パリ

虎と小鳥のフランス日記

パリの教会コンサート~『虎と小鳥のフランス日記』第151話

今週の「虎と小鳥」は、教会で行われた声楽のコンサートが舞台です。

前回、第150話のエピソードで登場した、ソプラノ歌手のさゆりさんが、その夜行ったものです。

さゆりさんは現在、パリ地方国立音楽院の演奏家課程に在学中。
動画では、さゆりさんたちの歌をたっぷり聞くことができました。

サンプルでその一部をお聞きください。

★2015/01/24追記
「虎と小鳥のフランス日記」の配信が終了したため、サンプル動画も削除されました。あしからずご了承ください。

いいですね~。バッハ。

今回のビデオでは発話は少なく、どちらかというと音楽を楽しむ内容です。

きょうのメニュー

  • 今週の表現3つ
  • バッハのアリア「あなたがそばにいるなら」(BWV508)
  • それでは復習行ってみよう!



    今週の表現3つ

    最初の2つの表現はお礼の言い方です。
    同じ場所で使われているので、まとめ紹介します。

    Merci,c’est gentil.と merci de + 不定法

    コンサートのあと、カミーユとさゆりさんの会話。

    カミーユは、
    C’est impressionnant. C’était super beau.
    素敵ね。とってもきれいでした。

    それに対してさゆりさんが

    ご親切にありがとう。来てくれてありがとうございます。

    パリの教会のコンサート

    Merci, c’est gentil. Merci d’être venus.

    ■ Merci, c’est gentil.
    ご親切にありがとうございます。
    どうもありがとうございます。

    この文はこのまま覚えるといいですね。

    ■ merci de + 不定詞 で
    ~してありがとう。

    コンサートに来たのは過去のことなので、venir を過去形(助動詞+過去分詞)にして être venus

    venirは助動詞にêtreをとります。
    過去分詞 venus が複数形になっているのは、カミーユとアントワーヌの2人に「来てくれてありがとう」と言っているから。

    ほかの例:
    Merci de m’avoir aidé.
    手伝ってくれてありがとう

    comme ~として

    アントワーヌとえりさんの会話。
    えりさんは、パリに留学中のオペラ歌手で、第143話に登場しました。
    オペラコンサート@パリ国際大学都市

    今回は、観客として登場。

    オペラを歌う時、何語がいいですか?フランス語で歌うのがいいですか、イタリア語、それともドイツ語?

    パリの教会のコンサート

    Quand, quand toi tu chantes de l’opéra, qu’est-ce que tu préfères comme langue ?

    Tu préfères chanter en français, en italien, ou en allemand ?

    ■ comme + 無冠詞の名詞 ~として

    Qu’est-ce que vous prenez comme boisson ?
    飲み物は何になさいますか?

    La phrase est donné comme exemple.
    そのフレーズは例としてあげられた。

    Que veux-tu comme cadeau ?
    プレゼントは何がほしいですか?

    ※commeはいろいろな用法がありますね。
    こちらで、まとめています。
    L42 フランス人の結婚観

    このとき、オペラに出てくる言語の選択肢としてフランス語、イタリア語、ドイツ語、英語、日本語などが出てきました。

    えりさんは、イタリア語が話せるのでイタリア語がいいと答えていましたよ。オペラを歌う人は職業がら、多言語を学習しているのでしょうね。

    150話はこちら⇒パリのカフェでおしゃべり



    バッハのアリア「あなたがそばにいるなら」(BWV508)

    冒頭、さゆりさんが歌っていた曲です。
    ドイツ語のタイトルはBist du bei mir
    『アンナ・マグダレーナ・バッハの小曲集 第2巻』 に入っています。

    バッハ作曲となっていますが、近年の研究で、ゴットフリート・ハインリヒ・シュテルツェルが作曲したオペラ『ディオメデス、または、罪なき勝利(Diomedes, oder die triumphierende Unschuld)』の中にあったメロディがもとになっている、ということがわかりました。

    このオペラの楽譜は残っていません。だからずっとバッハの作曲となっていました。

    それにしても、こんな昔のこと、どうやって突き止めるんでしょうね。

    参考⇒Bist du bei mir — Wikipédia

    歌の内容は、あなたがずっとそばにいてくれたら、私は永遠に幸せだ、たとえ自分が死んだとしても(これから死ぬのかもしれません)、といった感じ。

    私、ドイツ語、全く知りませんので、ウィキペデイアにあった歌詞をGoogleに翻訳してもらいました。さすがにバッハが目をつけただけあり、とてもメロディの美しい曲ですね。

    有名な曲で、いろんな人が歌っているし、楽器でも演奏されています。

    さゆりさんと同じ、教会で歌っているバージョンをご紹介します。パリを拠点に活動している日本人のソプラノ歌手、秦 茂子(はた しげこ)の歌です。

    以前、勉強法ミニレポートを全員プレゼントしていたときのアンケートで、オペラの話題を書いてほしい、という方がいらっしゃいました。

    そこで、ゆりさんの回では、モーツアルト、今回はバッハのアリアを取り上げましたが、どんなもんでしょうか?

    また、感想など教えてくださいね。

    こちらの記事⇒歌と訳詞:Tant que vivray(花咲く日々に生きるかぎり)~クロード・ド・セルミジで書きましたように、私は高校生ぐらいのときからバロック音楽が大好きでした。毎朝NHK-FMの「バロック音楽のたのしみ 」を聞いてから、登校しておりました。

    当時流行っていたディープ・パープルなどの、英国のハードロックも好きでしたけどね。朝はバロック、夜はハード・ロックとダブルロックな生活をしていたのを思い出しました。

    ところで、秦 茂子は、今回登場したさゆりさんのいわば目標にあたりますよね?パリのどこかの音楽院で教鞭もとっておられるようです。

    さゆりさん(なんと二児の母)の夢は世界中で歌うこと。

    さゆりさんの夢がかなうといいですね。






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    コメント

      • 樋沼達雄
      • 2014年 5月 24日

      Pen さん
      第151話 のビデオの最後に曲目が紹介されており、Bach は
      ist du mein herz と書かれてありましたが、さすがPen さんは
      ビデオに収録されている音楽を迷わず紹介されたことに、感服しました。
      脱帽です。 樋沼

        • フランス語愛好家
        • 2014年 5月 25日

        樋沼さん、こんにちは。

        ist du mein herz ってこの曲の別名なんでしょうかね?
        「迷わず」というか、私、ドイツ語さっぱりわからないので、Googleに翻訳を助けてもらいましたけど。

        いつも記事を書くまえに、それなりにリサーチしています。
        コメント、どうもありがとうございました。

      • 樋沼達雄
      • 2014年 5月 26日

      ビデオで紹介されていた曲目 Bist du mein herz をGoogle でしらべましたが、見つかりませんでした。そこでさゆりさんにメールで確かめたところ、Pen さんの言う通りでした。私が感服したのは Pen さんの音楽を聴き取る力です。再度 脱帽。

        • フランス語愛好家
        • 2014年 5月 27日

        樋沼さん、こんにちは。
        再度のコメント、ありがとうございました。

        え、さゆりさんに問い合わせたんですか。
        それもすごいですね。

        いや、音楽を聴き取る力なんて、ありませんが・・・
        バロック音楽は中学生のときから好きでよく聞いてますけど。

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