本を読む子どもたち

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ビブリオテーク・ローズ~長く愛されてきたフランスの子どもむけの本のシリーズ。

古くからあるフランスの子ども向けの本のシリーズ、La Bibliothèque rose (ラ・ビブリオトーク・ローズ)の改訂に関するニュースクリップを紹介します。

タイトルは、Livres : la Bibliothèque rose, une collection au bon parfum de l’enfance(本:ラ・ビブリオテーク・ローズ)、子どもの頃の甘い香りがするコレクション。



La Bibliothèque rose

3分18秒

☆記事はこちら⇒Livres : la Bibliothèque rose, une collection au bon parfum de l'enfance

トランスクリプション

«Les Petites Filles modèles» font des bêtises, «Oui-Oui» se la coule douce et «Le Club des cinq» enquête avec «Fabtômette.»

Des personnages et des livres au parfum suranné, des madeleines de Proust couleur rose tendre…

…. «Bibliothèque rose», qu’est-ce que ça vous dit ?

– Oh ! Ça me rappelle mon enfance.

– On enchaînait les uns derrière les autres, les mercredis après-midi. C’était très cool.

– Est-ce que ce n’était pas plutôt l’éppoque des mes parents, plutôt les années 70-80 ?

– Question de génération…

La Bibliothèque rose est née dans un train à vapeur.

Devenue collector, elle a pris un sacré coup de jeune pour rester culte.

Faire lire les enfants quand ils voyagent en train, c’est l’idée géniale de l’éditeur Louis Hachette. 1856, une collection à la couverture rose foncé, cartonnée, qui tient dans un sac de voyage. Première auteure de la série, la Comtesse de Ségur2. Un bon petit diable, Les Malheurs de Sophie, tous devenus des classiques. Dans les années 1950, les jeunes lecteurs découvrent Le Club des cinq3, les premières enquêtes policières pour enfants. Suivront les Fantômette4, écrits par le Français Georges Chaulet5, avec une recette toute simple…

Il faut qu’il y ait une bagarre entre les bons et les méchants.

Le repère de Fantômette se cache peut-être dans ce pavillon tranquille. Avec tous ses copains, bien rangés sur les étagères de Michèle Bodenès.

Voilà une partie de ma collection. Quelques 1 800 volumes de Bibliothèque rose. Ils sont classés par auteur et par série. Vous avez ici les Malory School, vous avez toutes les séries d’Enid Blyton, Le Clan des sept, les Oui-Oui, Le Club des cinq, etc.

Contrôleur de gestion dans la vie, c’est dans un vide-greniers qu’elle a trouvé ce trésor.

-Cet ouvrage de la Comtesse de Ségur, Les bons enfants, date de 1879. Vous avez de très très belles gravures. Me dire que mes grands-parents et peut-être même mes arrières grands-parents aient pu le lire ou demander ça au moment de leurs étrennes à leurs propres parents, c’est émouvant finalement.

Des livres pour la vie qu’on se transmet de génération en génération. Mais la Bibliothèque rose aurait-elle mal vieilli ? Dans cette histoire du Club des cinq, parue dans les années 1970, on n’échappe pas aux clichés sur les gitans.

« Ils ont peut-être des secrets et ont peur que nous les découvrions. Ces gens-là vivent de chapardages ». Les bohémiens, le chapardage, c’est une vision parfaitement stéréotypée, typique de la littérature des années 1940, 1950, 1960.

Ça passerait plus aujourd’hui ?

Non, ça ne passerait plus aujourd’hui. Ça serait effectivement totalement indigeste, pour ne pas dire choquant.

Dans les nouvelles éditions, les mots choquants ont été retirés, comme les phrases trop longues et les verbes au passé simple. Mais ce qui n’a pas changé, c’est que le chef de bande est toujours une fille. Et ça, c’est vraiment moderne.

☆トランスクリプションの引用元⇒7 jours sur la planète – Enseigner le français langue étrangère (FLE) avec l'actualité – Fiches pédagogiques gratuites

ビブリオテーク・ローズ:和訳

「ちっちゃな淑女たち」はいたずらをし、「ウイウイ」はのんびりし、「5人のクラブ」は「ファントメット」と一緒に、捜査します。

なつかしい香りがただよう本の登場人物、ピンク色のプルーストのマドレーヌ

「ビブリオテーク・ローズ」は、あなたにとって何ですか?

- ああ、子どもの頃を思い出します。

- 次々と思い出しますね。水曜の午後。とても素敵でした。

- それって、どちらかというと私の両親の時代のものではないですか? 70年代から80年代。

世代の問題。

ビブリオテーク・ローズは、蒸気機関車の中で誕生しました。

コレクターアイテムとなったこのシリーズは、カルトでいるため、大幅な若返りが行われました。

電車で旅行中の子どもたちに本を読んでもらうこと。これは、ルイ・アシェットのすばらしいアイデアです。

1856年、濃いピンク色の表紙のハードカバーで、旅行カバンに収まる本のシリーズが出ました。

このシリーズの一番最初の著者はセギュール伯爵夫人。「善良な小さな悪魔」「ソフィーの災難」、すべて古典になりました。

1950年代、若き読者は、「5人クラブ」を見つけました。これは、子どものためのはじめての推理小説です。

フランス人のジョルジュ・ショレが書いた「ファントメット」が続きましたが、そのレシピはとてもシンプルです。

- いい者と悪者の戦いがなければなりません。

ファントメットの目印はこの静かな家に隠れているかもしれません。

ほかの友人と一緒に、ミシェル・ボデネスの棚にきちんと並んでいます。

- これは私のコレクションの一部です。約1800冊のビブリオテーク・ローズがあります。

著者別、シリーズ別に分類しています。

- ここに、マロリー・スクール、これは、イニッド・ブリトンのシリーズが全部、「7人の党」、「ウイウイ」「5人クラブ」などがあります。

企業会計士の彼女は、ガレージセールでこの宝物を見つけました。

- セギュール伯爵夫人によるこの作品、「善き子どもたち」は1879年のものです。

とてもきれいな挿絵があります。

私の祖父母、おそろく曽祖父母もこの本を読んだり、お年玉として、両親にこの本をねだったことを考えると、とても感動します。

世代から世代へと受け継がれる一生物の本たち。

でも、ビブリオテーク・ローズはそんなに古くなってしまったのでしょうか?

1970年代に出版された、この「5人クラブ」の物語は、ジプシーに関するステレオタイプを避けられません。

- 「たぶん秘密があり、私達がそれを見つけることを恐れています。この人たちは、かっぱらいをして暮らしています」。

ボヘミアン、こそ泥、それは完全なステレオタイプで、1940、1950、1960年代の文学において典型的です。

- 今は、もうそんなことは通用しませんか?

- ええ、今は、もう通用しないでしょう。現実問題として、とても読みづらいし、不快なのは言うまでもありません。

新しい版では、不快な言葉は削除されています。たとえば、長すぎる文章や動詞の単純過去形など。

でも、変わっていないのは、そのグループのリーダーが今も女の子であるということです。その点は、とても現代的です。

単語メモ

se la couler douce のんびりする、気ままに暮らす

suranné 時代遅れの、古めかしい

chapardage かっぱらい、こそ泥

indigeste (本などが)よくこなれていない、読みづらい

choquant 不快な、無礼な、良俗に反する



ビブリオテーク・ローズ関連動画

J’ai retrouvé les MEILLEURS LIVRES pour enfants ? (一番いい子どもの本を再発見?)

7分40秒。

ビブリオテーク・ローズはフランスのHachetteが発行している子ども向けの本のシリーズ。19世紀に創設されたシリーズが今も続いているなんてびっくりですね。

幅広いテーマをカバーしていて、このシリーズを読んで大きくなった子どももたくさんいそうです。

古典だけでなく、最近は、ディズニーのアニメが原作の物語や、ポケモンやスター・ウォーズの話もシリーズに入っています。

動画によれば、緑色のシリーズもあります。

子ども向けの本だから、フランス語学習者にも、向いているかもしれません。私は、このシリーズを、見たことがありませんが。

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引っ越しのため、1ヶ月も更新を休んでしまい、申し訳ありません。きょうから再開します。

再開といっても、相変わらずゆっくりめの更新ですが、よろしくお付き合い願います。






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