フランス語を始めたころの私

フランス語入門日記

ラジオ講座を聞き始めたものの・・~入門日記第5回

フランス語のラジオ講座を聞き始めて1ヶ月くらいたった頃の私の日記をご紹介します。

この頃私は毎週土曜日にその週やったことや雑感をメモしていました。

個人的な日記なので、まわりくどい表現や、自分にしかわからないような書き方をしているところがありますが、あえてそのままのせてみます。

フランス語独学日記、1ヶ月経過

2009年6月6日

ラジオ講座4月号の分を聴き終わった。画像のように、初級むけの講義は月曜から水曜までの週三回、それが四週間で一ヶ月の講義は全部で12回の構成なのだ。

NHK まいにちフランス語 テキスト

木曜、金曜は中級者むけで、まったく私むきではない。しかし同じテキストにのっている。テキストのこの部分も学習に役立てる日が来るまでがんばらないと、380円分の何割かはまったくいかせないではないか。

それにしても一ヶ月、たった12回の講義が半年では量が足りないような気がする。そのせいか一日一日の文法の講義の密度が濃いというか難しいというか。

4月分を終わったのだが、ほとんど頭に残っていない。このまま5月号に進んでも、ますますわからなくなるだけだろうから、もう一回順番に聴くことにした。

今のところ学習の中心はこの講座で毎日欠かさず聴くようにしてはいるけれど、私のような新規で始める人は、復習しないとついていけないだろう。

復習する時間はとっていないから、あとニ、三回とおして聴くことになるかもしれない。

2009年6月13日

ラジオ講座の最初の12日分の二回目の8日目を終わったところ。

きょう聴いた8課には「第1規則動詞(-er動詞)」の活用というのが出てきたのだが、5月31日も聴いた講座なのにそんなものがあったことをすっかり忘れていたその事実に驚いた。

この講座は副題に「耳でわかる基礎文法」とあるぐらいだから、文法にフォーカスをあてているようで、毎日大事な文法事項が二つぐらい出てきている。

「ボンジュール、サバ?」なんて挨拶の世界ではなくて、内容が濃いと思う。たぶん以前に少しでも学んでいればよい復習になりそうだが、わたしのような新人にはきつい・・。

きょうの講座だって「このように規則的な活用をします」とchanterとarriverの二つの活用を説明してから、すぐに練習問題があり

「次の動詞を活用させてください。1 danser 2 écouter 聞く」 などと言われ、ろくにポーズも入らないまま先生が答えを言ってから次の問題へ。

そんないきなり活用なんてできないんですけど・・・。ああ、たぶん4月分をもう一回聴くことになりそうだ。

今の学習はこの講座が中心で、毎日かかさず聴くのに15分。残りの5分で復習(笑)。

時間に余裕があれば、もう20分とって、BBCのFrench Step*という講座にアクセスして耳鳴らし。

さらに余裕があれば、もう20分とって東外大言語モジュールのフランス語のページにアクセスして、発音のページで学習。

音の学習は大事だから、来週は、1.ラジオ講座、2.発音、3.BBCという順番でいこうかと思っている。なんせ、二ヶ月ほどたってようやくアルファベがわかってきたかな、という感じなのだ。

フランス語は「E」を「ウ」と読むのだが、それにやっと慣れてきたのである。しかしまだ単語の冒頭の「H」は発音してしまう。

この記事は初めて買った教材はラジオ講座のテキストの続きです。

このシリーズはほかに、
● フランス語を始めたばかりの頃

● フランス語を始めて二ヶ月たった頃

● 初めて買った辞書:Oxford Learner’s French Dictionary
があります。

☆入門日記第6回はこちらから⇒パタパタシートをパタパタさせてはみたものの・・・

何度も見返してじわじわと慣れていく

*BBCのFrench Step : フランス語を始めたばかりの頃にも書きましたが、このコンテンツはもうありません。

ほんとにこの頃は何度ラジオ講座を聞いてもよくわからなかったです。

なんて言うんでしょうか。

知識が水だとすると、水を吸い取ろうとしても、自分の頭は防水加工がなされていて、水分をしっかりはじいている感じでした。

たまたまこの「サトシのナント留学記」という講座が初級のまとめ的な内容で入門者にはハードルが高いものだったせいもあります。

講座そのものは、音は同じに聞こえるが違う単語(あるいは単語の連なり)を扱っていて、とてもユニークでいい内容なのですが。

学習初期というものはこんなものです。まずは知識を受け入れるために、脳をフランス語用にフォーマットしていたんだと思います。

ペンキ塗りでいうと下塗りですね。この段階でさくさく覚えられてしまう人はまれなはずです。

ただ、この段階を過ぎないと次のステップにいけないのです。

わかろうが、わかるまいが、下塗りを続けていくことが必要です。






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コメント

  1. こんばんは、防水加工!すごい表現です。 最近やっと
    ロシア語の下塗り一段がおわったきがします。長く続けられるといいのですが、

      • フランス語愛好家
      • 2013年 8月 10日 10:48am

      花南さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
      え、下塗り終わったんですか?
      それはすごいですね。
      断捨離もがんばっておられるし、私も見習わなくては。

    • marino
    • 2014年 2月 10日 6:01am

    こんにちは。先日質問をさせていただきましたmarinoです。
    Penさんにもこんな頃があったんですね。私は今4ヶ月たったところですが
    まだまだ下塗りは隙間だらけです。新しいことを覚えたら前のことはもう忘れています。防水加工のところとわからんということだけはわかる、がすっごくよくわかります!
    3年後Penさんのようになれる気が全くしませんが同じくらいの時期の記事は参考になるので他の時期のもいろいろ読んでみたいです。とりあえず1年はこつこつ続けたいと思っています。

      • フランス語愛好家
      • 2014年 2月 10日 11:04pm

      marinoさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
      ブログを読んでいただき、うれしいです。

      そうですね。入門のころは、さっぱりわからなかったですね。
      率直に言って、今も下塗りの何コート目かをやってる気がするのですが、まあ、気長に楽しみながら、ぼちぼちと進んでいきたいと思っています。
      また、遊びに来てくださいね。

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