今週の虎と小鳥のフランス日記はファッションがテーマです。
2013年10月1日、パレ・ド・トーキョーという美術館前で、カミーユがある女性にインタビュー。話題は当日行われたアニエス・ベーのデフィレです。
こちらが予告編です。
発話は入っていません。
カミーユのおしゃれに注目
★2015/01/24追記
「虎と小鳥のフランス日記」の配信が終了したため、サンプル動画も削除されました。あしからずご了承ください。
場所がパレ・ド・トーキョー前だからでしょうか?カミーユは和風のイヤリングをしていましたね。
きょうのメニュー
それでは、復習、行ってみよう!
3つのキーフレーズ
その1 ~から遠くないところに
きょうはトロカデロから遠くないところにあるパレ・ド・トーキョー前に来ています。
Je me trouve aujourd’hui devant le Palais de Tôkyô, non loin du Trocadéro.
その2 ~として、~の資格で
アントワーヌがインタビューされている女性に聞きます。
あなたが働いているのは、どういう・・・?
Vous travaillez euh …en tant que …
カミーユが
Et vous travaillez dans la mode ?
「ファッション関係のお仕事ですか?」
と聞いたら、彼女は
Oui.
「はい。」
と答えたので、アントワーヌがさらに詳しく、しかしながら、直接的ではない方法で聞いています。
その3 はい、もちろんです。
デフィレにアニエス・ベーは来るでしょうか?という質問に、
はい、もちろんです。
Ah ben mais oui.
※この箇所、声が小さくて私は聞き取れませんでしたが。
キーフレーズの解説
non loin de
loinは遠くにという意味の副詞。
non loin de で ~から遠くない所に。
Il habite dans une rue, non loin du Louvre.
彼はルーブルから遠くないところに住んでいます。
=Il habite dans une rue, pas loin du Louvre.
Un astéroïde est passé non loin de la Terre.
惑星が地球から遠くないところを通り過ぎた。
non loin de は pas loin de と同じですが、nonのほうが、よりフォーマルです。
今回のエピソードでも、カミーユは冒頭、状況を説明するところで使っていました。
loinが出てくることわざ:
Loin des yeux, loin du cœur.
去る者は日々に疎し
en tant que+無冠詞の名詞
~として/~の資格で=comme
En tant qu’acteur, il n’a pas réussi.
彼は俳優としては成功しなかった。
Je travaille en tant que cuisiner.
私はコックとして働いています。
ちなみに、インタビューに答えていた女性は、アニエス・ベーで、革製品のコーディーネーター(la coordinatrice de la ligne cuir chez Agnès B.)として働いているとのこと。
Au ben mais oui !
はい、もちろんです。
maisはouiの強調。
よく出てきます。
たとえば
– Adieu, dit-il à la fleur.
Mais elle ne lui répondit pas.
– Mais oui, je t’aime, lui dit la fleur.
これは星の王子さまから
「さようなら」王子さまはバラに言いました。
でもバラは答えませんでした。
「もちろん、私はあなたを愛しているわ」バラは王子さまに言いました。
mais non と nonを強調するのにも使われます。
アニエス・ベー2014年春夏のコレクション(動画)
123話でインタビューされた女性は、この場所について
…c’est un lieu qui est assez ouvert, où la lumière rentre par les plafonds.
開放的で天井から光が入ってきます。
と話していました。天井は最後の、全員が出てくるところでちょっと映ります。
2分20秒のダイジェスト版
これはプレタポルテ(既製服)のコレクションです。
驚いたことに、モデルさんが微笑みをたたえていますね。これはアニエス・ベーの指示なのでしょうか?ふつうデフィレではモデルさんたちは、まるで能面のような顔をしていますよね?
特に1分ぐらいで出てくるモデルさん、にっこりしています。
アニエス・ベーの服は奇抜な要素が少ないのが特徴。38秒の膝丈の灰色のスーツ、ものすごく地味。おばさんには着こなせないです。
あいかわらず40年代ルックのような、クラシカルな服がトレンドのようです。それと、もしかしたら来年の春夏はホット・パンツが流行るのかも?
コレクションで私が一番気になったのがこのバッグに描かれていた落書きです。これはいったい?
いかがでしたか?
来週、第124話もやはり、パレ・ド・トーキョー前でのインタビューのようです。
ところで、今回のエピソードの最初のほうで、カメラのフラッシュをあびていたこの人。
どうやら元祖スーパーモデルのジャニス・ディッキンソンらしいです。いつのまに、ふっくらしたんでしょうか?ガリガリにやせていた時より、こっちのほうが人間らしくていいですね。
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