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ファッション

ビキニ(水着)の起源。核実験に由来する名前になった理由は?

ビキニ(水着)の誕生エピソードを語っている4分ちょっとの動画を紹介します。

ARTEのKarambolageシリーズの1つです。

タイトルは、Pourquoi le bikini doit son nom à un essai atomique ? なぜビキニは原爆実験の名前なのか?

ビキニは、今から75年前、1946年の7月5日にパリで発表されました。

ビキニの誕生

4分21秒。自動生成のフランス語の字幕あり。ナレーターが、ゆっくり明確に発音しているので、生成される字幕もだいたい合っています。

トランスクリプション

Hubert Delobette est un essayiste qui a beaucoup écrit sur les objets français.

Aujourd’hui, juste avant les vacances, et les incontournables bains de mer, il nous raconte l’origine du bikini.

Quel est le petit nom sexy que l’on donne dans le monde entier au maillot de bain deux-pièces ?

Oui, le bikini, bien sûr ! Mais savez-vous d’où vient ce nom bikini ?

Tandis que la Seconde Guerre mondiale fait rage, un certain Louis Réard se penche, dans l’entreprise de bonneterie dirigée par sa mère, sur une occupation de toute première importance trouver une idée révolutionnaire pour faire prospérer l’entreprise.

Ce sera un maillot de bain réduit à son minimum. Moins d’un mètre carré de tissu, un bandeau pour le haut, deux triangles inversés pour le bas.

Et le nombril que l’on dévoile pour la toute première fois.

On est loin du maillot de plage des années 30 en laine tricotée qui pèse 500 g lorsque l’on file et plus de 3 kg lorsqu’on ressort de l’eau.

La nouveauté de ce deux-pièces est telle qu’aucun mannequin professionnel n’accepte de lui prêter ses courbes.

Louis Réard fait alors appel à une danseuse nue du Casino de Paris, Micheline Bernardini, pour le présenter à la piscine Molitor le 5 juillet 1946.

Le 1er juillet, à quatre jours du défilé le couturier apprend avec le monde entier que les Américains ont fait exploser une bombe atomique surpuissante sur l’atoll de Bikini dans l’océan Pacifique.

La déflagration de cet engin d’enfer dans le paradis micronésien a un écho énorme.

Louis Réard, provocateur et génie du marketing avant l’heure, claque des doigts, il baptise « Bikini » son maillot sulfureux et explosif.

Bon, soyons honnêtes, un couturier parisien, Jacques Heim, avait déjà tenté de lancer en 1932 un maillot de bain deux-pièces, baptisé « Atome ».

Et ce vêtement était déjà connu depuis l’Antiquité.

On peut voir dans la Villa du Casale en Sicile, des mosaïques représentant des femmes jouant en bikini.

Et pourtant, le bikini de Réard crée un scandale énorme.

Dès son apparition, il est interdit en Italie, en Espagne, au Portugal.

En 1949, les préfectures françaises le prohibent sur la côte atlantique, mais l’autorisent sur la Méditerranée. Mystère !

Les Etats-Unis ne sont pas en reste, il est aussi proscrit des films hollywoodiens et des concours de beauté.

Dépité, Louis Réard retourne à ses bonnets et ses culottes en coton.

Sa création, incontournable aujourd’hui dans le monde entier, ne sera acceptée que 10 ans plus tard avec la relative libération des mœurs.

En 1953, Marylin Monroe défraie la chronique en s’affichant ostensiblement en bikini.

La même année, en France, une actrice méconnue surnommée BB fait sensation en plein Festival de Cannes avec son bikini de vichy rose.

Une chanson à succès lui est même consacrée par Brian Hyland.

Une chanson reprise en français par Dalida, ainsi que par Brigitte Bardot et Richard Anthony.

À propos, savez-vous que le bikini est resté interdit dans les piscines allemandes jusqu’aux années 70 ?

Ètonnant pour un pays dont les mœurs se sont souvent considérés comme plus libres qu’en France.

ビキニ、和訳

ユベール・ドゥ・ロベットはフランスの事象について多くのことを書いてきたエッセイストです。

今日、ヴァカンスと欠くことのできない海水浴に行く直前に、彼は、ビキニの由来を語ってくれました。

ツーピースの水着に世界中の人がつけているセクシーな名前はなんですか?

はい、もちろんビキニです。でも、ビキニという名前がどこから来たか知っていますか?

第二次世界大戦のさなか、ルイ・レアールという人が、母親が経営しているメリヤスの会社の売上をのばすため、画期的なアイデアを考えるという重要な仕事をしていました。

それは最小限になった水着です。

1平方メートル未満の生地を使い、上は、バンド(細い布)で、下は、2つの逆三角形のもの。

そして、はじめて、おへそが見えます。

30年代に作られたウールのニットの水着とはほど遠いものです。それは、織った時は500グラムで、水から上がると、3キログラム以上になりましたから。

このツーピースは新しすぎたので、プロのモデルは誰も体(曲線)を貸そうとしませんでした。

そこでルイ・レアールは、カジノ・ド・パリの、ヌードダンサー、ミシュリーヌ・ベルナルディーニに声をかけ、1946年の7月5日、モリトールのプールで、この水着を発表しました。

ショーを4日後に控えた7月1日、世界中の人と一緒にレアール(デザイナー)は、アメリカ人が、太平洋のビキニ環礁で、強力な原子爆弾を爆発させたことを知りました。

ミクロネシアの楽園で、この地獄のような兵器が爆発したことは大きなニュースになりました。

ルイ・レアールは、時代に先駆けた挑発者でマーケティングの天才であり、彼は、自身の、危険で爆発を思わせる水着を『ビキニ』と名付けました。

正直に言うと、パリのデザイナー、ジャック・エムがすでに1932年に『アトム』と名付けたツーピースの水着を発表しようとしたことがありました。

さらに、この衣服は、古代から知られていました。

シチリア島のヴィッラ・デル・カサーレには、ビキニ姿で遊んでいる女性を描いたモザイク画があります。

それなのに、レアールのビキニは、大スキャンダルになりました。

登場するやいなや、イタリア、スペイン、ポルトガルで禁止されました。

1949年、フランスの各県は、大西洋岸での着用を禁止しましたが、地中海では許可しました。

不思議です。

アメリカも遅れを取らず、ハリウッド映画や美人コンテストでの使用を禁止しました。

失望したルイ・レアールは、コットン製の帽子や、パンツ(下着)の仕事にもどりました。

今では、世界中で欠かせない彼の創造物は、10年後、比較的風習が自由になるまで、受け入れられませんでした。

1953年、マリリン・モンローが堂々とビキニをつけ、うわさの的になりました。

同じ年、フランスでは、BBというニックネームの無名の女優が、カンヌ映画祭で、ピンクのギンガムチェックのビキニを着てセンセーションを巻き起こしました。

ブライアン・ハイランドが、ビキニに捧げて大ヒットした歌すらあります。

この曲は、ダリダ、ブリジット・バルドー、リシャール・アントニーがフランス語でカバーしました。

ところで、ドイツのプールでは、1970年代までビキニが禁止されていたことをご存知ですか?

フランスより自由な風習があると思われている国にしては意外ですね。

単語メモ

se pencher sur  ~を考え込む、検討する

une occupation  仕事

filer  織る

ressortir  再び出る

une courbe  曲線、カーブ ここでは、女性の体のこと。

surpuissant  非常に強力な

un engin  兵器

une déflagration  爆発

sulfureux  (話)硫黄臭い、悪魔を思わせる、危険な

être en reste   遅れをとる

proscrire  追放する、締め出す、(公に)禁止する

dépité  がっかりする

défrayer la chronique  うわさの中心となる

ostensiblement  これ見よがしに、露骨に

vichy  ヴィシー織り、チェック模様の綿織物

à succès  大成功の

ビキニ・関連動画

■女性の水着の変遷、発話はありません。

Le maillot de bain féminin à travers l’histoire

1分13秒。

やはり、古代は、ふつうにセパレートの水着を着ていたのですね。

■水着の歴史

1974 : L’histoire du maillot de bain

2分14秒。唐突に動画が終わっています。ビキニが登場したときに出てくる写真の人が、ダンサーのミシュリーヌ・ベルナルディーニさんです。

■関連記事もどうぞ

Itsy Bitsy Teenie Weenie Yellow Polka-Dot Bikini(ビキニスタイルのお嬢さん)の動画を紹介しています⇒予告編のフランス語:『屋根裏部屋のマリアたち』(1)

ブライアン・ハイランド⇒『涙のくちづけ』(シールド・ウイズ・ア・キス)のフランス語版:歌と訳詞

ブリジット・バルドー⇒サン・トロペ名物、タルト・トロペジエンヌのレシピと作り方~フランスのお菓子(5)

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バルドーが着ているピンクのチェックのビキニ、かわいいですね。

今となっては、とてもクラシカルな雰囲気です。






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