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地球を守るために日常生活でできること。

France 2 のお昼の番組から、環境によい暮らし方をしている青年をリポートするクリップを紹介します。

番組の名前は、Ça Commence Par Moi (自分から始める)です。



環境にやさしい暮らし

まず動画をごらんください。およそ3分です。

動画のスクリプト

C’est un nouveau rendez-vous dans le 13 heures chaque semaine. ”Bien à vous” : On va vous proposer des initiatives positives et solidaires. Alors aujourd’hui, rencontre avec Julien Vidal.

Son créneau, on pourrait le résumer d’une phrase, c’est un peu “Comment changer le monde à notre petite échelle ?”. Patrick Boitet et Frédéric Bonn l’ont rencontré.

Salut, moi c’est Julien Vidal. Je vais vous raconter comment j’ai décidé d’agir dans mon quotidien pour préserver l’environnement.

Moi, je viens de l’humanitaire. Mes deux dernières expériences c’était en Colombie et aux Philippines.

Aux Philippines j’arrivais juste après le typhon Glenda. Le pays était par terre. Les gens dormaient dans des tentes, les pylônes étaient par terre, les arbres étaient par terre, les maisons étaient par terre.

Les Philippines c’est des dizaines et des dizaines de typhons. Ils n’ont plus suffisamment de lettres dans l’alphabet pour chaque année les renommer ces typhons.

Je me suis dit, mais attends, est-ce que moi j’ai un lien avec ça ? Est-ce que moi j’ai un poids, j’ai quelque chose à voir dans ces dérèglements climatiques, dans cette répartition inégalitaire des richesses ?

La première action que j’ai mise en place c’était de coller un “stop pub” sur ma boîte aux lettres. Mine de rien, ça prend deux secondes et ça permet de faire des économies de 40 kilos de papier par foyer et par an. Incroyable non ?

L’escalier à la place de l’ascenseur. Le vélo plutôt que la voiture. Le tri des déchets.

Julien Vidal décide d’adopter les bons gestes.

Il y a plein de gestes qu’on peut faire au quotidien dont faire son compost soi-même, ou, en l’occurrence, moi je le dépose dans un compost de quartier.

Faire son compost, jeter ses déchets organiques, ça permet de réduire d’un tiers le poids de sa poubelle.

Parce que je voulais vraiment aller au bout de ça, je me suis dit, tiens, et si je me lançais un défi ? Et si j’essayais chaque jour de tester et d’adopter dans mon quotidien une de ces actions éco-citoyennes et que je la racontais sur un site internet que j’ai créé : cacommenceparmoi.org.

Julien Vidal fabrique désormais la quasi-totalité de ses produits ménagers. Il lui faut par exemple 20 minutes pour fabriquer sa propre lessive. Et ça vaut le coup : écologie peut rimer avec économie.

Selon ses calculs, il gagne sur la lessive 25 € par an. Sur les produits vaisselle, 20 € par an et sur les déodorants, 40 € par an. Mais aussi, en se privant de sèche-linge, 50 € par an. En installant un économisateur d’eau, 200 € par an. Ou juste en débranchant ses appareils, 80 € par an.

Julien Vidal anime aujourd’hui des ateliers de formation pour aider les gens à mieux se comporter dans leur vie quotidienne.

C’est devenu ma passion. C’est vraiment ce choix de vie, de grandir, qui me permet effectivement d’influencer le plus de personnes, et d’en faire mon métier.

En fait, changer le monde, ça commence par nous. Et ce n’est pas demain qu’on va s’y mettre ; c’est dès à présent. Bien à vous.

スクリプトの和訳

毎週午後1時のニュースの中の新しいプログラムです。「Bien à vous」。社会にポジティブな影響を与える行動を紹介します。

きょうは、ジュリアン・ヴィダルです。

彼の行いは、一言で表せます。「小さな行動でどうやって世界を変えるか?」といったものです。パトリック・ボワテとフレデリック・ボンが取材しました。

こんにちは。私はジュリアン・ヴィダルです。私が環境を守るために日常生活の中で、行動を始めることにした理由をお話しします。

私は、もともと人道主義的な運動をしていました。直近で行ったのは、コロンビアとフィリピンです。

フィリピンへは、台風グレンダが去った直後に行きました。フィリピンは壊滅的な状況でした。人々はテントの中で眠り、電信柱は倒れ、木々も倒れ、家も倒れていました。

フィリピンでは何度も台風があったので、台風の名前をつけるためのアルファベットを使い尽くしたほどです。

私はこんなふうに思ったのです。待てよ、自分もこのことに関係があるんじゃないのか、と。 自分も影響を与えているのではないか? この異常気象に関係があるのではないか、富が不平等に分配されている社会において。

まず最初に私がしたことは、郵便受けに、「stop pub(広告不用、ノージャンクメール)」のステッカーを貼ったことです。2秒かかっただけですが、1年に一家で40キロの紙を節約できます。すごくないですか?

エレベーターの代わりに階段を使います。車ではなく、自転車を使います。ゴミを分別します。

ジュリアン・ヴィダルはよい行いを取り入れることにしました。

日常生活でできることはたくさんあります。自分でコンポストを作ったり。私は、地域のコンポストに捨てています。

コンポストを作り、そこに有機ごみを捨てると、ごみを、三分の一の重量分、減らすことができます。

徹底的にやりたかったので、チャレンジしてはどうかな、と考えました。そこで、日々、エコな生活をする市民としての行動を試し、生活に取り入れるだけでなく、そのことを自分で作ったサイト、cacommenceparmoi.org.で紹介しました。

ジュリアン・ヴィダルは、今や、家事に使うものをほとんどすべて自作します。たとえば、20分あれば、自家製の洗剤ができます。すると、エコなだけでなく、節約にもなるのです。

彼の計算によればそれぞれ1年で、洗剤は25ユーロ、食器用洗剤は20ユーロ、デオドラントは40ユーロ、節約できます。さらに、衣類乾燥機を使わないことで、年に50ユーロ節約できます。節水グッズを設置して年に200ユーロの節約、家電のコードを抜くことで、年に80ユーロの節約です。

ジュリアン・ヴィダルは、現在、人々が日常、より上手にエコな生活をできるように、ワークショップを開いています。

これは、私が情熱を傾むけるものとなりました。それは成長するために生活することを選ぶことなのです。そのおかげで、私はより多くの人々に影響を与えることができ、仕事の仕方も変わりました。

実は、世界を変えることは、私たちから始まります。行動を始めるのは、明日ではなく、今です。お元気で。

単語メモ

Bien à vous   敬具、手紙の終わりの挨拶 = Cordialement

initiative  自主的行動

créneau  (ラジオ・テレビであらかじめ個人や団体に)割り当てられた放送時間

humanitaire  人道主義的な、人類の福祉を目指す

par terre   壊れた、おじゃんになった

pylône  (高圧線などの)柱塔、鉄塔

poids  重さ、影響力

dérèglement  変調不調、異常な状態

répartition  分配

inégalitaire   不平等主義の、不平等を助長する

mine de rien  そ知らぬ顔で、それとなく(話) ☆日本語の「なにげに」と似たニュアンスだと思います。

tri   選別、分類

déchets   廃棄物、ごみ

en l’occurrence   この場合、いまの場合

rimer avec  韻を踏む

produits vaisselle  食器洗い用洗剤

sèche-linge  衣類乾燥機

se priver   断つ

se comporter  振る舞う、行動する、対処する

文章はそんなに難しくありません。聞き取るためには、単語力が必要ですね。



フランス語学習サイト ilini

スクリプトは、Ilini: Learn Real-life French!にあったのを使いました。

Iliniは、フランス語の字幕つきの動画を集めたフランス語学習サイトです。

以前は、好きなだけ動画を見られたのですが、いまは、ふつうのユーザー(登録していない人)は、月に3つ、登録したユーザーは、月に5つまで、という制限ができました。

有料会員になれば、好きなだけ見られ、ほかの機能も使えます。

まあ、5つでも充分かもしれません。

☆環境保護に関係のあるほかの記事もどうぞ☆

猛暑をフランス語でなんと言う?

地球温暖化防止のために個人ができることとは?

地球温暖化対策の正念場、COP21は11月30日からパリで開催

****

私もどちらかというとエコな生活を心がけていて、特に、新品はあまり買わないようにしています。

みんなが、ジュリアンみたいな生活をしたら、とりあえず、ごみはかなり減るでしょうね。






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コメント

  • コメント (2)

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    • Maki
    • 2019年 1月 29日 11:02pm

    フランス語試験によく出る環境問題、苦手でしたが楽しく拝読致しました。ありがとうございます。Ça Commence Par Moi 、いい言葉ですね。私も今日から、できることから、自分から!

      • フランス語愛好家
      • 2019年 1月 30日 8:53am

      Makiさま

      こんにちは。penです。コメントありがとうございます。

      確かに、環境問題って、フランス語の試験によく出ますね。
      DELFの作文のトピックになることも多いし。

      参考になって何よりです。

      私も自主的に生きていきたいと思います。
      お互いにがんばりましょう。

      pen

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