花輪

時事ニュース

エリザベス女王がフランスを訪問、ノルマンディー上陸作戦70周年式典

こんにちは。penです。

きょう、6月6日はノルマンディー上陸作戦のあった日です。
Dデイとも言われます。

1944年6月6日、第2次世界対戦のさなか、連合軍がフランスのノルマンディー海岸に上陸した日。

毎年、この日はフランスで式典が行われるのですが、
今年は70周年で、いつもより話題になっています。

きょうは、この式典に出席するために、イギリスのエリザベス女王がフランス入りしたことを伝える短いニュースをEuronewsで聞いてみました。

豆知識として、当時のエリザベス女王と、ノルマンディー上陸作戦について、記事の後半に書いています。

では、まずニュースをごらんください。

※YouTubeで見る方はこちらから⇒イギリスの女王、フランスを公式訪問

女王は88歳、フィリップ殿下は92歳です。
2人ともお元気そうですね。

それでは、スクリプトに和訳をつけます。

La Reine d’Angleterre, hôte de marque de la France
イギリスの女王、フランスを公式訪問

スクリプト

A l’occasion du 70e anniversaire du Débarquement, et à l’invitation de François Hollande, Elisabeth II a débuté une visite d’Etat de trois jours dans l’hexagone.

La souveraine britannique a rendu hommage au soldat inconnu sous l’Arc de Triomphe aux côtés du président de la République Française.

Elle a ensuite descendu les Champs-Élysées pavoisés aux couleurs de l’Union Jack.

A 88 ans, Elisabeth II a été chaleureusement saluée par les Français pour sa 5ème visite d’Etat.

Un tête-à-tête a suivi à l‘Élysée avec le Prince Philip autour d’une tasse de thé, ainsi qu’un échange de cadeaux.

De tous les dignitaires présents aux cérémonies, ce vendredi, la reine est la seule à avoir porté l’uniforme pendant la Deuxième guerre mondial.

Son fils, le Prince Charles et son épouse Camilla étaient à Bénouville, dans le Calvados pour rendre hommage aux parachutistes britanniques qui ont pris le “Pegasus Bridge” le 6 juin 1944.

※元記事は削除されたのでリンクをはずしました。

和訳

ノルマンディー上陸作戦70周年にさいし、オランド大統領の招待に応じ、エリザベス2世がフランスを3日間の予定で訪れました。

イギリス女王は、フランス大統領の横で、凱旋門の下にある、無名兵士の墓を参りました。

その後、ユニオンジャックの旗が飾られたシャンゼリゼを下りました。

88歳のエリザベス女王は、今回5度目になる当地への訪問で、フランス国民に、あたたかく迎えられました。

フィリップ殿下も交え、お茶を飲みながらの、女王と大統領の対談が続き、贈り物の交換も行われました。

3人とも、金曜日の式典に出席します。第二次世界大戦中、軍服を着ていたのは、女王だけです。

息子のチャールズ皇太子とその妻のカミラはカルヴァドス県のベヌヴィルで、イギリスのパラシュート部隊の墓を参りました。この部隊は1944年7月6日に、ペガサス・ブリッジに降り立った部隊です。



単語メモ

hôte de marque 賓客

débuter 始まる、開始する

l’hexagone フランス本土 もとの意味は六角形

souverain, souveraine 君主

rendre hommage à qn/qc  ~に崇拝の念を表す、敬意を表する

pavoiser (船や建物が)旗を飾る

tête-à-tête 対談、差し向かい

dignitaire 高位、高官

porter l’uniforme 制服を着る(→後述します)

※凱旋門の下のお墓は、第一次世界大戦で戦士した兵士を弔うために、戦士した兵士(150万人と言われています)から1人選んで収めた墓です。



きょうの豆知識

第二次世界大戦中のエリザベス女王

エリザベス女王は、ノルマンディー上陸作戦のあった日は18歳で、英国女子国防軍に属して公務をしていました。

avoir porté l’uniforme のユニフォームは、その軍服のことだと思います。

大戦中、ロンドンも空襲を受けていました。
多くの子どもたちは疎開しており、エリザベスも妹(マーガレット)とカナダに疎開してはどうかと、政府から王室に案が出ました。

でも、お母さん(名前は同じエリザベス)が自分も自分の子どもも国王のもとを離れない、と言い放ち、拒否。

結局、国内にとどまり、1940年から5年ほどはウィンザー城に住んでいました。

すでに王位継承者として活動していて、14歳のとき、BBCのラジオ放送で、初の演説。

1943年の16歳のときに、単独の公務を始め、イギリス各地を激励訪問。女子国防軍に入隊したのは、1945年2月で、軍の車両の整備や、弾丸の管理をしたり、大型自動車の免許をとって、軍用トラックの運転もしていました。

エリザベス女王1945年

File:Hrh Princess Elizabeth in the Auxiliary Territorial Service, April 1945 TR2832.jpg – Wikimedia Commonsより

本人の希望で、一般の兵士と全く同じ待遇を受けていたそうです。

すごいですね~。筋金入りの国家党首という気がします。

ノルマンディー上陸作戦

第2次世界大戦中、1944年6月6日、連合軍が、アメリカのアイゼンハワー元帥の指揮のもと、フランスのノルマンディーの海岸で、軍艦、爆撃機、上陸部隊などを大量に動員して、ドイツ軍に攻撃をしかけました。

当時ノルマンディーは、ナチスドイツに占領されていました。

この攻撃で、ヨーロッパ戦線の流れが変わり、ドイツ敗北につながったとして、歴史上、とても有名な作戦です。

上陸する前に、イギリスに、連合軍の部隊が結集しました。
連合軍はアメリカ、カナダとイギリス、フランスなどヨーロッパ11カ国の部隊です。

その3分の2はアメリカの部隊だったそうです。それまでは、ロシアがドイツと戦っていて、援軍を求めていました。

ノルマンディー上陸作戦はパラシュート部隊の落下から開始。

連合軍がドイツ軍を制圧するのに2ヶ月以上かかりました。
最終的には、連合軍の300万人近い兵士が、上陸したそうです。

パリでは、この上陸の日から、占領していたドイツ軍とその支配のもとにあったヴィシー政権に対して、レジスタンスの活動がさらに活発に。

連合軍もパリ進軍をはたし、結果的に同じ年の8月にパリが解放されます。

ノルマンディー上陸の日から、
今年は70周年という切りのいい数字。

さらに、今、ウクライナで反政府デモが問題になっているので、この式典に各国首脳が集まることから、この問題について、話し合いがあるのではないかと言われています。

プーチン大統領もフランス入りしてますから。

この記事がアップされるころは、式典は終わってると思いますが、その後に、対談などあるのではないでしょうか。

いかがでしたか?

日本ではあまり話題になりませんが、
フランス、イギリス、アメリカあたりでは、
ノルマンディー上陸作戦は、大きな歴史のターニングポイントとして、毎年6月6日は特別な日です。

映画やゲームにもなっていますね。
戦いと勝利、という感じでイメージする人も多いでしょうか。

でも、戦争は人の殺し合いですから、
すごく悲惨だったと思います。

やっぱり、戦争は2度とごめんですね。

関連記事もどうぞ。
5月8日はヨーロッパの終戦記念日

在位60年を迎えたエリザベス2世 アメブロ

エリザベス女王の即位六十周年の記念式典 アメブロ

キャサリン妃の出産を待つエリザベス女王






ピックアップ記事

  1. ぜんぶ無料:あなたのフランス語学習に役立つサイト16選
  2. 『星の王子さま』~お役立ちリンク集
  3. 2018年版、フランス語と英語の勉強用カレンダーのご紹介。

関連記事

  1. パリ

    時事ニュース

    2017年フランス国民議会選挙は、マクロン大統領の政党が過半数を超える議席を獲得。

    2017年6月11日、6月18日にフランスの国民議会の選挙が行われ、新…

  2. 地球儀

    時事ニュース

    シリアのラッカが解放され、イスラム国が事実上なくなった。

    2014年からイスラム国が占領していたシリア北部の街、ラッカが、201…

  3. プール

    時事ニュース

    ガラス張りのスカイプールの建設~ロンドンの真ん中で空中遊泳できる?

    ロンドンに建設予定のスカイプール(Sky Pool)のニュースをご紹介…

  4. 地球

    時事ニュース

    地球温暖化対策の正念場、COP21は11月30日からパリで開催

    2015年の11月の終わりからパリで開催されるCOP21の告知記事をこ…

  5. 新聞を読む

    時事ニュース

    シャルリ・エブド最新号の発売、すぐに売り切れ

    テロの襲撃にあったシャルリ・エブドの最新号が、14日に発売され、すぐに…

  6. パリ

    時事ニュース

    エマニュエル・マクロンが新大統領に:2017年フランス大統領選挙終了。

    2017年5月7日の日曜日、フランスの大統領選挙(決選投票)が行われ、…

コメント

  1. 本当に日本ではあまり大きな報道はありませんね。
    蚊帳の外だから?

    歴史の授業でも習ったかも知れませんが、私は脳がスルーしてるみたいです。
    フランス人の反応を見ると、彼らにとってはフランス革命の次くらいに大切な位置づけになってる気がします。

    こういったことを知って学んで深い興味を持つことはフランス語学習以上に大切なことかもしれませんね。

      • フランス語愛好家
      • 2014年 6月 08日

      nobaraさん、こんにちは。
      まあ、日本にとってみれば、ヨーロッパ史という位置づけなんでしょうね。
      でも、教科書にはしっかりのってましたよ。

      フランスの人にとっては、このあと、パリ解放があるから、思い入れが強いんじゃないでしょうか。
      日本の終戦記念日と似たような感じなのかな、と思います。

      世界全体で世界大戦の目撃者が減っていっているから
      こういうことについて語ることは大切だと思います。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

*

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

お気に入りに登録してね♪

CTL+D でお気に入りに登録。

Feedlyで確実に更新をチェックしよう。

follow us in feedly

更新情報をメールで配信中

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

新しく書いた記事です。

  1. ボジョレー・ヌーヴォーは何がそんなに特別なのか?
  2. アルミスティス(第一次世界大戦休戦記念日)とは?
  3. シンプルだけどおいしいフィナンシエのレシピ:フランスのお菓子…
  4. マキシム・ル・フォレスティエのサンフランシスコ(歌と訳詞)
  5. 2018年版、フランス語と英語の勉強用カレンダーのご紹介。
  6. 文学や小説に関する言葉:かわいいフランス語教えます(120)…
  7. シリアのラッカが解放され、イスラム国が事実上なくなった。
  8. クロード・モネの「睡蓮」がオランジュリー美術館に寄贈されるま…
  9. アメリカ・ラスベガスで起きたアメリカ史上最悪の銃撃事件。
  10. 初心者向け:英語とフランス語の発音で大きく違う5つのポイント…

おすすめ記事いろいろ

  1. 『100歳の少年と12通の手紙』(前編)~予告編のフランス語…
  2. 祖母の日はいつで、どんなことをするのでしょうか?
  3. ロマンチックなフランス語:かわいいフランス語教えます(109…
  4. 芸術家として生きることの難しさとは?パリの写真家へのインタビ…
  5. ボキューズ・ドール国際料理コンクールとは?
  6. イネスとユニクロのコラボのニュース、新ブティックオープンの話…
  7. フランスワーズ・アルディの Soleil (お日さま)の訳詞…
  8. 性数一致がややこしすぎる tout とその仲間のまとめ
  9. バーバパパ出版45周年おめでとう~Googleが記念ロゴでお…
  10. 教養はジャムに似ている~フランソワーズ・サガン(名言その14…

おすすめのまとめ記事

  1. 「虎と小鳥のフランス日記」vol.4 第76話~第100話
  2. ファッション、モード、おしゃれに関する記事の目次(1)
  3. かわいいフランス語、教えます~目次 その4
  4. 「パッケージのフランス語」の記事の目次~その1
  5. 歌の訳詞を書いている記事の目次~その3
  6. フランス語のニュースの記事のまとめ(3)
  7. masausaさんのカレンダー収録曲の記事の目次
  8. フランス映画の予告編の記事のまとめ
  9. ファッション、モード、おしゃれに関する記事の目次(3)
  10. 数字の記事のまとめ その2 19から1兆まで

フランス語の勉強法とか

  1. 黒板
  2. 2018年フランス語日めくりカレンダー
  3. 星の王子さまの本

お問い合わせはこちらから

お問い合わせはこちらからどうぞ

封筒
⇒お問い合わせフォームへ


お気軽に^^

☆和文仏訳、仏文和訳の無償サービスは行っておりませんので、ご了承願います。

アーカイブ

  1. リュクサンブール公園

    虎と小鳥のフランス日記

    リュクサンブール公園・その1~「虎と小鳥のフランス日記」第14話
  2. ブログ運営、お知らせ

    しばらく不定期更新になります~夏休みのお知らせ
  3. masausa 謹賀新年

    おまけコーナー

    masausaさんのカレンダー収録曲の記事の目次
  4. 黄金のバーリー麦畑

    フレンチポップスの訳詞

    とどかぬ愛~ジョニー・アリディ(歌と訳詞)
  5. まさかの友

    フランスのことわざ

    フランス語のことわざ61~困ったときにこそ本当の友だちがわかる(まさかの友が真の…
PAGE TOP