7月9日にプチ・ニコラの新しい映画がフランスで公開されました。きょうはそれに関する記事を子ども新聞で読んでみますね。
記事のタイトルは
Le Petit Nicolas : « À la plage ou à l’école, c’est le même humour »
プチ・ニコラ 海岸でも学校でも同じようにおもしろい
プチ・ニコラの夏休み
早速、予告編をごらんください。
ニコラ役の男の子は前作と変わってますが、パパやママ、先生は同じ役者さんです。
前作から5年たっているので、前にニコラを演じた少年はもう子どもはできないんでしょう。
まずプチ・ニコラをご存知ない方のために、ニコラについてご説明します。そのあと、記事の前半を訳しますね。
プチ・ニコラ(Le Petit Nicolas)とは?
プチ・ニコラ(Le Petit Nicolas)はルネ・ゴシニの書いた子どもむけの小説。イラストはジャン=ジャック サンペです。
1959年に第1作が出てから、シリーズで何冊かあります。
主人公ニコラ(小学生)の作文という形になっていて、子どものいたずらがいっぱい出てくる楽しいお話。フランスでは誰もが知っている有名なシリーズです。
1つの本に短いエピソードがいくつか入っている構成で、フランス語の教材としてもよく利用されますね。
出版50周年の2009年に始めて劇場映画になりました。今回は2作目です。
参考までに、第1作の予告編もご紹介します。
1作めの映画の予告編のトランスクリプションを訳しています⇒プチ・ニコラ(映画)予告編のフランス語(前編)
それでは、記事を訳していきます。
プチ・ニコラ 海岸でも学校でも同じようにおもしろい
『プチ・ニコラの夏休み』が公開されました。ニコラは学校にいなくても、いつもどおり、友だちに囲まれて、いたずらをしています。
私たちは、ルネ・ゴシニの娘で、『プチ・ニコラの物語』の著者であるアン・ゴシニにインタビューしました。
Dans « Les Vacances du Petit Nicolas », les copains changent. Mais le lecteur s’amuse toujours autant !
Si on n’est jamais perdu, c’est parce que le langage que mon père a inventé est le même qu’on soit à la plage ou dans la cour de récré. Et ce qui fait le lien entre l’école et la plage, ce sont les dessins de Jean-Jacques Sempé. Quel que soit l’endroit, on retrouve la même poésie, le même humour.
-『プチ・ニコラの夏休み』では、友だちが変わっていますね。でも、お話はいつもどおりすごくおもしろいです。
おもしろさが失われていないとしたら、それは、父の書いた言葉が、海岸だろうと、休み時間の校庭だろうと同じだからです。それに、学校と校庭を関連づけているものがあるとしたら、それは、ジャン=ジャック サンペの挿絵ですね。
場所がどこであろうと、同じ詩情とユーモアがあります。
- バカンスに出てくる子どもたちはそれぞれ特徴がありますね。たとえば、フラクチューはなんでも食べますし。
実はニコラだけが、唯一なんの特徴もないんです。クロテールは劣等生。アニャンは先生のお気に入り。ジョフロワは一番金持ち。ユードは一番力持ち。『プチ・ニコラ』は普遍的なんです。誰でも、自分を重ねあわせることができます。
元記事⇒ Le Petit Nicolas : « À la plage ou à l’école, c’est le même humour » https://www.jde.fr/ ☆2020/07/25:記事が削除されたので、リンクをはずしました。
この続きはこちら⇒映画『プチ・ニコラの夏休み』がフランスで公開 後編
予告編のスクリプトを紹介しています⇒プチ・ニコラの夏休み・予告編のフランス語
単語メモ
quel que + être の接続法 ~がどんなものであろうとも
J’achète cette maison quel qu’en soit le prix.
この家の値段がいくらであろうと、私は買います。
Il affronte toutes les difficultés, quelles qu’elles soient.
彼はどんな困難にも立ち向かいます。
s’indentifier à/avec ~と同一になる、一体化する
acteur qui s’identifie avec son personnage
役柄になりきる俳優
私は『プチ・ニコラ』は文春文庫で読んでいました。すごく笑えますよ。
今は偕成社文庫で出ています。
もちろん、フランス語版を読んでもおもしろいです。
私は夏休みの話は英語版で読みました。そのうちフランス語版にも挑戦します。
お久しぶりです。
そちらも暑いですか?
今度のニコラの方が、私のイメージするニコラに近いかも・・・
でも、パパとママンが年取り過ぎな感じもするんですよね。
日本でも劇場公開されるかなー。(できれば京都で)
アンさん、こんにちは。
はい、昼間は暑いです。
前のニコラはすごく可愛かったですよね。
私も最初違和感ありました。友だちもみんな可愛かったし。
パパとママは前作から年をとっていましたから。
こちらも最初、すごく違和感ありました。
二人とも芸達者ですけどね。3作目はできないでしょうね。
夏休みの話だから、公開するしたら来年なんでしょうか?
京都でも公開あるといいですね。
Bonsoir!プチ•ニコラ 大好きです❤️
それぞれのキャラが濃くておもしろい(笑) まだ和訳のものを見たことがないので是非日本でも上映して、見てみたいです(TcT)
Pandaさん、こんにちは。
Pandaさんもプチ・ニコラ、お好きなんですね。
子どもたち、みんなかわいいし、おもしろいと思います。
特に私はユードが好きです。
私も一度日本の映画館で見てみたいです。