「虎と小鳥のフランス日記」のバックナンバー、第63話を見ました。今回のトピックはサッカーです。
トロカデロ広場に設置された巨大スクリーンに、UEFA欧州選手権の準決勝が中継され、それをみんなで鑑賞しつつ応援。2012年6月末のことです。
まだ陽の高いうちは、ピクニックをしていて楽しそうです。
サンプルビデオがあるのでご紹介します。
★2015/01/24追記
「虎と小鳥のフランス日記」の配信が終了したため、サンプル動画も削除されました。あしからずご了承ください。
試合はフランス対スペイン。もちろん、大半の人は、フランスを応援していましたが、試合の結果は残念なことに。
★きょうのメニュー
それでは、復習行ってみよう!
サンプル部分のスクリプトと和訳
Lors de la Coupe d’Europe des Nations de football 2012, la France et L’Espagne se sont affrontées en quart de finale.
A cette occasion, un écran géant a été installé dans les jardins du Trocadéro à Paris.
2012年のUEFA欧州選手権で、フランスとスペインは準々決勝で対決しました。
この機会に、パリのトロカデロ公演に大きなスクリーンが設置されました。
la Coupe d’Europe des Nations de football UEFA(欧州サッカー連盟)が主催するナショナルチームによるサッカーの選手権大会。4年に1度、ワールドカップの中間の年におこなわれます。
s’affronter 敵対する
quart de finale 準々決勝
準決勝はdemi-finale 決勝は finale
3つのキーフレーズ
私は関係ありません
フランスチームの試合ぶりに、サポーターが怒って暴動が起こりました。
撮影しているアントワーヌにむかって、ある男性が自分を撮影しないでほしいと言います。自分は暴動には関係ないから、と。
僕は関係ないです。
J’ai rien à voir.
n’avoir rien à voir (avec …) ~と何の関係もない。
のneが省略された形。
Je n’ai rien à voir avec cette affaire.
私はその件に全くかかわりがありません。
C’est n’a rien à voir.
それは何の関係もありません。的外れです。
n’avoir rien pas grand-chose à voir avec とすると
あまり関係がない
avoir à voir avec ~と関係がある
~が起こる
アントワーヌが観客の一人にインタビューします。
何が起こったのですか?
Qu’est-ce qu’il s’est passé ?
il se passer ~が起こる
これの複合過去形なので
il s’est passé
代名動詞の複合過去形はêtreを使います。
サンプル部分のla France et L’Espagne se sont affrontées en quart de finale も、代名動詞 s’affronterの複合過去形です。êtreを使うので、過去分詞が主語の性数に一致しています。
Qu’est-ce qu’il s’est passé ?
これはこのまま覚えておくと便利です。
あなたは正しい
カメラに映るので、インタビューに答える前に、メガネをとった男性。友だちが言います。「メガネをはずしてね。そのほうがいいわ。正しいわ」。
正しいわ。
T’a raison.
T’a = Tu as
早くしゃべっているので、tuのuの発音が抜けています。
avoir raison で 正当である、正しい
Tu a raison. きみは正しい。
Vous avez raison. あなたの言うとおりです。ごもっともです。
トロカデロ公園 Jardins du Trocadéro
エッフェル塔をはさんでシャン・ド・マルス公園の反対側に広がる公園です
シャン・ド・マルス公園についてはこちらをどうぞ⇒第60話 理想的な日曜日その2 シャン・ド・マルス公園でジョギング
住所:Place du Trocadéro, 75116 Paris, France 16区
ここは1937年のパリ万博のためにもうけられました。
シャイヨー宮(Palais de Chaillot)の両側に英国式の公園(jardins à l’anglaise)がひろがります。中央にワルシャワの噴水(fontaine de Varsovie)。周囲にさまざまな彫像があります。
噴水には水の吹き出し口が20個あります。
暑い夏場は、みんなそこで水浴びをします。猛暑の一日、この噴水に飛び込んでいる人のニュースがたまにありますね。
夜になると、噴水のまわりがライトアップされます。エッフェル塔もライトアップされるので、すばらしい夜景です。
レ・ブルー
この日、フランスのナショナルチーム、レ・ブルー(Les Bleus)はスペインに負けました。それだけでなく、とてもマナーが悪く、士気が感じられなかったので、サポーターが怒ったのです。
ふだん、レ・ブルーがどんなチームなのか、私は知りませんが。
この年のレ・ブルーについては以前子ども新聞の記事を訳していますので、よろしければごらんください⇒何がレ・ブルー(Les bleus )に起きているのか? 子ども新聞 1jour1actuは有料になったので、過去記事は閲覧できませんが。
いかがでしたか?
フランス人はサッカーが大好きです。
日本人がプロ野球や高校野球に熱くなるのと同じでしょうね。
私は、野球にもサッカーにも全く関心がないです。
野球は子どものとき一度だけ球場で見たことがあります。中日ドラゴンズの試合に父親に連れられて弟と3人で行きました。私は小学校6年ぐらい。ナゴヤドームではなく、ナゴヤ球場です。
父が、チケットを買うとき、だふ屋のおじさんが近づいてきました。「いい内野席があるから買わないか」と。
父は「子どもがいるから、いらない」と断りました。するとだふ屋のおじさんが「子どもなんか外野席に放り込んどけばいい」と言ったのです。
一瞬外野席に放り込まれるのかとドキドキしましたが、やはり父は断り、3人並んで野球を見ました。どこに座ったのかは忘れてしまいましたが、だふ屋のおじさんの言葉はいまだに覚えています。
ふつう、一人で見たければ、子ども連れて行きませんよね?
今夏のワールドカップでは、レ・ブルー頑張りましたね。
規律のある良いチームで国民の支持も高かったし。
2年後にはユーロ自国開催なので、ぜひ、宿敵ドイツを負かしてほしいものです。
アンさん、こんにちは。
レ・ブルー、今シーズンはがんばっているのですね。
なるほど、2年後はUEFA欧州選手権の開催国なのですか。
それはさぞかし盛り上がるのではないでしょうか。
コメント、ありがとうございます^^