パリ

フランス語を読む練習

アナ・ルモーの好きなスタイル(1人の女の子、1つのスタイル)

フレンチヴォーグ製作の、Une Fille, Un Style (1人の女性、1つのスタイル)というシリーズから、Inside Hanna Lhoumeau’s Parisian apartment(アナ・ルモーのパリのアパルトマン)を紹介します。

このシリーズにはめずらしい、黒人の女子が登場します。

2分未満のわりと簡単な動画なので、初心者の方もどうぞ。

アナ・ルモーのアパルトマン

1分53秒、フランス語の字幕を表示させることができます。

トランスクリプション

Je m’appelle Hanna Lhoumeau, j’ai 21 ans, je suis d’origine haïtienne, dominicaine et française.

Je suis née à Bordeaux.

Ça fait un an et demi que j’habite à Paris.

Pendant longtemps, je voyais Paris comme une ville où on pouvait s’exprimer et où on pouvait être nous-mêmes.

Je ne me sentais pas à ma place à Bordeaux.

J’ai voulu me rapprocher de cette ville pour pouvoir m’exprimer, pour pouvoir être libre, en fait.

Mon premier shoot marquant, c’était quand j’ai posé avec deux métisses.

Ça m’a interpellée parce que je trouvais que c’était constructif dans le développement de la femme noire, mannequin.

Mon humeur joue vachement sur mon style, c’est-à-dire que quand je suis de bonne humeur, je vais m’habiller coquette, et quand je suis un peu plus lazy, je vais me mettre en jogg et je vais vouloir ressembler à un petit garçon.

Mes pièces préférées, je pense que c’est les pièces que j’ai trouvées dans des fripes.

Il suffit de chercher, de dénicher et on peut trouver.

Quand j’étais petite, je lissais beaucoup mes cheveux, j’avais une teinture blonde, je n’arrivais pas à assumer mon afro et un jour j’ai eu un déclic.

Quelqu’un m’a dit qu’en fait, mes cheveux, ils étaient beaucoup beaux au naturel.

Petit à petit, j’ai appris à les accepter.

J’ai toujours écouté mon cœur.

J’ai toujours écouté cette espèce d’instinct, avec ma famille qui me soutenait énormément et j’ai pu arriver là où je suis aujourd’hui.

アナ・ルモー、和訳

私の名は、アナ・ルモー、21歳で、ハイチ人、ドミニカ人、フランス人の血をひいています。

ボルドーで生まれました。

パリに住んで1年半です。

長い間、私はパリを、自分を表現し、自分自身でいられる街だと思っていました。

ボルドーでは、自分の場所があると感じられませんでした。

この街に近づきたかったのは、自己表現し、自由になるためです。

はじめての印象的な撮影は、2人の混血の女の子とポーズをとったときのものです。

黒人女性モデルの発展のためになる(黒人女性モデルの発展において建設的であった)と思ったから、強く印象に残っています。

気分によって私のスタイルは変わります(気分が私のスタイルに大きな役割を果たす)。つまり、機嫌がいいときは、おしゃれな格好をして、ちょっとやる気のないときは、ジョギングウエアを着て、少年のようにしたいと思うのです。

お気に入りの服は、古着屋で見つけたものでしょうか。

探して、掘り出して、見つけられればいいんです。

小さい頃は、よく髪をストレートにしたし、金髪に染めもしました。アフロも嫌だったけど(アフロを受け入れることができなかったけれど)、ある時、気づきました。

ある人が、私の髪はそのままで、とってもきれいだと言ってくれたんです。

少しずつ、自分の髪を受け入れられるようになりました。

私は、いつも自分の心の声を聞いていました。

そのような直感にいつも耳を傾けて、家族がとてもサポートしてくれたのもあって、今の自分がいます(今の自分になることができました)。

単語メモ

un métis, une métisse  混血児

interpeller  (出来事が人に)強く訴えかける

coquette  おしゃれな、粋な

fripe = friperie  古着、古着屋

参考⇒フリーマーケットに関する言葉:かわいいフランス語教えます(133)

こちらもどうぞ⇒インターネットで古着を売買するには?

assumer  受け入れる

un déclic  かちりという音、転機、きっかけ

プチ文法:パリに住んで1年半

Ça fait un an et demi que j’habite à Paris. パリに住んで1年半です。

Ça fait — que は、わりとインフォーマルな言い方ですが、動画を見ているとよく出てきます。

「虎と小鳥のフランス日記」でも、よく出てきました。

「虎と小鳥のフランス日記」第91話 パリジェンヌのブティック

セーヌ川沿いの散歩~「虎と小鳥のフランス日記」第12話

ほかにも、こんな言い方ができます。

J’habite à Paris depuis un an et demi.

Il y a un an et demi que j’habite à Paris.

Voilà un an et demi que j’habite à Paris.

「パリに住んで◯◯ヶ月(年)」という表現は、英語ならば現在完了形になりますが、フランス語だと現在形で表現するのもポイントの1つです。

faire + 数量表現 についてはこちらをどうぞ⇒「まいにちフランス語」10:初級編L28-30~動詞faire

■このシリーズの他の記事もどうぞ

カミーユ・イヨレーヌの好きなファッション(1人の女の子、1つのスタイル)

アナイスの好きなスタイル(1人の女の子、1つのスタイル)

******

今回紹介した動画は短いのですが、必要なことを端的にまとめていて、無駄がありません。

名前や年齢、地名を変えて、自分バージョンの文にして丸ごと覚えておけば、自己紹介に使えるのではないでしょうか?

「故郷では自分らしくいられなかった」「ここはこんな街だと思っていた」「こんなことをしたくてこの街に来た」「はじめて印象に残ったのは~」「自分の心の声をよく聞いている」「家族のおかげで今の自分がある」

どれも、気取りすぎていないけれど、自己紹介に入れてみると、おもしろみのない自己紹介をスパイスアップできる表現だと思います。






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