サン・ミッシェル広場

虎と小鳥のフランス日記

新学年を迎えて~「虎と小鳥のフランス日記」第70話

「虎と小鳥のフランス日記」のバックナンバーを復習しました。第70話です。2年前の今頃のエピソードで、新学年が始まったパリの様子を伝えています。

フランスは北米などと同様で、学年の始まりが9月なのです。

サンプルビデオがあるのでごらんください。

★2015/01/24追記
「虎と小鳥のフランス日記」の配信が終了したため、サンプル動画も削除されました。あしからずご了承ください。

■きょうのメニュー

  • サンプル部分のスクリプトと和訳
  • 3つのキーフレーズ
  • サン・ミッシェルの噴水
  • それでは復習、行ってみよう!

    サンプル部分のスクリプトと和訳

    On croirait pas, mais c’est la rentrée, ça y est.

    Il fait super beau.

    On est rentrés de… de voyage.

    Et on a l’impression que ça continue.

    Les P…les Parisiens, ils doivent avoir l’impression aussi d’être encore en vacances.

    Donc, ici, contrairement au Japon, euh… la rentrée, elle commence en septembre.

    De septembre à juin.

    Donc là, les gens sont encore en train d’acheter des fournitures scolaires, euh…

    On sent, on sent que c’est la rentrée.Ça se sent, ici.

    On va aller se promener, un petit peu ?

    Allez.

    信じられませんが、新学年ですね。やってきました。

    とてもいい天気です。

    みなバカンスから戻ってきました。

    でもまだバカンスが続いているかのようです。

    パリの人は、まだバカンス中のような気分に違いありません。

    え~、日本と違って、ここでは新学年は9月の始まります。

    9月から6月まで。

    皆、学用品を買っている最中ですね。

    新学年の雰囲気が感じられます。ここでね。

    少し散歩する?

    そうしよう。

    3つのキーフレーズ

    信じられないけど

    信じられませんが、そうです、新学年です。

    サン・ミッシェル広場

    On croirait pas, mais c’est la rentrée, ça y est.
    サンプルビデオにも入っています。一番冒頭の文章です。

    croirait < croire 信じる 条件法
    条件法を使うことで、「信じられないかもしれないが」という気持ちが入っています。

    rentrée 新学年

    ça y est やってきました。これでよし。

    ~しようかと思う

    新学年のクレープをちょっと食べに行くわ。

    パリ

    Je crois que je vais manger une petite crêpe de la rentrée.

    je crois que ~だと思う  = penser

    Je crois que’il viendra.
    彼は来ると思うわ。

    新学年を記念してクレープを食べに行くというカミーユ。「新学年のクレープ」とは、つまり「今年度初のクレープ」ということです。

    気に入っていただけるとうれしいです

    来るべき新年度の「虎と小鳥のフランス日記」について説明したあとで、

    気に入っていただけるとうれしいです。

    パリ

    J’espère que ça vous plaira.

    espérer ~と願う

    plaira < plaire 気に入る 未来形

    J’espère que ça vous plaira.
    は定型表現なので、まる覚えしようと思います。

    サン・ミッシェルの噴水 La Fontaine Saint Michel

    サン・ミッシェルの噴水
    第70話の冒頭でカミーユが立っている広場にある噴水はサン・ミッシェルの噴水と呼ばれるものです。

    この広場の名前もサン・ミッシェルの広場です。場所はパリの真ん中の5区。学生の多いカルチェ・ラタンにあります。カミーユが「みんな文房具を買っている」と言っているのは、そうした背景があるからかもしれません。

    パリの行政区についてはこちらをどうぞ⇒パリの20の行政区~第1回

    この噴水にある彫像は大天使ミカエルです。彼が悪魔をこらしめているさまがデザインされています。

    大天使ミカエル l’archange Michel

    ユダヤ教、キリスト教に登場する天使の一人。天使長です。ユダヤ教では天軍の総司令官、キリスト教では悪魔の軍勢と戦う天使軍の長とみなされています。

    戦争や災難があるとミカエルが現れ、キリスト教徒の危機を救うという信仰も各地で見られ、記念の聖堂や修道院が建立されています。

    特にローマ・カトリックとギリシャ正教で人気あり。

    イスラム教でも信仰を養護する大天使ミカエルです。つまり、天使の中の天使という位置づけですね。

    このミカエル像と噴水を設計したのはガブリエル・ダビウ(Gabriel Davioud)。完成は1860年です。

    rentrée は、「活動の再開」という意味もあります。私も長く、夏休みモードでしたが、そろそろまたブログの更新を通常モードにしていきます。

    またよろしくお願いいたします。






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