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カンヌ国際映画祭が果たしている4つの役割

カンヌ映画祭が果たす役割を4分で説明している動画を紹介します。

例年なら、今頃、カンヌ国際映画祭が行われていますが、今年は、見本市「マルシェ・ドゥ・フィルム」を6月にオンラインで行うほかは、延期状態です。

まあ、大きなフェイスティバルはどこもできませんね。

去年作られたものなので、「第72回の映画祭が行われる」と語っています。



カンヌ国際映画祭の役割

À quoi sert le Festival de Cannes ?

フランス語の字幕を表示させることができます。

トランスクリプション

C’est la 72ème édition du festival de Cannes.

Et vous vous demandez peut-être : à quoi sert-il ?

Entre tapis rouge aux superstars ultra-glamour et projections à répétition, voici les quatre raisons d’être du festival.

1. UNE SÉLECTION TRIÉE SUR LE VOLET

Seulement quelques dizaines de films sont sélectionnés pour Cannes, c’est-à-dire qu’ils seront diffusés devant un public composé majoritairement de professionnels du secteur : des producteurs, des diffuseurs, des critiques…

Ce sont des œuvres de réalisateurs ou réalisatrices prestigieux qui sont déjà aguerris au festival.

Parmi la Sélection officielle, il y la « Compétition » : une vingtaine de films susceptibles de recevoir la « Palme d’Or », le prix le plus prestigieux du festival.

Ce fut le cas par exemple d’ « Apocalypse Now », des « Parapluies de Cherbourg », de « Pulp Fiction », de « La Vie d’Adèle », et en dernier lieu d’« Une affaire de famille ».

Les films de cette sélection bénéficient ainsi d’un tapis rouge auprès des diffuseurs, et s’assurent d’être projetés sur le plus grand nombre de « grands écrans » possible.

Il y a aussi la section « Un Certain Regard » ou encore la « Cinéfondation ».

En parallèle, coexistent notamment la « Quinzaine des réalisateurs » et la « Semaine de la Critique », très surveillées par le secteur.
Ce sont souvent ces événements qui permettent de repérer les réalisateurs prometteurs, qui l’année d’après, ou les suivantes, accéderont au Graal suprême, « la Sélection officielle ».

2.DES EXCLUSIVITÉS EN PAGAILLE

Le pari est risqué, car le public du Festival n’est pas connu pour sa tendresse.

Mais les réalisateurs se bousculent pour présenter en exclusivité leurs films à Cannes.

Cette année encore, l’exemple le plus parlant est Quentin Tarantino, qui a mis les bouchées doubles pour boucler le montage de son dernier film, « Once Upon a Time in Hollywood », afin de le présenter, en tout premier, au Festival.

Et pour l’événement, s’assurer de diffuser des films en tout premier, c’est montrer au reste du monde sa pertinence et son importance.

Il s’assure de rester dans la course face à ses concurrents immédiats : les festivals de Berlin, Venise ou encore Toronto.

3. UN RÉVÉLATEUR DE TALENTS

C’est d’ailleurs le festival de Cannes qui a révélé au grand public le sulfureux Tarantino.

Grace à sa Palme d’or en 1994 pour « Pulp Fiction », le film connaît un coup de projecteur et le succès populaire qu’on connaît.

D’autres grands noms du cinéma ont d’ailleurs émergé suite au Festival.

C’est le cas de Steven Soderbergh avec « Sexe, Mensonges et Vidéo » en 1989, les Frères Coen pour « Barton Fink » en 1991 ou bien encore les Frères Dardenne avec « Rosetta » en 1999.

4.LE LIEU DE TOUTES LES AFFAIRES

En parallèle du festival de Cannes, très exactement au sous-sol du Palais où sont diffusées les œuvres, se tient le Marché du film.

Comme tout marché, il met en face des vendeurs, des producteurs, des acheteurs, des distributeurs ou des programmateurs de festivals.

Une grosse machine qui génère un chiffre d’affaires d’environ 800 millions de dollars.

12 000 professionnels débarquent des quatre coins de la planète dans l’espoir de mettre la main avant tout le monde sur la pépite qui les rendra riches et célèbres.

Les tenants de la thèse du déclin sont nombreux, les critiques les plus virulentes viennent surtout d’outre-Atlantique.

La plateforme de streaming Netflix essaie celle de son côté de mettre un orteil sur le tapis rouge, sans grand succès pour l’instant… Côté retombées médiatiques, le Festival joue dans la cour des grands.

C’est l’événement le plus médiatisé au monde après les Jeux olympiques et la Coupe du monde de football.

和訳

第72回カンヌ国際映画祭が始まります。

みなさんは、「それが何の役に立つの?」と疑問に思っているかもしれません。

きらびやかなスーパースターの集うレッドカーペットと、連日の映画の上映がるこのフェスティバルには、存続する4つの理由があります。

1.厳選されたセレクション

カンヌでは数十の作品だけが、選ばれます。選ばれた映画は、この業界のプロの前で上映されます。プロデューサー、配給会社、批評家など。

すでにフェスティバルで鍛え上げられた名のある監督の作品です。

公式に選ばれた作品は、「コンペティション部門」に出品されます。パルム・ドールという、このフェスティバルでもっとも栄誉のある賞を獲得できるかもしれない、20あまりの映画です。

たとえば、これまで、『地獄の黙示録』(Apocalypse Now)、『シェルブールの雨傘』(Parapluies de Cherbourg)、『パルプ・フィクション』(Pulp Fiction)、『アデル、ブルーは熱い色」』(La Vie d’Adèle)、そして、前回は、『万引き家族』(Une affaire de famille )が、パルム・ドールを受賞しました。

このセレクションに入った作品は、配給元が集うレッドカーペットで紹介され、もっとも大きなスクリーンで、もっともたくさん上映されます。

「ある視点部門」や、「シネフォンダシオン」というセレクションもあります。

同時に、「監督週間」「国際批評家週間」というセレクションもあり、この業界の人がよく見ています。

このようなイベントのおかげで、将来性のある監督を見つけることができ、その監督の作品は、翌年やそれ以降、公式選出という栄誉を得られるのです。

2.緊急の独占上映

この映画祭の聴衆の目はきびしいので、危険な賭けです。

しかし、監督たちは、作品をカンヌで独占上映しようと大急ぎで用意します。

今年も、たとえば、もっとも話題になったのは、クエンティン・タランティーノです。彼は、最新作である『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』をこのフェスティバルで、プレミア上映するために、大急ぎで撮影を終えました。

この映画祭で、さまざまな作品をはじめて上映することは、世界に、映画祭の正当性と重要性を知らしめています。

直接の競争相手である、ベルリン、ヴェニス、トロントでの映画祭に対して、競争力があるところを見せることができます。

3.才能の発掘

鬼才タランティーノを、聴衆に紹介したのは、カンヌ国際映画祭です。

1994年、『パルプ・フィクション』がパルムドールをとったおかげで、この映画は評判になり、皆さんも知る人気を獲得しました。

ほかにも、この映画祭から有名になった監督がいます。

1898年『セックスと嘘とビデオテープ』(Sexe, Mensonges et Vidéo)のスティーブン・ソーダーバーグ、1991年、『バートン・フィンク』(Barton Fink)のコーエン兄弟、1999年、『ロゼッタ』(Rosetta)のダルデンヌ兄弟です。

4.あらゆるビジネスの場所

カンヌ国際映画祭の開催中、まさに、映画が上映される建物の地下で、マルシェ・ドゥ・フィルム(見本市)が行われます。

ほかの見本市と同様に、ここでは、売り手、プロデューサー、買い手、配給会社、映画祭の編成者が集まり、映画を売買します。

この大きな見本市は、およそ800万ドル(860億円ぐらい)の売上をあげます。

1万2千人のプロが、皆の前で、お金と名声という宝物を手にいれようと、世界中からやってきます。

この映画祭は衰退しているという説を唱える人はたくさんいます。一番痛烈な批判はアメリカで起きています。

動画配信プラットフォームのNetflixは、自分たちも取り分を得るため、レッドカーペットに足を踏み入れようとしていますが、今のところあまり成功していません。

メディアでは、この映画祭は、とてもたくさん取材されています。

カンヌ国際映画祭は、オリンピックとサッカーのワールドカップに続き、もっともメディアで取り上げられるイベントです。

単語メモ

trier qn/qc sur le volet  ~をえりすぐる、厳選する

aguerri  (戦争、危険、苦難に)慣れた、鍛え上げられた

susceptible de  ~の余地がある、~を受け入れることができる

en dernier lieu  最後に

le Graal  聖杯

accéder à  ~に達する、至る

exclusivité  独占上映 (f)

en pagaille  乱雑に、めちゃくちゃに、あわてて

se bousculer  (話)急ぐ

mettre les bouchées doubles   大急ぎでする

boucler  ~を終える、やり遂げる

mettre la main sur qc/qn  ~を見つける;~に手をかける、

la pépite  金塊;貴重なもの、高価なもの

la thèse  主張、説

outre-Atlantique  大西洋の、アメリカに

essayer de + inf  ~しようと努める

un orteil  足、特に足の親指 

retombées médiatiques メディアの報道、メディアでの露出



カンヌ国際映画祭について

1946年に始まったカンヌ国際映画祭は国際的な映画祭の中で、もっとも影響力がある、と言われています。

通常、5月に行われています。いつも、レッドカーペットを歩くスターのファッションが話題になりますね。

今年は、新型コロナウイルス感染防止のため、今のところ延期です。

パルムドールを獲得できる『コンペティション部門』は公式の選出です。公式の選出には、これ以外に、『ある視点部門』、『短編部門』、『シネフォンダシオン部門』があります。

さらに、独立の選出というのがあり、『国際批評家週間』、『監督週間』というセレクションがあります。

パルム・ドールは、この映画祭における最高賞です。

カメラドールという賞もあります。これは、『コンペティション部門』、『国際批評家週間』、『監督週間』に出品した新人監督の1人に送られます。

ほかにも、いろいろな賞があり、私にはわけがわかりません。まあ、賞がついていると、配給会社が配給しやすいのでしょう。

作家性や芸術性のある映画が賞を獲得できるようです。

制作した国以外で上映していないことと、ほかの国際映画祭で上映されていないこと、という条件があるため、ほとんどの映画が、新作というか、あまり、よく知られていない映画です。

そんな中で、ばーんとパルム・ドールを受賞すると大変な宣伝効果があります。一躍有名になるわけです。

フランス政府は、大きなフェスティバルは、7月半ばまでは開催禁止という方針なので、今年の開催は、どうなるかわかりません。

非公式の選出である、『国際批評家週間』『監督週間』などは中止されました。

秋は、ほかの映画祭があるので、日程を組むのは難しいでしょう。というか、秋だって、大規模イベントができるかどうか、はなはだ疑問です。

カンヌ国際映画祭は、Netflix制作の映画を映画として認めていませんが(劇場上映が重要だという考え方)、一般映画人が、映画を撮影、上映できなくて、収益がガタ落ちなのに、Netflixのほうは大繁盛しています。

■これまでに書いたカンヌ国際映画祭に関連する記事です。

第72回カンヌ国際映画祭が始まったニュース。

カンヌ国際映画祭にまつわる数字~期間中の市の人口は?

カンヌ国際映画祭のパルムドールの起源

カンヌ国際映画祭の階段であったおもしろいこと

第66回カンヌ国際映画祭に降るスターの雨

新型コロナウイルスは各方面に大きな影響を与えていますが、旅行・観光業や興行関係は特に、打撃が大きいですね。

昔なつかしい、ドライブイン・シアター(体験したことはありません)が流行りつつあるようですが、映画の作り方や配給の仕方も、変わらざるを得ないでしょう。






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