慣れないと難しいフランス語の数字を少しずつ学習しています。第53回はローマ数字の後編です。
フランスでは、思いのほかローマ数字が使われているので読めるようにしておくと便利です。
どんなときにローマ数字が使われるのかについては、前回の記事をごらんください⇒ローマ数字~フランス語の数字【第52回】
今回は、10より大きいローマ数字を読んでみます。
ローマ数字 1~100
前回3つのシンボルを覚えました。
I 1
V 5
X 10
この3つで、1から39までは表記できます。
たとえば、39はXXXIXです。
新しく2つのシンボルを紹介します。
L 50
C 100
書き方の要領は同じで、40 は 50-10 だから、L(50)の左側にXおいてXL
ここで1つルールがあります。左に置いてマイナスを表すシンボルはI,X,Cだけを使います。
たとえば45はXLV (50-10+5)(あるいは-10+50+5と考えたほうがわかりやすいでしょうか)と書き、VL (50-5)というふうには書きません。
また下の表を見るとわかると思いますが、10の位(一番左のシンボル)はいつもそろっています。たとえば、49はXLIX(-10+50)+(-1+10)と書き、IL(50-1)とは書きません。40~49は10の位はみんなXL(=40)と書きます。
8はVIII(5+3)であり、IIX(10-2)とは書きません。
それでは1から100までをごらんください。
さらに大きなローマ数字
500と1000は以下のアルファベットで表します。
D 500
M 1000
書き方の要領は同じです。
100 C
200 CC
300 CCC
400 CD
500 D
511 DXI 500+10+1
600 DC
614 DCXIV 500+100+10+4
700 DCC
750 DCCL
800 DCCC
900 CM
1 000 M
2012 MMXII
1975 MCMLXXV
もしシンボルの上に横棒がついていたら、それは大きな数字です。タイプできないので、書きませんが、横棒1本でX1000。つまりVの上に横棒がついてたら、5000です。
☆こちらで1~3999までのローマ数字が参照できます⇒Chiffres romains de 1 à 400
☆アラビア数字とローマ数字の変換するツールもたくさんあります。
たとえばこれ⇒Roman Numerals Converter
ローマ数字・復習用動画
フランス語でシンプルに説明してくれています。2分30秒。
こちらは英語で説明しています。
ローマ数字の足し算や掛け算をやっています。数学が好きな人むけ。6分
☆フランス語でローマ数字の読み方をレクチャーしている動画を紹介⇒ローマ数字の復習。1から100まで読めるようになろう。
ローマ数字は今回で終わります。
この続きはこちら⇒時間の表現~フランス語の数字【第54回】
☆数字の記事のまとめはこちら☆
数字の記事のまとめ その1 0から18まで
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フランスではわりとローマ数字がよく使われるので、慣れておくと便利だと思います。
わかりやすい説明、いつもありがとう!!
kazuさま
こちらこそ、いつも記事を読んでいただき、
ありがとうございます。
Merci mille fois.
pen