青い空と海

フレンチポップスの訳詞

恋はみずいろ L’Amour est bleu ~ヴィッキー:歌と訳詞

ヴィッキーの1967年のヒット曲 L’Amour est bleu (恋はみずいろ)をご紹介します。

とても有名なので、皆さま、たぶんご存知ですね。私も大好きな曲です。



L’Amour est bleu 恋はみずいろ(直訳:恋は青い)

これはテレビのクリップにレコードの音をあわせたものですね。どっちみち口パクで歌ってますので、音のいいこちらを選びました。

「恋はみずいろ」はフランス・ギャルの『夢見るシャンソン人形』と同じ、ユーロビジョン・ソング・コンテストから生まれたヒット曲です。

YouTubeのほうには、ユーロビジョンで歌っているクリップもありますので、興味のある方はお聞きください。ユーロビジョンはライブです⇒http://youtu.be/nD4ib9-laGY

この歌は恋する気持ちの変化を空にたとえています。

彼がそばにいる時は、晴れて青く、離れてしまうと、曇り空になって、風が吹き、ついには雨が降ります。

それでは、訳詞に挑戦!

Doux, doux l’amour est doux
Douce est ma vie
Ma vie dans tes bras
Doux, doux l’amour est doux
Douce est ma vie
Ma vie près de toi

甘い、甘い、恋は甘いわ
私の世界は甘いの
あなたの腕の中にいれば
甘い、甘い、恋は甘いわ
私の世界は甘いの
あなたのそばにいれば

青い、青い、恋は青いわ
私のこころをやさしく揺らす
恋するこころを
青い、青い、恋は青いわ
空のように
あなたの目の中でたわむれる

★Comme l’eau
Comme l’eau qui court
Moi mon coeur
Court après ton amour

水のように
流れる水のように
私のこころは
あなたの愛を求めて流れてゆく★

灰色、灰色、恋は灰色
私のこころは泣くわ
あなたが行ってしまうと
灰色、灰色、恋は灰色
雨が降るの
あなたがここにいないと

風、風がなげく
風がすすり泣く
あなたが行ってしまうと
風、風がうめく
私の心は泣いてしまう
あなたがここにいないと

★~★ リフレイン

青い、青い、恋は青いわ
あなたが戻ってくると
空が青い
青い、青い、恋は青いわ
恋は青い
あなたが私の手をとれば

くるう、くるう、恋はくるうの
あなたのように
そして私のように
青い、青い、恋は青い
恋は青い
私があなたのものになる時

恋は青い
私があなたのものになる時

★歌詞はこちらを参照しました。
Vicky Leandros:L'amour Est Bleu Lyrics

単語メモ

doux  甘い 女性形は douce

bercer 静かにゆする、ゆすってあやす

La mère berce son bébé dans ses bras.
母親が赤ちゃんを抱いて揺すっている。

Les vagues berçaient le canot.
波が小舟を揺すっていた。

gémir うめく、苦しむ、嘆き悲しむ

maudire 恨む

*vie は生命、一生、人生、生活
ma vie はよく「私の人生」と訳されています。

日本語で「人生」っていうとちょっと大げさなので、 ここでは「世界」にしてみました。

「人生」とすると、演歌みたいだし。

ヴィッキー・レアンドロス Vicky Leandros のプロフィール

ヴィッキーは1949年ギリシア生まれのインターナショナルな歌手。

ミュージシャンの父親が自分のキャリアのため、ドイツに引っ越し。その関係で、ヴィッキーも幼いときにドイツに移り住み、今もドイツを中心に活動しています。

小さいときから、歌やギターが得意で、デビューは16歳のとき。デビュー曲を作って、プロデュースしたのはお父さんです。

マネージメントもお父さんがしていたそうですから、ステージパパという感じでしょうか。

日本ではあまり父親が娘をプロデュースすることってないですよね?

1967年に、ルクセンブルグ代表として、ユーロビジョン・ソング・コンテストで「恋はみずいろ」を歌います。このとき、ヴィッキー、18歳。

4位でしたが、コンテンストのあと、すごくヒットして、この曲を8ヶ国語で発売しています。ヴィッキーは6ヶ国語、使いわけて歌えるとか。

ちなみに、この年のグランプリは、イギリスのサンディ・ショウが歌った、Puppet on a String(恋のあやつり人形)です。

「恋はみずいろ」のほうがいい歌だと思いますけどね。

サンディ・ショウは、67年には、すでにバカラックの作った、Always something there to remind me というヒット曲を出したあとで、世間に知られてました。だからヴィッキーよりオーラを放っていたのかもしれません。

年齢は2人とも同じくらいで、サンディが2つ年上です。

関係ありませんが、このバカラックの名曲の当時の邦題が、「恋のウェイト・リフティング」。ありえませんね。

ウエイトリフティングって重量あげですよね?
どこが、ウエイトリフティングなのでしょうか?

この歌は、彼と別れてしまった自分が、かつては2人で歩いた通りを1人でゆくと、昔の思い出がよみがえって来て、何を見ても、あなたを思い出してしまう、という内容です。

なんでこんな邦題になっちゃったんでしょうね?
東京オリンピックのせいなのでしょうか。

「恋の街角」とか、「いつでも、どこでも」とか、「忘れられなくて」とか、ほかにいくらでもつけられそうなのに。

曲のタイトルは大事ですからね。

重量あげのせいか、サンディ・ショウは日本では知る人ぞ知る、という感じの歌手になってしまいました。

1983年にイギリスのネイキッド・アイズ(Naked Eyes)が、この曲をカバーして、ヒットしました。そのときの邦題は「僕はこんなに」でしたね。このカバーもとってもいいです。



「恋はみずいろ」カバーバージョンなど

歌詞つき 一緒に歌い方はどうぞ

英語版

青、灰色、赤(泣きはらした目)、緑(嫉妬する心)、黒(1人さびしい長い夜)の5色、出てきます。

ヘザーは、「ヘザーとサンダーバーズ」という60年代に人気のあったシンガポールのバンドのボーカル。

有名なポール・モーリアのインストルメンタル

「恋はみずいろ」、日本語で「こ~い~は~♪」というところは、
Comme l’eau comme こ~む、ろ~こ~む なんですね。
確かに音が似ています。

私、この曲も好きですが、
Always something there to remind me のほうがもっと好きです。英語の歌なので、このブログでは取り上げませんが。

60年代ポップスは名曲が多いですね。






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コメント

  1. PENさま

    こんにちは。
    先日、私のブログ「日本語への旅」で「恋はみずいろ」をテーマに取り上げました。
    原詩、邦訳を確かめたく検索すると、Penさんのブログにたどりつきました。
    すてきな邦訳でしたので、引用させていただきました。また、英語バージョンについての情報も大変参考になりました。
    ありがとうございました。事後報告になってしまい、すいません。

      • フランス語愛好家
      • 2017年 2月 09日

      しおかぜさん、こんにちは。
      「恋はみずいろ」の記事、参考になってよかったです。

      しおかぜさんのブログも拝見しました。
      色の研究をされているのですね。

      確かに、「恋は青色」というと、なんだか
      青色申告みたいで、イメージ違いますね。

      私のブログはリンクフリーですから
      ご自由にリンクしてください。

      今後ともよろしくお願いいたします。

      pen

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