慣れないと難しいフランス語の数字シリーズ第35回は1 000~9 999です。
4桁の数字も3桁の数字もパターンは同じ。
本日初めて学ぶのは1000という数字です。
1 000とその倍数
フランス語で1000は mille ミルです。
1 000の倍数は、100の倍数と同じ要領で前に1の位の数字をつけます。
1 000 mille, 2 000 deux mille, 3 000 trois mille ….
ほかの数字は、1 000の位の数字に、3桁の数字をつけます。
★注意点
●1 000 は単に mille で、un milleとは言いません。
●mille と cent のあいだにトレデュニオン« – »はありません。(※1990年の正書法では、すべてトレデュニオンで結びます。)
●1 001 は mille un ですが、 名詞が後ろにくるときしばしばmille et un(e)となります。
●mille は単複同形。(cent の整数倍には語尾に Sがつきますが、milleはつかない。)
例:20万 deux cent mille(海里を表す「マイル」や英語の距離を表す「マイル」と区別するため)
●1 100~1 900代の数は onze cent(s) = 1 100 (11 x 100), deuze cent(s) = 1 200(12 x 100)…という表記もあります。
●年号に限って mille がほかの数詞を伴う場合milと表記することがあります。
例:西暦1990年 l’an mil neuf cent quatre-vingt-dix
●4桁の数字を書き表すとき 千の位取りとして、4.000 と英語や日本語で« ,» ヴィルギュル を使うところで« .» ポワンを打ちます。あるいは単にスペースをあけます。
ちなみに、少数点は« .» ポワンではなく、« ,» ヴィルギュルです。
例:円周率:3,14
関連⇒フランス語のアクサン(つづり字記号)と句読点のまとめ
以下ランダムに数を書いておきます。
1 001 mile un
3 100 trois mille cent
4 200 quatre mille deux cents
5 260 cinq mille deux cent soixante
6 689 six mille six cent quatre-vingt-neuf
7 580 sept mille cinq cent quatre-vingts
mille は、「多数の、数限りない」という意味もあります。
Il m’a donné mille soucis.
彼は私にさんざん心配をかけた。
数字の発音確認用動画 4分41秒
1 000以降の数字(100億の単位まで)です。
注意書きで書いたことが英語で説明されおり、おしまいのほうに練習できる箇所があるのごらん下さい。
大きい数字は慣れないと学習者にはストレスかかりますね。
Mille foir par jour – Régine
mille がタイトル、歌詞に入っている歌をご紹介します。1966年にでた、シンプルな歌です。
冒頭の歌詞
Mille fois par jour
J’entends la même chanson
Mille fois par jour
Des filles quittent des garçons
On dirait que ces gens-là
Ne cherchent à s’aimer
Rien que pour avoir la joie
De se séparer
1日何度も
同じ歌を聞くわ
1日に何度も
女の子たちが男の子たちの元を去る
こういう人たちって
別れることうを楽しむために
恋に落ちているみたいね
歌詞はこちら⇒Mille Fois Par Jour Paroles – RÉGINE – GreatSong
Régine は本名Régine Zylberbergで、1929年生まれのベルギー出身の歌手。両親がポーランドのユダヤ人で第二次世界大戦中は、フランスで隠れて暮していました。昔はとてもまずしかったそうです。
戦後、パリのナイトクラブのマネージャーになり、今のクラブに通じる店作りに手腕を発揮したのを皮切りに、ナイトクラブ経営のビジネスで成功します。
まずパリに、 Chez Régineという店をオープン。この店が大変話題になり、ロンドン、ニューヨーク、モンテカルロ、その他の都市にもオープン。
彼女は、パリでウェスト・サイド・ストーリーの公演でツイスト(踊り)を見て、すぐにそれを友だちに教えました。
1970年代は、セレブの友だちがいっぱいいて、ナイトクラブのビジネスで大儲けをし、フランスのメディアをにぎわしていました。
その後、ニューヨークに移りすみ、ホテルに住みながら、そのホテルにも自分のクラブをオープン。当時、世界中で25のクラブを持っていました。
レジーヌはビジネスの才覚があり、たたんでもシワにならないイブニングドレスをデザインして売り出したりもしています。
ビジネスの傍ら、歌も歌い、映画にも少し出ていました。現在はアメリカ在住です。
この続きはこちら⇒フランス語の数字【第36回】4桁の数字の復習~年号
★このシリーズを最初から読む方はこちらからどうぞ⇒フランス語の数字【第1回】~0(ゼロ)
数字で1番難しいのは、二桁までといいますが、大きい数字も口からさっと出すのは大変ですね。
練習するしかないですかね。
こんばんは(^O^)
ちゃんと更新通知、届いていますよ♬♪
やっぱり更新通知が届くと、忘れずにブログが読めるので便利!
更新通知届くのが楽しみです(((o(*゚▽゚*)o)))
数字…ランダムに書いてくれてる数字3100はまだしも、
6689などの中途半端な数字は、聞き取るだけで大変そうですね(>_<)
というか、フランス人が6689を言うとどんな発音になるんでしょうかね?
スィスミルスィスセンキャトヴァンヌフ(読み方合ってるか分かりませんが)
これをすごい早口で言う感じなのかなぁ〜とか思ったりしてます(^_^;)
かぢゅ*さん、こんにちは。
6689なんて、日常生活では言わないと思うけど(日本語といっしょで)
数学の時間とか統計学の時間で言うかも。
たいてい四捨五入すると思うので。
フランス人はとにかく早口で聞き取れないと思います。
重要な数字は筆談も交えたほうがいいかも。
更新通知が届くのが楽しみだなんて、うれしいことを言ってくれますね。
これからもがんばって更新しますね。
よろしくお願いします。
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