ネーミングに使えそうなかわいいフランス語を紹介しています。
今回は、bonbon(ボンボン)に関係のある単語を25個、集めました。bonbon は、あめ、キャンディー、砂糖菓子のことです。
『あめ』は、なめるものですが、bonbon は、砂糖菓子一般で、ふつうに食べるお菓子も含まれます。辞書によれば、bonbonは、『砂糖やあめを主体とする、一口大の菓子』です。
なお、ベルギーでは、bonbon はビスケットのことです。
ボンボンのいろいろ
ボンボンはたいてい複数形で出てきますが、すべて単数形で書きます。(f)とあるのが、女性名詞で、それ以外は男性名詞です。
bonbon fourré ボンボン・フュレ 果物のゼリーやリキュール入りボンボン、fourré は ~が詰まった、~入りの、という意味。
bonbon au chocolat ボンボン・オ・ショコラ チョコレートボンボン
bonbon anglais ボンボン・アングレ ドロップ
bonbon gélifié ボンボン・ジェリフェ ゼリー状のボンボン、gérifier は ゲル化する、という意味。
bonbon forain ボンボン・フォラン 日本語にすると「縁日のあめ」。カーニバルや縁日で売っている、棒付きの大きなあめ(たいてい縞模様)や、棒状の縞模様のあめです。
confiserie コンフィズリ 砂糖菓子一般 (f)
fruit confit フリュイ・コンフィ 砂糖漬けの果物
chewing-gum チューインガム チューインガム ☆英語からそのままフランス語になっています。チューインガムは、pâte à mâcher (パット・ア・マシェ (f))とも呼びます。
sucette シュセット 棒付きキャンディー (f)
guimauve ギモヴ(ギモーヴ) マシュマロ (f)
méringue メラング メレンゲ (f)
nougat ヌガー ☆砕いたアーモンドやくるみの入ったお菓子
関連⇒モンテリマールのヌガーの作り方:フランスのお菓子(31)
berlingot ベルランゴ ミントなどの香料入りの四面体の固いボンボン。berlingot は、テトラパックという意味もあります。
記事の後半で、ベルランゴを作っている動画を紹介しています。
calisson カリソン エクス・アン・プロヴァンス地方名産の、アーモンドと果物の砂糖漬け。
参考記事⇒プロヴァンス産のラベンダーのはちみつ
caramel カラメル、キャラメル
dragée ドラジェ、アーモンドやピスタチオの実を糖衣で包んだボンボン。伝統的に色はパステルカラー。洗礼や出産祝いには青やピンク、結婚祝いには白のドラジェが配られます。(f)
pastille パスティーユ、ドロップ、あめ;トローチ (f)
praline プラリン プラリーヌ、糖衣アーモンド。こんがり焼いたアーモンドにカラメル状の砂糖をからめたボンボン。(f)
réglisse レグリス、甘草(カンゾウ)の植物の根のエキスで作るあめや、砂糖菓子。黒いグミ状のものが有名。(f)
touron トゥロン 果物の砂糖漬けなどを詰めたアーモンド菓子。
sucre d’orge シュクレ・ドルジュ 大麦を煮詰めて作るあめ。琥珀色のピラミッド型のものや、細長い形が一般的。古くからあるなつかしい味のキャンディー。
boule de gomme ブリュ・ド・ゴム ガムボール、または丸を半分に切った形のドロップみたいなキャンディー。(f)
bonbon haricot ボンボン・アリコ ジェリー・ビーン。 jelly bean, haricot coloré (アリコ・コロレ)とも言います。
friandise フリヤンディーズ、砂糖菓子、おいしいもの。甘いもの。指でつまめる小さなお菓子 (f)
bonbonnière ボンボニエール キャンディー入れ。(f)
ボンボン、関連動画
手作りのベルランゴを紹介している動画です。
Le roi du berlingot est à Berck – Météo à la carte
5分11秒。
昔はこうやって皆、ハサミでちょきちょき切ってベルランゴを作っていましたが、いまは、工場で作るほうが多いですね。
☆この続きはこちら⇒軽いものいろいろ:かわいいフランス語教えます(148)
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いろいろなキャンディーを紹介しました。
ここにあげた名称以外に、メーカーのつけたキャンディーの名前(固有名詞)で、該当のキャンディーを呼ぶこともあります。
記事を書きながら、小学生のとき、あめを作っている工場に社会見学に行ったことを思い出しました。
それでは、次回の「かわいいフランス語」の記事をお楽しみに。
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