フランスのアコースティックレゲエバンド、Tryo(トリヨ)の曲を訳してみました。
トリヨは1995年デビュー。社会的な歌を歌うことの多い4人組です。フランス、ヨーロッパ、ケベックで人気があります。
今年の2月20日に日本で初めてアルバムが発売され(つまり日本市場デビュー)、それにあわせて数日間プロモーションのために来日していました。
greenwashing(グリーンウォッシング)とは
greenwashing(グリーンウォッシング)は日本語にもなってますが、もと英語です。環境によい商品が売れるため、実はさほど環境によくない商品なのに、さまざまな手を使ってよさそうに見せかけることです。
英語に whitewash という単語があります。「白く上塗りする、漆喰を塗る」という意味から「上辺だけをとりつくろう、マネーロンダリングをする」という意味が派生しました。
この whitewash の white(白)にgreen(緑)をかけてできた言葉が greenwashing です。
ではまず聴いてください。
アニメがかわいい(?)PVです。3分4秒
こちらが今回日本で発売されたアルバムです。
歌詞はこちらを参照願います⇒Paroles Tryo – Greenwashing – Paroles.net (clip, musique, traduction)
この曲は、便利で快適な生活を求めてやまない現代人のことを歌っています。構文はそれほど難しくないです。みなが帆sがっているものが名詞でたくさん出てきます。
きょうは最初の48秒ほどを訳して、続きは後日にしますね。
Greenwashing グリーンウォッシング
僕達はグリーン、グリーン、グリーン、グリーン、グリーン、グリーンウォッシングを求めている。
僕達はディーゼルエンジンのエアバスで空の旅を、
年中手にはいるみかんを、大きな空の旅を、
家にはハイテク、新しい技術を求めている。
僕達は「すみません」と言って自分の気持ちを楽にできる事態を求めているんだ。
僕達はアルゼンチンの肉を、いつも肉を食べたがり、
台所では世界の料理、砂糖、脂肪がほしいんだ。
より安いもの、より良いもの、いつもいろんなところから少しずつ欲しいってわけだ。
僕達は海がほしい。冬なのに夏を求め、そして日焼けしたいんだ。
僕達はグリーン、グリーン、グリーン、グリーン、グリーン、グリーンウォッシングを求めている。
僕達こそチャンピオンなんだ、マーケティングの操り人形のね。
僕達はグリーン、グリーン、グリーン、グリーン、グリーン、グリーンウォッシングを求めている。
★この続きはこちらから⇒歌:グリーン・ウォッシング – Tryo(トリヨ) その2/2
単語メモ
diésel ディーゼル
soulager (人の)気持ちを楽にする、ほっとさせる
bidoche (口語で)肉
as チャンピオン、第1人者、エース
Pinochios du marketing ピノキオは操り人形なので、ここはマーケティングの操り人形としました。
Tryo(トリヨ) のインタビュー
Tryoのオフィシャルページに日本でラジオに出演した時のクリップがありましたので、貼っておきます。東京ですかね?
2分34秒
これはメンバー自身が撮影しているのでしょうか。曲の演奏が始まる前に映像が終わってしまって残念です。
それではこの続きはまた次回。
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