フランスダイレクトスクールの動画教材「不思議の国のフランス」第1話を学習しました。
この教材のタイトルは
「フランスが不思議な魅力を放ってやまない国」という意味と、「日本という不思議な国の中にあるフランス」という意味の2つをかけているそうです。
確かにフランス人にとっては、日本は不思議なことがいっぱいでしょうね。
第1話のタイトルは Rencontre avec Gabrielle(ガブリエル)
今回は東京都港区のカフェで、ティファニー(魚が嫌いだという人)とガブリエル(たこ焼き屋でバイトしている人)がお互いのことを話をしています。
字幕なしの動画が公開されていますので、ごらんください。
今回は4つのキーフレーズをご紹介します。
文法のポイントは過去分詞の性数一致です。
それでは復習行ってみよう!
4つのキーフレーズ
7月の終わり
ガブリエルは今年の6月に日本に来ました。ティファニーにいつ来たのか聞いています。
私は6月に日本についたの。あなたは?
私は7月末よ。
Je suis arrivée au Japon en juin et toi ?
Moi, je suis arrivée fin juillet.
fin juillet は口語特有の言い方で、きちんとした言い方は、
à la fin du mois de juillet
会話では、日付や季節の表現で前置詞や冠詞が省略されることがよくあります。
こちらのエピソードの「1月8日から2月11日」をhuit janvier onze février と言っているのも同じです。
⇒2014年・冬のセール~「虎と小鳥のフランス日記」第136話
Je suis arrivée は arriver の複合過去です。
arriverは助動詞にêtre をとりますから、過去分詞、arrive は主語に性数一致。主語は女性なので女性形のeをつけます。
詳しくは⇒「まいにちフランス語」31:L53 複合過去その2
今回の登場人物は2人とも女性なので、全編にわたって、過去分詞の性数一致が登場します。
「だいたい同じ時期についたけど、一ヶ月違うわね」という表現も覚えておくとよさそうです。
On est arrivées presque en même avec un petit mois de décalage.
私達はほぼ同じ時期に来たわね。一ヶ月ほど差があるけど。
ここのarivées は主語のonが特定の人(ティファニーとガブリエル)をさすので性数一致すると思います。
ネールアートをする
週末の過ごし方について
あなたな週末には何してるの?
ええっとね、たとえばこの週末には、ネイルアートをしに行ったの。
Et toi, tu fais quoi le week-end ?
Ah bah, là par exemple, ce week-end, je suis alée faire mes ongles.
ネイルアートをする
faire mes ongles
aller + 不定法 ~しに行く
aller の過去分詞もarriverと同様に性数一致しています。
このようなネイルアートはフランスにはないそうです。
C’est joli ! J’ai jamais vu des ongles comme ça !
Oui, c’est vrai, en France ça n’existe pas en fait.
きれいね。こんな爪、見たことないわ。
そうね、フランスにはないわね。
と話が続きます。
ネールアートしたくなる
ティファニーのきれいな爪を見て、ガブリエルもやってみたくなった、と言ってます。
私はな~んにもしてない。でもネールアートやってみたくなったわ。
Je ne fais jamais rien. Tu m’as donnée envie de faire mes ongles.
donner envie de + 不定法
~したい気を起こさせる、したい気になる
Ce beau temps me donne envie d’aller dehors.
こんなに良い天気だと、外に行きたくなるわね。
こちらのキーフレーズでも登場します。
パサージュ・デュ・グラン・セールの「大人しくない(Pas sage)」レストラン~「虎と小鳥のフランス日記」第134話
Tu m’as donnée これはdonnerの複合過去。
avoir + 過去分詞
助動詞にavoirを使うときは、通常過去分詞の性数一致はないのですが、このように、直接目的語が過去分詞より前にあるときは、性数一致します。m’ は meのエリジオンで、ガブリエルのことです。
詳しくは⇒ラジオ講座 応用編 2011年5月12日放送分-1 過去分詞の一致 FC2ブログ。
煮ても焼いても食べられない
ガブリエルは肉は食べず、魚を好んでいるようです。それに対して、ティファニーは魚が嫌いだと言います。
私は魚が大好きなの。肉は食べないわ。
あ、そうなのね。私は反対よ。魚は大嫌い。全く食べられないの。生でも、焼いても、煮ても、何をしてもだめ。
J’aime bien le poisson. Je mange pas de viande.
Ah oui ? Moi c’est l’inverse, tu vois, je déteste le poisson, je n’en mange pas du tout. Ni cru, ni cuit, ni grillré, ni rien du tout.
ポイントはniという接続詞の使い方です。
niはneと一緒に「~もない」という意味で使いますが、同じ主語や異なる主語を説明する形容詞や名詞の前につけて、Aもない、Bもない、Cもないと続けることができます。
Il n’y avait ni orange ni jus d’orange dans le frigo.
冷蔵庫にはオレンジもオレンジジュースもなかった。
Ce garçon ne sait ni lire ni écrire.
この子は読み書きができない。
Il n’y a là ni eau courante, ni gaz, ni électricité.
そこには水道もガスも電気も通じていない。
Alors je ne lui parlais ni de serpents boas, ni de forêtes vierges, ni d’étoiles.
私はボアのことも、原始林のことも、星のことも話さなかった。
「星の王子さま」第1章より
参考
⇒読解編第五回の復習 複雑な文の把握、接続詞 FC2ブログです。
この続きはこちら⇒ウィンドウショッピング~不思議の国のFrance#2(フランスダイレクト)
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ガブリエルとティファニーの話、いかがでしたか?
よく聞くと、そんなに難しいことは話していないのです。ですが、やはり話すスピードが早いから、聞き取るのは大変ですね。
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