フランスの化粧品のメーカー、イヴ・ロシェについて調べてみました。
イブロシェはフランスのオーガニックコスメ
日本には店舗がありませんので、まず知られていないです。実は、北米に進出していますが、ここでもそんなに有名というわけではありません。
2017/04/09追記:いつのまにかアマゾンで扱われるようになったみたいです。
フランスやヨーロッパではものすごく有名なメーカーです。
こちらは2017年のCMです。
Storelocator, Yves Rocher ::を見て、ざっと数えたところ世界60カ国に進出しています。
アメリカ大陸は、USA,カナダ、メキシコ、ヨーロッパほぼ全域、アジアでは中国や東南アジア、インドやトルコ。世界に1500店舗あるそうです。また、オンラインでも購入できます。
アメリカの経済誌フォーブスのサイトの2013年初めの記事によると、フランスではロレアルについで、マーケットシェアが第2位とのこと⇒France’s Cosmetics King, Age 34, Leads Family Behind Yves Rocher To Billion Dollar Fortune
フランス女性の3人に1人がこのメーカーの商品を使っていると言えそうです。
ホームページにはNo.1と書いてあるけれど・・・まあとにかく有名なコスメブランドです。
特徴は自然派であるということと値段もそんなに高くないことです。
イブロシェのホームページから化粧品の名前をピックアップ
たくさんの種類の商品を扱っています。
ホームページから製品の種類を読んでみました。
soins visage フェイシャル
maquillage メイクアップ
parfums 香水
corps & solaires ボディ用、日焼け止め
minceur スリミング
cheveux ヘアケア
bains & douches バス&シャワー
hommes 男性用
nutrition & bien-être 栄養と健康(サプリなど)
化粧品会社が扱いそうなものすべてを網羅していますね。
かの有名なプチ・バトーという衣料品ブランドを初め、いくつかのブランドもこの会社が持っています。
化粧品のフランス語はこちらでも集めています⇒かわいいフランス語教えます~その45 化粧品
イブロシェの歴史
社名の「イヴ・ロシェ」はこの会社の創業者である Yves Rocher氏(1945–2009)の名前からとられました。
1958年、13歳のイヴさんはブルターニュのモルビアン県、ラ・ガシリーLa Gacilly という村に住んでいました。
お父さんが早く亡くなったので、お母さんを手伝って、家の商売(テキスタイルを扱っていたそうです)を一緒にやっていたのです。
イヴさんは知人から薬草の療法を教えてもらい、地元に咲いているキンポウゲの一種をまぜた塗り薬を通信販売することを思いつきます。そして1959年、会社を設立。
バルカンキンポウゲというユーラシア大陸に咲く種類を使ったそうです。黄色い花が可憐です。そして、なんとこの花、葉っぱがハート型です。
現在は創業者の孫のまだ30代半ばのBris(ブリスだと思う)という人が経営。この一族が会社の株の96パーセントを持っています。
ちなみに、Brisのお父さんは、彼がまだ10代のときに、銃で事故死なのか自殺なのかよくわからない謎の死を遂げました。
このメーカーは今もラ・ガシリーの工場でほとんどの製品を作っています。つまりメイド・イン・フランスなのです。
トラベル用の小さなセット、かわいいコフレ、エコバッグなどもあるので、自然派のコスメ、イヴ・ロシェの製品は、フランスのお土産におすすめです。
ただし相手がイヴ・ロシェを知らないとロクシタンのほうがよかった、などと言われるかもしれません。
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