きょうは3歳から10歳の子どもむけの読み物が集めてあるサイト、Il était une histoire で、C’est Noël という話を読んでみました。
たぶん対象は就学前ぐらいの子どもです。内容はクリスマスについての簡単な紹介。クリスマス関連の単語がたくさん拾えますよ。
C’est Noël !
クリスマスだ!
12月になると、道にはきれいな飾りがなされ、木々にはガーランドがひっかけられ、家々からは光がもれて来ま。
クリスマスのデコレーション、ガーランド、そしてキャンディケーンが、ツリーに飾られて、そのてっぺんには星がついています。
村も街もクリスマスを祝う準備が整うのです。
12月25日に、クリスチャンはキリストの誕生を祝いますが、多くの人にとっては、クリスマスは子どものお祭りです。
この日、たくさんのプレゼントがツリーの下に置かれます。誰がここまで持ってきたのでそしょうか?もちろんサンタクロースです。
サンタクロースは白くて長いひげをはやし、赤と白の服を着ていて、おなかがすごく丸いので、すぐにわかります。
サンタはラップランドにたくさんの妖精と住んでいます。妖精は毎年、おもちゃを作るのを手伝っているのです。
12月24日の夜は出発の時間です。袋を背負って、サンタは世界中の子どもたちにおもちゃを配ります。このミッションを助けるのは、トナカイで、そりをひっぱってくれます。
サンタは煙突からおりて、入り口の扉からこっそり忍び込んだり、建物をよじ登って、時間通りにプレゼントをぜんぶ届けてくれます。
1つだけ条件があります。それは、一年中、いい子でいることです。
元記事はこちら →Lire l'histoire : C'est Noël ! – Documentaires – Il était une histoire
イラストがとってもかわいいです。
Il était une histoie というサイトについてはこちらに詳しく書いています。
⇒フランス語の子どもむけのお話が読めるサイト(音声つき)
クリスマスの記事の目次はこちら⇒クリスマス関連記事の目次
単語メモ
fleurissent < fleurir 花が咲く
accrochées < accrocher 掛ける、ひっかける⇔décrocher 外す
s’orne < s’orner 飾られる
chrétien キリスト教徒、クリスチャン
muni(e) de ~を備えた ←munir(供給する、備えさせる)
se glisser 忍び込む
grimper よじのぼる
exploit 偉業、快挙
クリスマスにちなむ言葉
Noël クリスマス
décembre 12月
boules de Noël クリスマスの飾り
sapin クリスマスツリー
guirlande ガーランド
sucre d’orge 大麦糖、キャンディケーン
Père Noël サンタクロース
lutin (いたずら好きの)妖精
hotte du père Noël サンタクロースの背負い袋
renne トナカイ
traîneau そり
cheminée 煙突
キャンディ・ケーン
きょう登場したクリスマスの単語は、想像つくものばかりですが、sucre d’orgeはあまりなじみがないかもしれませんね。
英語でCandy caneと呼ばれるクリスマスのツリーに飾るお菓子です。もちろん、おやつに食べます。
こんな感じのです。
昔から白い棒状のお菓子はありましたが、1670年にドイツのある教会の聖歌隊の隊長が、子どもたちに杖の形をしたキャンディを配りました。
これは羊飼いの使う杖です。
羊飼いはベツレヘムで夜通し羊の群れの番をしていたのです。そしたら、あたりが急に明るくなって、イエスが誕生しました。
闇の中で光や希望を待っていた羊飼いのところに神がやってきたということです。
羊飼いが希望を求めることは、神を信仰することなので、杖の形はその気持を表しています。
20世紀になるまで、このお菓子はずっと白一色だったそうですが、1900年以降、赤と白のストライプに変わりました。
お菓子屋さんがちょっとバリエーションをつけたのか、何か信仰上の理由があったのか、はっきりしたことはわかっていません。
伝統的なキャンディ・ケーンの味はペパーミント味で、なかなかおいしいですよ。ダイエット中なので、今年は食べていませんが。
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