るという趣向でしたが、
      だいたい行き尽くしたようなので。

    • KinoKino
    • 2013年 7月 25日

    おーパリを行きつくしたので、音楽やポップカルチャーの話なのですね。

    織田先生は深い話のさわりを星の王子様で触れて刺激を与えてくれますよね。

    うん、うん。英語圏で生活していて、日本人がなぜ会話が続かないか考えたことがあるのですが、言葉の面もありますが、それより大きいのは英語圏の人なら当然知っているようなこと(映画、音楽、コメディーなど)を知らないので、日本に住んでいらっしゃる方で、英語はできるけど話しは続かないとか苦手と思っている人も意外に語学の学習だけじゃない部分も影響しているんだなと感じたことがあります。

    言葉を学ぶことは文化を学ぶことですよね。テストのみで行くとこの部分が欠ける人はでるかもしれませんね。言葉はうまいんだけど、退屈な話になる人。。。

    バランスとれていますよね。フランス語脳プロジェクトは。。。

      • フランス語愛好家
      • 2013年 7月 25日

      KinoKinoさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
      そうですね。最初の1年半ぐらいで行き尽くした感ありますね。
      最近、切り口を変えて、そのへんの人0にインタビューしてますが、
      こういうのは最初はあんまりなかったです。

      確かに、むこうの人が常識として知ってることも知っているほうが
      いいとは思うけど、なかなか難しいですね。
      フランス語脳プロジェクトのネイティブ化(会話講座)では、
      自分のことをちゃんと話せるように、自分の得意分野のトピックで文章を
      ストックしておくように言われます。かなりたくさんの文を。
      そういうふうに話題を準備しておくのもいいかもですね。
      結局、話す内容がないと、挨拶程度で終わってしまうので。

  1. penさん、はじめまして。umi-exと申します。
    今までも、実はひっそりとお邪魔していたのですが、
    >西城秀樹を200倍ほど濃くした感じ
    が 面白過ぎて、初コメントさせていただきました。
    こんなにも情熱的な歌詞なのですね!たしかに200倍です。
    ヒデキもびっくりだと思います。
    penさんの記事で、たくさん勉強させていただきました

      • フランス語愛好家
      • 2013年 7月 26日

      umi-exさん、はじめまして。
      コメントありがとうございます。

      正直、西城秀樹でも私は暑苦しく感じますが、ジョニーのこれは突き抜けていますね。何事も、とことんやるのがよいのでしょう。

      これからもよろしくお願いします。

    • CouCou
    • 2013年 7月 28日

    こんにちは~最近虎と小鳥を始めました。

    西城秀樹より濃いという表現、ぴったりだと思いました~!! Bon! ^^
    楽しい記事ありがとうございました。

      • フランス語愛好家
      • 2013年 7月 28日

      CouCouさん、はじめまして。
      コメント、ありがとうございます。
      ジョニー・アリディの記事を楽しんでいただけて
      よかったです。

      これからもよろしくお願いします^^

  1. この記事へのトラックバックはありません。

*

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

お気に入りに登録してね☆

◆お気に入り登録は Ctrl+D

◆ツイターで更新情報、フランス語の表現などつぶやいてます。
◆つぶやきのログはこちら ⇒pen(@mlle_pen) - Twilog
◆Feedlyでフィードをとって読むと何かと便利↓↓penも愛用中
follow us in feedly

逆アクセスランキング☆彡

毎月1日にリセットします
どなたもふるってご参加を!
2以上のアクセスから参加できます(^O^)/
アクセスランキング

アーカイブ

このブログの運営者

運営者こんにちは。フランス語愛好家のpenと申します。 フランス語を自宅で学習して正味3年8ヶ月です。おもにインターネットの講座とラジオ講座(ストリーミング放送)を利用してます。学習するにつれて自分の世界がどんどん広がってきました。
このブログには日々の学習や、フランス語について書いています。コツコツ謙虚に学んでいきたいです。もう少し詳しい自己紹介はこちら⇒penはこんな人
プライバシーポリシー・免責事項・著作権

お問い合わせはこちら

お問い合わせはこちらからどうぞ
封筒
⇒お問い合わせフォームへ

お気軽に^^