フランス語の数字をゆっくりチェックしています。
きょうは«3»です。
数字 «3»
3 は trois です。
読み方は トロワ
ですが、こう書くより トワッ と書いたほうが近いかも。
発音はこちら
よく聞くと、ちゃんとrの音が入っています。
「トロワ」とカタカナ表記すると、tとrのあいだに母音oの音があるように思えますが、ありません。tとrのあいだに音はないので、続けて発音します。
oiはこの並びでオワと読みます。moi (モワ)のoiです。
語末のsは読みません。
sは発音しませんが、次の単語が母音か、無音のhで始まるときは、リエゾンして ズ となります。
*無音のh:フランス語でhが出てくると、すべて発音しません。でも、H始まりの単語でリエゾンするのとしないのがあります。ふつうはリエゾンします。このときついてるhを無音のhと呼びます。
有音のhは「そこに子音がある」という印で、だから、母音始まりではなく、リエゾンしないのです。まあ、あまり気にしなくてもいいです。
リエゾンについては初回の記事を参照してください⇒フランス語の数字【第2回】~1(アン)
たとえば、
trois heures 3時 トワザー 発音は ▲を押すと音が聞こえます。
trois ans 3年 トワゾン 発音はあとで紹介する映画の予告編を参照してください。
■ trois の語源はラテン語の trēs
tri という接頭語は「3」という意味。
triple トリプル 3重の
triangle トリヨングル 三角形
trio トゥリオ 3重奏、トリオ この単語はもとイタリア語です。
«2»はこちら⇒フランス語の数字【第3回】~2(ドゥ)
3匹の子豚
trois が入っている有名なお話です。
Les trois petits cochons
cochon (コション)は豚
冒頭で、3匹の子豚と言っています。
映画 『恋は3年続くもの』
trois がタイトルについている映画をご紹介します。
L’Amour dure trois ans
恋は3年続く。
1分3秒ぐらいで Ça fait 3 ans. 3年です。
と言ってますから、聞き取ってみてください。
この映画は日本では公開されていないようです。フレデリック・ベグベデ(Frederic Beigbeder)という作家が自身の小説をもとに、自ら監督した映画です。
この映画、見てないのですが、主人公のマルクは昔のトリュフォー映画のジャン・ピエール・レオーみたいですね。
ベグベデは«99 francs»という広告業界の裏側を描いた小説とその映画で知られています。この映画も日本未公開だと思いますが、原作の翻訳はありました⇒¥999
trois を使った表現、文章
ménage à trois 三角関係
chapitre trois 第3章
Il est trois heures. 3時です。
Elle est haut comme trois pommes.
彼女はとても背が低い
haut comme trois pommes の直訳は、りんご3つ分ぐらいの高さ。まるでハロー・キティみたいですね。
この続きはこちら⇒フランス語の数字【第5回】~4(カトル)
3 はよく使われる数字ですね。三銃士、三つ数えろ、三姉妹、三日三晩、三日坊主、三億円事件、三角定規 などなど。
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