ガブリエル

不思議の国のフランス

プレタポルテ、オートクチュール、オーダー・メイドの違いとは?

フランスダイレクトスクールの動画教材『不思議の国のFrance』第8話の受講メモです。

今回のタイトルはちょっと長くて
Rien ne remplace ces moments où des amis se retrouvent, partagent leurs idées et leur repas.

直訳:友だちと再会し、意見や食事を分かちあう瞬間に代わるものは何もない⇒友だちと合って話をしたり、食事を一緒にするときは何物にも変えがたい

友だちと会っておしゃべりしながら、食事をするのはとても楽しい、ということ。あるレストランでティファニー、ガブリエル、ケンそしてマナミさんという日本人女性の4人が食事をしています。

話題はオーダーメイドで服を作ることと、食べている料理に出てきた帆立貝の2つです。フランス語でオーダーメイドは、sur-mesure または sur mesure といいます。

再会する(se retrouver)とあるのですが、マナミとガブリエルは初対面ですから、どちらかというとrencontrer (出会う)ですね。

きょうのメニュー
●3つのキーフレーズ
●プレタポルテ、オートクチュール、オーダー・メイドの違い



3つのキーフレーズ

関係代名詞を使って説明を付け加える

ケンがオートクチュールとオーダーメイドの違いを聞きました。

オートクチュールはファッションショーをする高級ブランド、高級婦人服デザイナーのことよ。

ガブリエルとティファニー’

«Haut couture», c’est les grandes marques, de grands couturiers, qui font des défilés.

marques と couturiers に関係代名詞 qui をつけて説明。

marque は商標、メーカー、ブランド
couturier は 高級婦人服デザイナー、またはその店
défilé は 行列、行進⇒ファッションショー

grand は ここでは、有力な、強大な、大手の;高級な、有名な、上等な、と文脈によっていろいろ訳せますが、原義は大きくて強いということ。

~なのはそのためです

オーダーメードの服は、自分のからだのサイズにあわせて作ってもらう服です。

だからオーダーメードは«sur-mesure (測定に合わせて)»というのよ。

ガブリエル

C’est pour ça qu’on appelle à «sur-mesure».

sur は 基準、規範を意味する前置詞
tailler une jupe sur un patron
型紙に合わせてスカートを裁断する

vêtement sur mesure
あつらえの服

mesure  寸法、体のサイズ

サイズにあわせて作る服⇒オーダーメイドの服

C’est pour ça que ~
~したのはそのためです。

C’est pour ça que je suis en retard.
私が遅刻したのはそのためです。

貝の形で食べる

フランス人は帆立貝を特に、クリスマスなどのイベントでよく食べるとのこと。

そうそう、大きなイベントのときね。どちらかというと貝の形で、貝の形で食べるわね。貝柱だけでは食べないの。貝柱は一般に高いし。

帆立貝

Pour les grandes occasions, c’est vrai, c’est vrai ! C’est plutôt sou forme de coquille… On mange sous forme de coquille, pas sous forme de noix de Saint-Jacques.

Les noix de Saint-Jacques sont déjà généralement plus chères.

sous la forme de = sous forme de + 無定冠詞
~の形で、姿で、として

Ce médicament existe sous forme de capsules ou de pilules.
この薬はカプセルや錠剤になっている。

coquille (de) Saint-Jacques 帆立貝
Saint Jacques はキリストの12人の使徒の1人。それがなぜ貝の名前になったのか?

詳しくはこちらに書いています⇒ろこつに嫌う女~恋人同士のフランス語 第3話

noix de Saint-Jacques ホタテ貝の貝柱



プレタポルテ、オートクチュール、オーダー・メイドの違い

vêtements sur mesure(オーダーメイドの服、注文服) の反対語はprêt-à-porter (既製服)です。

私が子どものころは、既製服はまだあまり一般的ではなかったです。子どもの時、着ていた服はほとんど母の手作りでした。

プレタポルテ le prêt-à-porter

prêt-à-porter は「着られるために準備ができている服」、つまり既製服。
1950年代に、フランスで一般的になりあmした。

もともとは軍服(ユニフォーム)を作る工程からヒントが得られたもの。洋服を大量生産することは18世紀に始まっていましたが、婦人服のプレタポルテが一般的になるまで時間がかかりました。

高級婦人服デザイナーが市場を独占していたからです。

既成品は英語では、ready-made です。

オートクチュール la houte couture

オートクチュールはパリクチュール組合(La Chambre Syndicale de la Couture Parisienne 通称サンディカ)に加盟している店が注文を受けて作る一点ものの服。または、その店。この組合に加盟していないと、真のオートクチュールとは言えません。

haute は高級、couture は縫製 という意味です。
サンディカ加盟店はmaison(メゾン)と呼ばれます。

サンディカに加盟するためには、さまざま条件があります。年に2度コレクションを開催するのもその1つ。

オートクチュールはデザイナーがデザインしたものをコレクションで発表し、、お客さんが注文するとその人の寸法で作ります。基本は手縫い。刺繍やレースも手編み。

最高の素材を用い、腕のいい職人が、デザイナーのデザインした服を、その人のからだに合わせて作るので当然のことながら値段が高いです。

ごく普通のスーツが300万円とウイキペディアにありました^^;、このような服を買うことができるのは、どこかの王族か、セレブか、富豪ということになります。

また各メゾンはお客さんに服を作るだけでなく、少し時間を置いてから、複製できる権利をバイヤーに売っています。

サンディカの加盟店はシーズンごとに変わるのですが、日本で知名度のある代表的なのメゾンは、シャネル、ジバンシー、ゴルチエなど。国外メンバー(ヴァレンティノやアルマーニ)や、コレクションに招待されゲスト参加する、というステータスもあります。

これはサンディカの中でも、最大手のシャネルで、ひとつひとつ手作りでコレクションに出す洋服を作っているところ。

ここまでいくとただの服ではなく芸術作品ですね。動画に出てくるスーツは手が込んでいるから、1千万ぐらいするかも。洗濯は、ドライクリーニングでしょうが、メンテナンスも大変ですね。

もちろん今はプレタポルテのほうが市場が大きいので、各デザイナーはプレタポルテのコレクションも発表しています。

オーダーメイド le sur-mesure

オーダー・メイドは、べつに高級婦人服である必要はなく、どこのブティック(個人)でも、客のサイズにあわせて仕立てればそれがオーダー・メイドの服です。

ちなみにオーダー・メイドは和製英語で、英語では、made-to-order, custom-made などと言います。

私は子どものころ、母が作ってくれたほかは(べつに注文したわけじゃないけど)80年代に、名古屋の千種にある小さなブティックでコートやパンツを作ってもらったことがあります。

コートはピーコートで、5万5千円ぐらいでした。そんなに高くはないですね。でも、メルトンのとてもいい生地を使ってもらったし、ボタンなども、好みで選べました。私はブリティッシュ・ロックが好きだったので、首元のふつうタグがついてるあたりに、ユニオンジャックをつけてもらいました。

パンツは、好みの生地を選び、共布でマフラーを作ってもらいました。

その後太りましたので、もう手元にはありません。いくら自分の寸法にあわせて作ってもらっても、自分がその寸法から逸脱すると、オーダー・メイドの意味がなくなりますね。

この続きはこちらから⇒フランスのパンと日本のパンの違い、そしておいしいフレンチトーストの作り方

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2000年代に、オートクチュールの衰退で、経済的に困っていたほとんどのアトリエを買い取ったのは大ブランドのシャネルです。

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パリのエスモード・その2~「虎と小鳥のフランス日記」第163話

今回はフランス料理のレストランが舞台でした。

料理については、また機会を改めて書きます。






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