フランスの猫カフェ第1号の記事の続きです。
2013年9月下旬にパリのマレ地区でフランス初の猫カフェがオープンした、というニュースです。住宅事情のせいで猫を飼えない人たちに、楽しい時間を提供しており、大人気だそうです。
初回はこちら⇒フランスで初めての猫カフェがオープン その1~猫のごろごろでリラックス
きょうのメニューは:
本日もいろいろ盛り込みました。
最後までごゆっくりお楽しみください。
“Café des chats”: du thé et des ronrons pour se détendre 『猫カフェ』:お茶と猫のごろごろでリラックス
肘かけ椅子やゆったりしたソファのそろった店内はとてもくつろげる雰囲気です。猫たちは、テーブルの下で跳ねまわったり、かごの中で丸くなって眠っていたり、餌のボールに入っているドライフードを食べたり、猫用の木で爪を研いだりしています。
店のオーナーは、「猫たちが気分よくいられるようにすべてを用意」しました。「私の猫たちは、昼も夜も自由なんです。食事用の部屋を自由に使えるし、隠れんぼをしたかったら、高いところにいくらでもスペースがありますしね」彼女はそう言います。
店にいる9匹のオス猫はそれぞれ違う動物保護団体からやって来ました。年齢は5ヶ月から2歳半で、「社交性」とからだつきから選ばれました。大部分が雑種です。
祖母といっしょにテーブルについていたシンディ・オンゲルは記念写真をとっています。「ふだんは猫がわたしのパソコンの上に乗っかったりしませんから。おまけに、ここでは、みんなとふれあえます。」31歳のストラスブールに住むシンディはこう言います。
「コーヒーを飲むながら、パソコンに向かってタイプする代わりに、隣に座った人や猫とおしゃべりできるんです。」
・・・和訳ここまで・・・
元記事はこちら⇒http://www.leparisien.fr/insolite/cafe-des-chats-du-the-et-des-ronrons-pour-se-detendre-16-09-2013-3142513.php ☆リンク切れになるので、リンクをはずしました(2019/10/25)
単語メモ
gambader 跳ねまわる、はしゃいで跳び回る
生徒たちが校庭で喜んで跳ねまわっている。
Des élèves gambadent de joie dans la cour.
gamelle 飯盒(はんごう)、弁当箱、(水夫や兵士が食事時数人で囲んだ昔の)鉢
croquette 丸いドライフード;コロッケもこの単語
aiguiser 研ぐ、鋭くする、とがらす
disposer 自由に使う、所有している
provenir de ~から来る
critère (判断の)基準、根拠
chat de gouttière 野良猫;雑種の猫
*gouttière は軒、ひさし
attabler 食卓につく
★猫カフェの記事、続きはこちら⇒フランスで初めての猫カフェがオープン その3(終)
★フランスで人気の猫の名前ベスト20はこちら⇒かわいいフランス語、教えます~その9 猫の名前
文法ワンポイント:受動態の複合過去形
…ils ont été sélectionnés pour leur “sociabilité” et non sur des critières physiques.
猫たちは「社交性」とからだつきを判断基準として選ばれました。
これは受動態の複合過去形です。
受動態 は être+過去分詞
主語 ils は オス猫9匹のことなので、過去分詞、sélectionnéにSがついています。
受動態を複合過去にするには、être を
助動詞 avoir+être の過去分詞(été)という形にします。
主語が ils なので、avoir の活用は ont
⇒ils ont été sélectionnés
受動態について詳しくは⇒「まいにちフランス語」38:L60 受け身(受動態)
***
ここの猫たちは、みんな捨て猫か野良猫で救済センターのようなところにいたのですね。オーナーのプライオリティは「猫にとってのよい環境」ということがわかりました。
きょうの猫カフェニュースの動画
フランスのニュースは前のニュースと同じ日に撮影したものしか見つかりませんでしたので、イギリスのニュースをご紹介します。
これは別の日の撮影です。というのも、一般公開前にメディアむけに開けたとき取材したこの記事では猫は9匹。それが、このニュースでは12匹に増えているからです。
1分33秒
社交性とルックスから選ばれただけあって、みんな可愛いですね。
ニュースでは、「ロンドンでも近い将来、猫カフェが生まれるかもしれない」と言ってました。
きょうのおまけ~東京のヤギカフェ
猫カフェのニュースを読んでいるときに、偶然東京のヤギのいるカフェのニュースを見つけたのでご紹介します。
2013年6月のニュースです。
47秒のヤギを散歩させている映像を見て思わずふいてしまいました。コーヒー代に、「ヤギを散歩する料金」が入っていそうですね。
日本でのヤギの人気は近年上昇中とのことです。
パリの猫カフェのオーナーは、店全体の衛生状態と、猫にとってよい環境を維持することにとても心をくだいているそう。
この店のヤギここにいて幸せなんでしょうか?
東京ってすごく暑いですよね。
ヤギは粗食で、しかも丈夫だそうですが、やはりアルプスなんかにいたいんじゃないでしょうか? ヤギの気持ちまでわかりませんが。
「都内に住んでると動物とふれあえない」と彼は言ってますが、動物園、ありますよね?
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