イギリスのエリザベス女王の様子を伝える短いニュースを聞いてみました。
女王は、現在、キャサリン妃(ケイト・ミドルトン)とウィリアム王子の赤ちゃん誕生を心待ちにしています。キャサリン妃の出産の予定日は、7月半ばと言われてますね。もうすぐです。
現在イギリスではこの話題で持ち切り。生まれてくる赤ちゃんは王位継承権第3位です。
それでは、まずニュースをごらんください。7月17日のEuroニュースです。
ケイトの赤ちゃん誕生を心待ちにするエリザベス女王
45秒
Tout le monde attend le bébé royal Outre-Manche, à commencer par Elisabeth II. Lors d’une visite à Lake Windermere, la reine d’Angleterre a fait preuve d’une rare spontanéité(*) en répondant aux questions d’enfants venus la saluer.
La grand-mère de William, le duc de Cambridge, ne peut se rendre dans sa résidence d‘été écossaise avant que Catherine, la duchesse de Cambridge accouche.
エリザベス女王を始めとして、みんな英国のロイヤルベイビーの誕生を待っています。ウインダミア湖を訪れたさいに、イギリスの女王は、彼女に挨拶をしにやってきた子どもたちの質問に答えました。
ウィリアム王子の祖母も、ケンブリッジ公(=ウィリアム王子)も、キャサリン妃の出産が終わるまでは、スコットランドのサマーハウスに行くことができません。キャサリン妃はケンブリッジ公夫人で、現在出産を控えています。
Et lorsque une fillette demande à la reine si elle préfère un garçon ou une fille, Élisabeth II répondit : “peu importe, mais j’aimerais qu’il se dépêche parce que j’aimerais partir en vacances”.
ある女の子が、女王に、男の子がいいか女の子がいいか聞いたとき、エリザベス2世はこう答えました。「どっちでもいいけど、私、休暇に出かけたいから急いでほしいわね。」
Pour la première fois dans l’Histoire contemporaine de la famille royale britannique, les jeunes parents ne rentreront pas à Buckingham palace avec le nouveau né, mais dans la famille roturière de Catherine.
イギリス王室の近代史上はじめて、ウィリアム王子夫妻は、生まれた赤ちゃんとバッキンガム宮殿には戻らず、キャサリン妃の平民の家族のもとにもどります。
単語メモ
Outre-Manche 英仏海峡の向こうで、イギリスで
à commencer par ~を始めとして
faire preuve de +無冠詞名詞 ~を(態度などで)示す、発揮する
sponténité 自発的な
sauler 挨拶する
routurier, roturière 平民の、庶民の
(*)une rare spontanéitéをうまく訳出できなかったので、訳に入ってません。ただいま考え中です。「珍しく自発的に応答した」とすると、ふだんわりにフレンドリーな女王のイメージにあわないので、違う感じがするんですよね。うまい訳を考えたら修正します。
キャサリン・ミドルトンは、ふつうの庶民だったので、彼女の実家を表すのに、roturièreという単語が使われています。
キャサリン妃はこの方
※File:Catherine, Duchess of Cambridge.JPG – Wikipedia, the free encyclopediaより
☆無事に生まれたニュース⇒英国ロイヤルベイビーの名前はいかに?
なるほど、このニュースを見るまで知らなかったのですが、生まれた赤ちゃんは両親ともども、お母さんの実家に行くということですね。
まあ、キャサリン(って友達じゃないけど)にとってはそのほうがいいでしょうね。彼女は、エリザベス王女とはうまくやっているようですが、ウィリアムの義理のお母さんのカミラとあまり仲がよくないという噂があります。
べつに王室でなくても、出産した女性は実家に帰ったほうが気楽でしょう。
出産予定日は一部のマスコミは「7月13日であったのがもう過ぎたから今週末あたり」と報じています。かなり報道合戦が白熱しているようですが、どのみち、もうすぐ生まれるはずです。
妊娠当初、キャサリン妃のつわりが重くて、入院する騒ぎがあり、このとき双子なのではないかというまことしやかな噂がひろがりました。べつに、子ども一人の妊娠でも、つわりが重い人は重いと思うのですが。その後双子ではないと否定されましたね。
現在は、性別についての取り沙汰が多いです。一部のマスコミは、キャサリンが女の子と口をすべらせたと言えば、もう一方では、彼女が青い服を買っていた、と報じる具合(笑)。
無事に元気に生まれてくれるといいですね。
イギリスは日本同様、毎日とても暑いらしいのですが、記録的な猛暑と、ロイヤルベイビーの誕生で、ますます熱い日々です。
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