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いつかきっと成功してみせる~映画『ココ・アヴァン・シャネル』の予告編でフランス語を学ぶ(3)

オドレイ・トトゥ主演の映画、Coco Avant Chanel (ココ・アヴァン・シャネル)の予告編を使ってフランス語を学習しています。

フランスの伝説的デザイナー、ココ・シャネルの若き日を描いた伝記映画です。

ココ・アヴァン・シャネル予告編 スクリプトと和訳

予告編はこちら

きょうは1分4秒から最後まで。

J’avais jamais vu la mer.

C’était bien ton petit séjour ? Vous vous êtes amusés ?

Tu es jaloux.
Affreusement oui.

Trop de plumes, trop de maquillage, trop de froufrous, trop de tout.

Tout ce qui me manque c’est un travail. Je vais partir à Paris.
Tu ne comptes quand même pas sérieusement travailler ?
Je pense qu’elle a raison.
Tu ne devrais pas lui mettre dans la tête des idées pareilles.
J’en ai marre de faire le clown pour ta bande de dégénérés.
Ne me parle pas sur ce ton.
Je te parle comme je veux.

Un jour, ils se battront pour dîner à notre table.

スクリプトはこちらを参照しました⇒Coco avant Chanel : Bande annonce – Apprendre le francais ? Cours de francais gratuit

海を見るの初めでだわ。

旅行はどうだった?楽しんだかい?

あなた、妬いているのね。
全くその通りだ。

羽根が多すぎ、化粧は濃すぎ、飾りもつけすぎ、何もかも過剰だわ。

私に必要なのは仕事なの。パリに行くわ。
まさか本気で仕事しようなんて思ってるんじゃないだろうな。

彼女の言い分は一理あると思います。
そんな考えを彼女の頭に植えつけてほしくないもんだ。

あなたの堕落しきった取り巻き連中のために、ピエロの役をするのはもうたくさんなのよ。
そんな言い方を私にするな。
私は私の言いたいように話すわよ!

いつか、みんな私の家で食事をしたいって争うようになるわ。

この映画の概要については初回の記事をごらんください⇒映画『ココ・アヴァン・シャネル』の予告編でフランス語を学ぶ

単語メモ

froufrous  主に複数形で、(リボン、レースなど婦人服の)飾り

dégénéré 退廃した、堕落した ← dégénérer

compter + inf. ~するつもりである

se battre  戦う、争う

今回のお話

ココは3年ぐらい貴族、バルサンの家にいました。囲われ者のような存在です。

バルサンの家での生活は、お金の心配もなく、また上流の暮しを味わえたので、最初はけっこう楽しそうでした。乗馬をしたり。

ただ、バルサンの家ではよくパーティをやっていて、そのパーティで歌を歌わされたりするのはいやでした。

しかもこのパーティに集まる人達はみんなお金持ちや名士、社会的に成功している人。ココはずっと自分の出自にコンプレックスがありましたから、こういう人たちの相手をするのはあまり愉快なことではありません。

バルサンはココが好きだったようですが、正式な場には、ココを自分のパートナーとして連れていくことはありません。ココは、だんだん今の生活に疑問を持ち始めます。

このとき、彼女は家事も何にもしておらず、ひまだったので、自分のドレスや帽子を作っていました。

その帽子が、バルサンの家に来る女性たちの話題になり、バルサンの援助をうけて、1909年帽子のアトリエを開業。

バルサンの家に出入りしていた、イギリス人で青年実業家のアーサー・カペルと恋仲になり、今度は彼の援助を得て、翌年パリにさらに大きな帽子の店を開きます。

ココ・シャネル関連動画

☆日本語字幕版
同じ予告編の日本語字幕版です。フランス語版には入っていないカットがあります。

☆こちらは英語圏で公開された予告編

☆2008年 Coco Chanel 『ココ・シャネル』
シャーリー・マクレーン主演のアメリカ映画

Coco Avant Chanel のほうは、シャネルとしての仕事ぶりはあまり描かれていないので、シャネルを知るには、こちらのほうがおもしろいかもしれません。

☆2009年 COCO CHANEL & IGOR STRAVINSKY 『シャネル&ストラヴィンスキー』
シャネルと作曲家ストラヴィンスキーの秘められた恋を描いた映画

さらにココ・シャネルについて知りたい方は、この本がよさそうです。

キンドル版は400円だから買ってみました。

アメリカ映画で、若いときのココを演じている女優さんや、ストラヴィンスキーの映画に出てくる女優さん、すごくきれいですね。やっぱり、シャネル・スーツはこういう人が着たほうが映えます。

ココ・アヴァン・シャネルの予告編は今回で終わります。

スクリプトそのものにはそんなに難しい単語は出てこないのですが、やはりネイティブスピードだから難しいですね。

フランス語上級者でも映画の聞き取りは難しいですから、聞き取れないからといってがっかりしないでくださいね。私なんて、日本の映画やドラマを見てるときですら、時々わからないことがあります。何年も言葉の意味を誤解していて、あとになって気づくことも。

1つでも2つでも、聞き取れた単語や表現があれば、「やった~」と思って、前に進むといいと思います。

それでは次回の映画の記事をお楽しみに。






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