苦手意識を持つ人が多い、フランス語の数字をゆっくりチェックしています。かくいう私もそうです。今回は10です。
数字 «10»
10 はdix ディス です。
six と同じように最後のx はsの発音です。
発音はこちらで確認してください。
最後のSの発音が続く音によって落ちたり、にごったりします。
子音(と無音のh)の前 ディ
母音の前 ディズ
その他の場合 ディス
たとえば
dix crayons ディクレヨン 10本の鉛筆
発音はこちら ▲をクリックすると音が聞こえます。
dix ans ティゾン 10歳
語源と派生語
語源はラテン語のdecem⇒dis
派生語
dixième 10番目の、10分の1
déca- 10,10倍の意味の接頭語
décembre 12月 10番目の月 octobre, nobembreと同様、3月から数えています。古代ローマ暦は3月が年の始まりでした。
この続きはこちら⇒フランス語の数字【第12回】0(ゼロ)~10(ディス)の復習
★このシリーズを最初から読む方はこちらからどうぞ⇒フランス語の数字【第1回】~0(ゼロ)
映画 『10日間で男を上手にフル方法』
dix がタイトルに入っている映画をご紹介します。
今回もアメリカ映画のフランス語版です。
Comment se faire larguer en 10 leçons
2003年 Donald Petrie(ドナルド・ペトリ監督)
フランス語のタイトルは「相手からふられるための10のレッスン」
larguer は 綱などをゆるめること。
se larguer 自分自身をゆるめる、縄からとく⇒厄介払いする、縁を切る、捨てる
se faire larguer 自分を捨てさせる⇒相手からふられる。
「こうしたらふられる」というのはいわゆる逆ハウツーです。こういうことしたら嫌われるからやめましょう、ということ。
それでは予告編をごらんください。
11秒のところで、編集長がタイトルを言います。また、最後にナレーションでタイトルが読まれます。
映画の内容はニューヨークを舞台にしたロマコメ。主人公のアンディは雑誌記者。「10日間でふられる方法(フランス語版で10のレッスン)」という記事を書くことになります。
片や広告マンのベンは、10日で女性をものにしたら、宝石会社の宣伝を担当できる、という賭けをします。
ともに自分のキャリアのために恋愛相手が必要なのです。そんな二人が付き合い始めたら・・・。予告編を見ただけで結末がわかりますね。
オリジナルの英語版はこちら
dix を使った表現、文章
dix fois 10回(も)
en dix lignes 10行で、わずかな言葉で、簡潔に
huit ou neuf fois sur dix 十中八九
Ouvrez le livre à la page dix.
本の10ページを開けてください。
相手にふられるのって簡単です。自分がやられていやなことをやればいいのですから。でも、10日は持たせないといけないので、そのへんは難しいですね。
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