砂浜

百合のFranceウォッチング

L36 フランス人とバカンス

百合のFranceウォッチング、第36課の受講メモです。

引き続き3人が、ワインバーで、バカンスの予定を話しています。3人とは、百合と、ピエールとその奥さんのジャンヌなのですが、ピエールは百合のお姉さんのさくらのご主人のジュリアンの兄弟だったと思います。

つまりこの3人は義理の兄、姉、妹という関係ですね。

さくらとジュリアンが出てくる講座は聞いてないので、よく知らないのですが。

前半は36課で終わり

さくらたちはRennes(レンヌ)住んでおり、次回から舞台はそちらにうつるそうです。この講座の前半はこの36課で終了です。

ピエールの Embrasse bien Sakura et Julien de notre part !「さくらとジュリアンによろしく言ってね」という表現は初めて聞きましたね。「しっかりキスしてね⇒よろしくね」となるのですね。

きょうのメニュー

  • être を使う複合過去形
  • ポーズカフェ~フランス人とバカンス
  • être を使う複合過去形

    Ils sont rentrés de vacances.
    彼らはバカンスから戻った。

    複合過去形は avoir + 動詞の過去分詞ですが、例文のように être+ 動詞の過去分詞という形のものもあります。

    êtreを使うとき

    往来発着の動詞と呼ばれる、自動詞で、何らかの移動を表す動詞のときです。
    aller, arriver, descendre, devenir, entrer, monter, mourir, naître, partir, passer, rentrer, rester, retourner, revenir, sortir, tomber, venir など。

    Pierre et Jeanne sont partis pour la Tunisie.
    ピエールとジャンヌはチュニジアに出発した。

    また、代名動詞もêtreを使います。

    Hier, nous nous sommes promenés dans la forêt.
    きのう、私たちは森を散歩した。(se promener 散歩する)

    êtreを使うときの注意点:過去分詞の性数一致

    êtreを使う複合過去形の最大の注意点は、過去分詞が主語に性数一致すること。

    これを知ってる人は多いのですが、実際運用するときは混乱するんです。avoirを使ってるときに、一致させてしまったり、とか。

    Il est parti pour la France.
    彼はフランスに出発した。

    Elle est partie pour la France.
    彼女はフランスに出発した。

    ※補足:ふだんêtreを使う動詞でも、他動詞として使われていれば(直接目的語がついていれば)、avoirを使います。
    Il a descendu l’escalier quatre à quatre.
    彼は大急ぎで階段を降りた。

    ★être を使う複合過去形についてはこちらに詳しく書いています。
    「まいにちフランス語」31:L53 複合過去その2

    ポーズカフェ~フランス人とバカンス

    書き取り

    バカンスで外国に行くフランス人は少ないそうですね?

    Oui bien que le pourcentage de Français qui passe leurs vacances étrangers soit en augmentation, il n’est encore que de 10% et plus de 60% d’entre eux choisissent comme destination des pays européens voisins comme l’Espagne, l’Italie ou l’Angleterre.

    Oui mais d’après les statistiques, parmi les Français qui partent à l’étranger pendant les vacances, seul 5% choisissent la Tunisie comme destination.

    5週間のバカンスなんてうらやましいですね。

    Les salariés en France ont droit à 5 semaines de congé payé par an, mais ils ne peuvent pas prendre en totalité l’été.Les congés doivent être pris au moins en deux fois.

    Pour pouvoir prendre leurs vacances en famille, les Français établissent leurs programmes de vacances plusieurs mois à l’avance et ils le soumettent à l’employeur. Celui-ci doit informer ses employeurs des dates des congés de l’entreprise au moins un mois à l’avance.

    要約

    外国でバカンスを過ごすフランス人の割合は増えているが、それでも全体の1割ほどで、そのうち6割の人は、近くのスペイン、イタリア、イギリスなどに行く。チュニジアに行く人は、外国へ行く人のうちの5%だけ。

    フランスのサラリーマンは年に5週間の有給があるが、夏に一度にはとれない。最低でも2度にわけて取る必要あり。

    家族揃ってバカンスをとるために、フランス人は何ヶ月も前から計画をたてて、雇用者に報告する。雇用者は少なくとも一ヶ月前には、会社の休みの日程を従業員に知らせなければならない。

    ※なぜチュニジアの話をしているのかというと、スキットでピエールとジャンヌが来週からチュニジアにバカンスに行く、と言っているから。

    単語メモ

    être en augmentation 増えている
    Les commandes sont en augmentation de 10%.
    注文は10%伸びている。

    d’après ~ ~によれば
    D’après vous, le chômage augmenterait encore ?
    あなたのお考えでは、失業はまだ増えますか?

    voyager à l’étranger
    外国旅行をする

    avoir droit à ~ ~を受ける権利を有する
    J’ai droit à des explications.
    どういうことなのか、私には説明を受ける権利がある。
    …自分で作文するとdeを使ってしまいそうです。

    en totalité 全面的に、全体として、完全に
    Les bombardements ont détruit la ville en totalité.
    爆撃が街をすっかり破壊した。

    établir (リスト、予算、チャートなどを)作成する
    établir un budget 予算を作成する

    soumettre (判断に)ゆだねる、任せる
    soumettre l’affire à un spécialiste
    事件を専門家の手にゆだねる

    以前、べつの講座でパトリス先生が、「フランス人はあまり外国に行きたがらない」と言っていたと記憶しています。「それに対して、ドイツ人はどこにでも行く」とのこと。

    バカンスが長いのにちょっと不思議ですね。

    さて、来週のストリーミングは今週の再放送なので、受講メモは一週お休みします。あいまに、26課からの目次の記事を作る予定です。遅れ気味の人は追いつくチャンスですね。






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