フランス語の数字をチェックしています。前回は«1»でした。
きょうは«2»です。
数字 «2»
2 は deux です。
読み方は ドゥ
発音はこちら
deux の eu が「ウ」という音、最後のxは発音しません。
発音しませんが、このxはsの仲間で、あとに母音が続くと、リエゾンして音が発生します。
deux enfants (2人の子ども)ドゥゾンフォン
発音はこちら ▲を押すと音が聞こえます。
avec deux amis (2人の友だちと) アベックドゥザミ
発音はこちら
deux heures ドゥザ~ 2時
deux ans ドゥゾン 2年間
昔、バレエのお稽古が出てくるドラマで、「アン、ドゥ、トワッ(1,2,3)」と掛け声をかけていました。そうしたもので、deuxになじみのある方も多いかもしれませんね。
deux の語源はラテン語の duōs(duo – 2 の複数)。音楽のデュオ(duo)も同じ言葉から生まれました。
二倍の、二重の はdouble(ドゥーブル)です。
«1»はこちら⇒フランス語の数字【第2回】~1(アン)
映画 『恋のエチュード』
deux がタイトルについている映画をご紹介します。
Les Deux Anglaises et le continent
François Truffaut(1971)
私の好きなトリュフォー監督の映画です。
原題の直訳は「2人のイギリス人女性と大陸」。「突然炎のごとく」と同じ、アンリ=ピエール・ロシェ(Henri-Pierre Roché)の同名の小説を映画化したものです。
※「突然炎のごとく」とロシェについてはこちらに詳しく書いています⇒突然炎のごとく~フランス語入門日記第23回
20世紀初めのパリが舞台の、三角関係がテーマの映画です。
ちなみに、フランス語で三角関係は«un triangle amoureux»(アン トリヨングル アムルー)です。
この映画はヒットしなかったのですが、映像や音楽はきれいです。
2人の英国人は姉妹で、お姉さんのほうがロダンの彫刻が好き。バルザックやロダンの名前も会話にでてきます。
予告編 約2分12秒
映画のタイトルは言われませんが、開始、36秒あたりで、クロードのお母さんが«Ils aiment toutes les deux ! »というのでdeuxを聴きとってみてください。
deux を使った表現、文章
la leçon deux 第2課 ラ レソン ドゥ
Napoléon II ナポレオン2世
Ma fille a deux ans. マ フィーユ ア ドゥゾン
私の娘は2歳です。
J’habite à deux pas d’ici. ジャビート ア ドゥ パ ディシ
私はすぐこの近くに住んでいます。
※この場合のdeuxは わずかな、少しの、という意味です。
Jamais deux sans trois. ジャメ ドゥ ソン トロワ
ことわざ 2度あることは3度ある。
※カタカナはあくまでも発音の目安です。
この続きはこちらから⇒フランス語の数字【第4回】~3(トロワ)
deuxは短いし、デュエットとか、デュアルという言葉の連想から、覚えやすいですね。
この記事へのコメントはありません。