聖ニコラ

暦、年中行事

12月6日は聖ニコラ(聖ニコラウス)の日。この人はいったい誰なんでしょう?

オランダやベルギーでは、12月6日は聖ニコラ(聖ニコラウス)の日といって、サンタクロースっぽい姿に扮したおじさんが、パレードをしたりします。

実は、フランスでもロレーヌ地方では、この日をお祝いします。

今回は、聖ニコラがいったいどういう人なのか、説明している動画を紹介します。



聖ニコラ、サンタクロースの祖先、それともライバル?

3分46秒。

トランスクリプト

Chaque année, le 6 décembre la saint-Nicolas est l’occasion d’une fête presque aussi importante que Noël pour les enfants du nord-est de la France à la Hollande en passant par la Belgique.

Mais qui était ce Nicolas qui fait concurrence au père Noël dans toute une partie de l’Europe ?

Saint Nicolas a vécu au IVe siècle après Jésus Christ, c’était un évêque nommé Nicolas de Myre né dans le sud-ouest de l’actuelle Turquie.

Si l’histoire retient de lui qu’il était aussi bienveillant que généreux et qu’il était le protecteur des enfants, des veuves et des gens faibles ; les légendes lui attribuent de très nombreux miracles, à tel point que Saint Nicolas devint au Moyen-Âge le patron des petits enfants et des écoliers…

Alors saint Nicolas, concurrent du père Noël, ou ancêtre du père Noël ? Pour le savoir il fait plonger dans les légendes…

La plus connue en France raconte comment trois petits enfants égarés se réfugièrent chez un boucher qui, après les avoir faits dîner, les coupa en petits morceaux avant de les jeter dans son saloir.

Sept ans plus tard, saint Nicolas vint demander l’hospitalité au boucher, et demanda à goûter le salé préparé sept ans plus tôt. Le boucher apeuré s’enfuit et saint Nicolas ressuscita les enfants.

Une autre légende est celle de l’homme endetté qui n’avait plus d’autre solution pour survivre que de vendre ses 3 filles comme esclaves, chose qui était courante dans l’Antiquité.

Lorsque Nicolas l’apprit, il alla durant trois nuits consécutives jeter par la fenêtre suffisamment d’argent pour que le père rembourse ses dettes et pourvoie ses trois filles d’une dot.

Chose curieuse, certaines versions de cette histoire racontent que saint Nicolas aurait jeté les pièces… par la cheminée !

Ce qui est amusant c’est que ces deux légendes ont sans doute la même origine : des icônes byzantines qui racontent comment Saint Nicolas aurait sauvé de l’exécution 3 officiers ou notaires injustement condamnés.

Dans les icônes byzantines, les saints étant représentés de manière disproportionnée par rapport aux hommes, et les chrétiens plus tard ont mal interprété ces images. Ils ont pris les 3 officiers pour des enfants donnant naissance aux légendes que l’on connaît.

Et c’est depuis le XIIe siècle que l’on raconte que saint Nicolas va de maison en maison dans la nuit du 5 au 6 décembre pour demander aux enfants s’ils ont été obéissants.

Les enfants sages reçoivent des cadeaux, tandis que les autres reçoivent une trique donnée par le compagnon de saint Nicolas, le fameux Père Fouettard, qui serait ni plus ni moins que l’incarnation du méchant boucher.

C’est ainsi que saint Nicolas devint le patron des petits enfants et, par extension, des écoliers.

Quel rapport avec le père Noël ? Il faut traverser l’Atlantique pour le comprendre, et faire un peu de phonétique. Au XVIe siècles, la Réforme Protestante bannit la légende de saint Nicolas d’une grande partie de l’Europe, sauf en Hollande.

Et les Hollandais furent parmi les premiers pionniers à coloniser l’Amérique, emmenant avec eux leurs croyances dont saint Nicolas, qui se prononce Sinterklaas en Hollandais. Sinterklaas devint rapidement Santa Claus en Anglais américain et comme vous le savez, Santa Claus est le nom du père Noël en Amérique.

En fait il semblerait qu’au cours des décennies qui ont suivi, des chrétiens américains bien pensants aient eu l’idée de rapprocher cette fête des enfants de la naissance de l’enfant Jésus… et voilà pourquoi le père Noël, qui n’est qu’une vision moderne de Saint Nicolas, fait aujourd’hui sa tournée le 24 décembre.

Le monde chrétien est donc divisé en deux : ceux qui sont restés fidèles à la Saint-Nicolas et ceux qui ont adopté sa version moderne, le père Noël. Et les enfants de Lorraine sont sans doute les plus chanceux, là-bas, on fête les deux !

★トランスクリプトは動画の説明らんにあるものを参考にしています。

和訳

☆小見出しは私が入れました☆

12月6日は聖ニコラの日

毎年、12月6日の聖ニコラの日は、フランスの北西からベルギー一帯、オランダにかけての子どもたちにとってはクリスマスと同じくらい重要なお祝いの日です。

でも、このニコラという人は、誰なんでしょう? ヨーロッパ全域におけるサンタクロースのライバルなのでしょうか?

聖ニコラは紀元(AD) 4世紀の人です。現在のトルコの南西部で生まれ、ミラのニコラという名の司祭でした。

言い伝えによれば、とてもやさしい博愛的な人で、子どもたち、未亡人、弱者の保護者でした。

彼が奇跡を起こした伝説がたくさんあり、中世には聖ニコラは子どもたちや学生の守護聖人となりました。

さて、聖ニコラは、サンタクロースのライバル、それとも祖先でしょうか? これを知るために、伝説をひもといていきます。

聖ニコラの伝説その1(3人の子供)

フランスでもっとも知られているのは、道に迷った3人の子どもたちが、肉屋の家に行きつき、食事のあと、肉屋に小さく切り刻まれ、肉屋の塩びつに放り込まれた話です。

7年後、聖ニコラが、「泊めてください」と肉屋のところにやってきて、7年前に作った塩漬けを所望しました。

おびえた肉屋が逃げると、聖ニコラは、子どもたちを生き返らせました。

聖ニコラの伝説その2(3人の娘)

もう1つの伝説は、借金まみれで、3人の娘を奴隷として売るしかなくなった男に関するものです。古代ではよくあったことです。

聖ニコラはこのことを知ると、3夜連続で、窓から、この父親が借金を返すのに十分なお金と3人の娘の持参金になるお金を放り投げました。

奇妙なことに、この話のいくつかのバージョンでは、聖ニコラは煙突からお金を投げたことになっています。

ビザンティンのイコン

おもしろいのは、この2つの伝説の出どころが、たぶん同じものだということです。それは、ビザンティンのイコン(絵)で、聖ニコラが不当に有罪宣告を受けた3人の高官、または記録係を処刑から救っている様子が描かれています。

ビザンティンの絵では、聖人は、人間に比べて、不均衡なサイズで描かれており、後に、キリスト教徒は、こういう絵をあやまって解釈しました。

3人の高官を子供だと思ったところから、よく知られる伝説が生まれたのです。

家々をまわる聖ニコラ

12世紀以降、聖ニコラは、12月の5日か6日に家々をまわり、子どもたちが良い子にしていたか聞いてまわる、と言われるようになりました。

良い子にしていた子供はプレゼントをもらい、そうじゃない子供は聖ニコラの連れの、有名なむち打ちじいさんに棍棒で打たれるのです。

この人物はまさに、意地悪な肉屋の化身です。

このようにして、聖ニコラは、子どもたち、ひいては、学生の守護聖人となったのです。

聖ニコラとサンタクロースの関係

彼はサンタクロースとどんな関係があるのでしょうか?

これを理解するためには、大西洋を渡り、少しばかり音声学を学ばねばなりません。

16世紀、宗教改革がおこり、オランダをのぞく、ヨーロッパの大部分で、聖ニコラの伝説を伝えることは禁じられました。

オランダ人はアメリカを植民地とするために渡った最初の開拓者の一部で、聖ニコラに対する信仰も持ち込みました。

オランダ語では、聖ニコラはシンタクラースです。

シンタクラースはほどなく、アメリカ英語のサンタクロースになり、皆さんもご存知のとおり、サンタクロースは、アメリカのPère Noël(フランス語で、サンタクロースのこと)です。

実際、それに続く数十年の間に、アメリカの敬虔なるキリスト教徒は、この記念日を、キリストの生誕と結びつけたようです。

だから、サンタクロースは、近代版の聖ニコラであり、現代では12月24日に現れるのです。

つまり、キリスト教の世界は2つに分かれたのです。聖ニコラに忠実な人々と、その近代版であるサンタクロースを取り入れた人たちとに。

ロレーヌ地方の子どもたちは、おそらくもっともラッキーでしょう。この地方では、両方ともお祝いしますからね。

単語メモ

évêque  (カトリック)司祭

bienveillant  博愛的な

patron  守護聖人

concurrent  ライバル

se réfugier  避難する、逃れる、亡命する

saloir  塩漬け容器(かめ、壺など)

apeuré  おびえた

dot  持参金

trique  棍棒による罰

père Fouettard  鞭打ち(むちうち)じいさん。☆悪い子供をむちでこらしめるとされる想像上の人物。一般にサンタクロースの供をすると考えられています。

ni plus ni moins  まさに、正真正銘

furent être の単純過去、3人称複数



聖ニコラの日、関連動画

聖ニコラが、肉屋に切り刻まれた子どもたちを助けた伝説がもとになっている動揺です。

2分30秒。フランス語の字幕あり。

聖ニコラをお祝いするロレーヌ地方のニュース

2017年11月末の様子です。

☆関連記事もどうぞ

サンタクロースの由来。現在のサンタのイメージはコカコーラの宣伝から

サンタクロースの娘:ジャック・デュトロン。歌と訳詞

*****

聖ニコラ(聖ニコラウス)は、サンタクロースの祖先ということですね。

サンタクロースは、各地のいろいろな伝説が入り混じって生まれた人物で、実在してはいませんが、聖ニコラは、本当にいた司祭です。

クリスマスになると、キャンディケーン(赤と白のしま模様の杖の形をしたあめ)を食べますが、これは(絵の中の)聖ニコラの持っていた杖が元になっているのでしょうね。






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