JDE(le Journal des Enfants)という子ども新聞のサイトより、”selfie”という単語について書かれた記事を読んでみます。
この単語はオックスフォード辞典が今年の言葉として、先ごろ選出したものです。
JDEは1jour1actuより1つ1つの記事が短いし、構文も語彙もやさしいので、はじめて新聞を読んでみる、というような初心者の方におすすめです。
やさしいと言っても、私の場合、いつも「おお、この単語はこんな意味もあるのか」といった発見があります。
Internet : c’est quoi un “selfie” ?
インターネット:”selfie”とは何でしょうか?
“selfie”(セルフィー)とは、カメラのついた機器で、自分を撮影して、SNSに流す写真のことです。
Selfieは英語で、”self portrait” (セルフポートレート)を短くした言葉です。自分の携帯電話で自分を撮影し、SNSに投稿します。
大流行
みんな、セルフィーをとります。これは有名人(歌手、モデル、政治家)しかり。フランソワ法王までもです。
スターたちにとっては、最高のプロモーションになります。何万というファンに、自分のイメージは完全にコントロールしつつ、自分もごく普通の生活をしている、と伝えることができます。
普通の人も、友だちに見せて楽しむために撮ったり、あるいは自分自身のブランドや、何かの商品を売り込むために、撮影します。
商業活動がセルフィーに使われることもあります。7月には、モデル・エージェンシーのネクスト(Next)は、セルフィーを使って新人モデルを募集しました。ネクストはモデル志望の人たちに、その人たちの一番いいセルフィーをオンラインにアップするように言いました。
優勝者はこのエージェンシーとの契約を手にしたのです。
今年のことば
オックスフォード辞典は毎月、インターネット上で使われている、1億5千万近くの英単語を分析しました。過去12ヶ月に、”selfie”という単語は5千600万回使われました。これは記録的なことです。
そのため、”selfie”はごく必然的に、「2013年の言葉」に選ばれたのです。
元記事 → www.jde.fr : Tous les articles : Internet : c'est quoi un "selfie" ? ☆記事が削除されたので、リンクをはずしました(2020/08/10)
単語メモ
les réseaux sociaux ソーシャルネットワーク
raccourci 省略
comprendre 含む
en herbe 未来の、見込みのある、修行中の
décrocher (話)(苦労して)手に入れる、ものにする
補足
フランソワ法王は1年ほど前、法王としては始めてツイターアカウントをとって世間を驚かせました。デジタルエイジに則した布教活動ですね。
さて、オックスフォードディクショナリーには「emoji」も入っているそうです。インターネットやSNSの勢いはとどまるところを知りません。
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