シャネル5番

ファッション

発売100周年を迎えたシャネル5番(香水)

シャネルの香水、Numéro 5 (ニュメロ・サンク)が、今年(2021年)、発売100周年を迎えたと伝える2分20秒のニュースクリップを紹介します。

タイトルは、Le Numéro 5, mythique parfum Chanel, fête ses 100 ans(5番、シャネルの神秘的な香水が100周年を祝う)

2021年の2月に放映されたニュースです。

有名な香水、シャネルの5番は、1921年に発売されました。

シャネルの5番

2分22秒

Le Numéro 5:トランスクリプション

Pour la première fois, Marion Cotillard prête son visage à un parfum ou plutôt à un mythe. Le Numéro 5 qui fête ses 100 ans. Alors pour cet anniversaire du parfum le plus porté sur Terre, l’actrice est allée jusqu’à décrocher la lune.

Sur un parfum si mystérieux, on s’imagine pas en fait tous les éléments du mystère.

1921, Chanel règne sur la couture parisienne et a l’idée d’un parfum révolutionnaire. La mode est aux soliflores : des fragrances avec une seule fleur. Elle demande à Ernest Beaux, un parfumeur de Grasse, de lui créer un bouquet de quatre-vingts senteurs dont du jasmin à profusion, la matière la plus chère de l’époque. Ernest Beaux ajoute à la formule des aldéhydes, un composant de synthèse qui exalte les senteurs. C’est l’un des ingrédients secrets du Numéro 5.

On est face à une odeur indéfinissable, mais comme le dit elle-même Chanel : un parfum de femme à odeur de femme. Ce qui est pour l’époque une audace de langage inimaginable, puisque la femme ne doit pas sentir la femme, la femme doit sentir la fleur, elle doit surtout sentir la vertu.

Autre idée de génie, le flacon épuré, minimaliste, inspiré d’une fiole de laboratoire et son bouchon qui rappelle la géométrie de la place Vendôme, le symbole du luxe. Puis, il y a ce nom magique, un simple chiffre, Number 5.

La légende raconte que, effectivement, c’est le 5ème essai de Ernest Beaux qu’elle retient comme étant son parfum. Et il se trouve que le numéro 5 est son chiffre porte-bonheur.

Côté promotion, Chanel sait y faire. Première à poser en 1937 dans un magazine de mode pour une publicité de son propre parfum. À la libération, les GI’s font le siège des boutiques pour rapporter un peu de Paris outre Atlantique. En 1952, Marilyn devient la plus glamour des ambassadrices avec cette réplique pleine d’esprit. Un journaliste qui lui demande ce qu’elle porte pour dormir.

Alors j’ai répondu Chanel N°5… Parce que c’est la vérité… Vous savez, je ne vais pas dire “nu”… Mais c’est la vérité…

Ultime reconnaissance, en 1959, le « 5 » entre au Musée d’Art Moderne à New York avec des sérigraphies d’Andy Warhol. Un parfum érigé en œuvre d’art qui s’offre aussi des timbres pour la Saint-Valentin, signature d’une couturière visionnaire avec un sacré savoir-flair.

☆トランスクリプションの引用元⇒100周年を迎えたシャネル5番(香水)

シャネルの5番、和訳

初めて、マリオン・コティヤールが香水に、いえ、むしろ神話に顔を添えました。

5番が100周年を迎えました。

地球上でもっとも使われている香水のこの記念日に、コティヤール(この女優)は、月を手に入れるところまで行きました。

- こんなミステリアスな香水には、神秘的な要素のすべてが感じられます。

1921年、パリのクチュールを牛耳っていたシャネルは、革命的な香水のアイデアを思いつきました。

当時、ソリフロール(soliflore)という、1つの花の香りだけを使った香水が流行っていました。

シャネルは、グラースの調香師のエルネスト・ボーに、80の香りをもつ花束のような香水を作るよう依頼しました。当時もっとも高価だったジャスミンをふんだんに使った香りです。

エルネスト・ボーは、香りを強める合成香料のアルデヒドを加えました。

アルデヒドは、5番の秘密の材料の1つです。

- 言葉で言い表せない香りですが、シャネル自身が言ったように、「女性の香りをもつ女性の香水」です。

当時としては、想像できないほど大胆な言葉です。というのも、女性は、女性の香りがしてはいけないのです。女性は、花の香りがすべきでした。何よりも、美徳という香りが香っていなくてはなりませんでした。

もう1つ、天才的だったのは、洗練されてミニマルな、実験用のフラスコから着想を得たボトルです。栓は、ヴァンドーム広場の幾何学模様を思い起こさせ、ぜいたくの象徴です。

さらに、魔法のようなネーミング、シンプルな数字である、5番。

言い伝えによれば、エルネスト・ボーが5番目に作った香水を、シャネルは選びました。

5は、シャネルのラッキナンバーだったのです。

シャネルはプロモーションを心得ていました。

1937年、香水を宣伝するため、シャネルは、はじめて、雑誌でポーズを取りました。

パリが解放されたとき、米軍兵士は大西洋を越えて、少しでもパリらしいものを持ち帰るために、シャネルのブティックに詰めかけました(←包囲しました)。

1952年、ウィットに富んだ返答で、マリリンは、もっとも魅力あるアンバサダーとなりました。

あるジャーナリストが、彼女に寝るとき何を着ているのか聞きました。

- だから、シャネル5番と答えました。だって、本当なんだもの。「裸」とは言わないわ。でも、本当なのよ。

究極の評価は、1959年に、ニューヨークの近代美術館に、5番が、アンディ・ウォーホルのシルクスクリーンの作品となって、入ったことです。

芸術作品となった香水は、バレンタインデーの切手にもなりました。先見の明のあるファッションデザイナーのたぐいまれなセンスをよく表すできごとです。

単語メモ

décrocher la lune  月を取る⇒不可能なことを試みる

un soliflore  一輪挿し

un composant  成分、構成要素

une synthèse  合成

exalter  ~を強める

une senteur  香り、香気

épuré  純化された、浄化された

une fiole (特に薬瓶として用いる口の狭い)ガラス瓶

faire le siège de qc   ~を包囲する

une réplique  (素早い)返答、受け答え

une sérigraphies  シルクスクリーン印刷

un flair  (動物の)嗅覚、勘

シャネル5番・関連動画

マリオン・コティヤールの出演したシャネル5番のCM

1分

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*****

シャネル5番に関するニュースを紹介しました。

発売後100年たっても、売れているなんてすごいですね。

シャネルは、その時代にはなかった、ごく普通の女性がつけるための香水を作ろうと考えて、エルネスト・ボーに依頼しました。

動画にあるように、当時の香水は1つの花の匂いか、動物から取った1つの匂いだけで作られていて、今のように、香りを調合することはなかったそうです。

そんな時代に、ボーは、さまざまな花の香りを混ぜ、アルデヒドという合成香料も作って混ぜ、5番を開発したのです。

ボーは香水のサンプルを24個作りましたが、シャネルが選んだのは5と書かれた瓶でした。

名前も、シンプルに5番としたのです。






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