フランスの女性シンガー、ジョイス・ジョナサン(Joyce Jonathan)の、Les p’tites jolies choses という曲を紹介します。
2021年の5月28日にシングル単体として発売された曲です。
Les p’tites jolies choses を直訳すると、小さくてかわいいもの/小さくて美しいもの ですが、日常生活のあちこちにある、ちょっと素敵なもの、ちょっといいもの、ちょっといいことだと思います。
悲しいときも、それがあるから、「人生っていいなあ」と思えるようなものです。
今回は、「ちょっと素敵なこと」と訳しました。
Les p’tites jolies choses
3分26秒。
春から初夏の色合いのPVですね。
今は、秋ですが。
それでは、訳詞に挑戦!
フランス語の歌詞
ちょっと素敵なこと・訳詞
ちょっと素敵なこと
それは、灰色の中に、少しピンクを加えてくれる
べつに人生や、海の色を変えるわけじゃないけれど
真冬に差し込む太陽の光なの
ちょっと素敵なこと
ときどき、見えなくなってしまうけど、それはいつもの生活
ちょっとだけ詩みたいなもの、みなが笑顔になれる詩よ
友達と一緒に、また世界をめぐるときにね
☆あなたと私のために
それしか残されていないのなら
きれいな仕草になるように
あなたが、私のジャケットの衿を立ててくれるときのように
私とあなたのためにやってほしい
そうする気があるなら見せてほしい
善意からそうするなら
あなたの心の底で、それは花束のようになる☆
ちょっと素敵なこと
ちょっと素敵なこと
ちょっと素敵なこと
それは朝のコーヒーと焼けたパンの香りがする
目には見えない幸せなの
でも、それがないと、誰もが恋しいと思うものよ
ちょっと素敵なこと
それはささいなことの集まりにすぎない
口笛で吹く歌、みなが大好きな曲
眠りにつくときの思い出す美しい思い出
☆~☆ 繰り返し
ちょっと素敵なこと
これからも大きな不幸はある
それはメダルでも、名誉でもない
たとえ大きな戦いをするはめになっても
息抜きするのを忘れないように
ちょっと素敵なことのために
ちょっと素敵なこと
それはちょっと素敵なこと
☆~☆ 繰り返し
ちょっと素敵なこと
ちょっと素敵なこと
単語メモと補足
en prose 散文で、散文による
散文は、韻律や定型にとらわれないふつうの文章なので、la vie en prose を「ふつうの生活、いつもの生活」と訳しました。
s’imposer 自分に強いる;不可欠である
Qu’on n’oublie pas de faire une pause このque は文頭において、願望や命令を表す用法だと解釈しましたが、間違っている可能性もあります。
命令や願望を表すとき、動詞は接続法になります。
Que je réussisse. 成功しますように。
アマゾンで、MP3を購入できます。
■過去に紹介したジョイス・ジョナサンの曲
Les filles d’aujourd’hui(今どきの女の子たち):ジョイス・ジョナサン(歌と訳詞)
サイラ~ジョイス・ジョナサン 歌と訳詞。 ← ジョイス・ジョナサンのプロフィールはこの記事に書いています。
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この曲は、今の世界の世相というか、COVID-19にふりまわされる状態の中で、「大変だけど、いいことを見つけて、元気に暮らそうね」と歌っているものだと思います。
予防接種は思いのほか早くできたのに、デルタ種のせいで、接種を受けていない人が、すごく重症になっていますからね。
あと数年はこんな感じでしょうね。
あなたも、ちょっと素敵なことを見つけつつ、どうぞお元気でお暮らしください。
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