数字シリーズ第55回は時間の表現 その2です。
前回は時間の単位を学びました。
今回は、時刻の聞き方と答え方をお伝えします。
今何時ですか? - 3時です。
こんな表現です。
きょうは、「〇〇時ジャスト」の言い方を確認します。
時刻のたずね方と答え方
まず、今何時ですか?
Quelle heure est-il ?
これだけで、今の時間を聞いていることがわかるので、maintenant はつける必要はありません。何らかの理由で「今」を強調したいときはつけます。
たとえば、
Quelle heure est-il à Paris maintenant ?
パリでは今何時?(この人は別のタイムゾーンにいると思われます)
答え方
Il est 〇 heure(s).
〇にふつうの数字を入れます。
注意点:
2. 2以上の数字の場合はheuresと複数形にします(発音は変わらない)。
3. 電車やオフィスの就業時間などは24時間制が使われることが多いです。
4. 英語のAM,PMといういう言い方はなく、朝(le matin), 午後(l’après-midi), 夕方(le soir をつけて表現します。
☆時間の表現、初回はこちらです⇒時間の表現~フランス語の数字【第54回】
時間の答え方(ジャストの場合)の例
1時です。 Il est une heure.
2時です。 Il est deux heures.
3時です。 Il est trois heures.
4時です。 Il est quatre heures.
5時です。 Il est cinq heures.
6時です。 Il est six heures.
7時です。 Il est sept heures.
朝の7時です。 Il est sept heures du matin.
8時です。 Il est huit heures.
9時です。 Il est neuf heures.
10時です。 Il est dix heures.
11時です。 Il est onze heures.
12時です。 Il est douze heures.
= 正午です。 Il est midi.
午後3時です。 Il est trois heures de l’après-midi.
= 15時です。 Il est quinze heures.
17時です。 Il est dix-sept heures.
夕方6時です。 Il est six heures du soir.
= 18時です。 Il est dix-huit heures.
真夜中です。 Il est minuit.
真夜中ちょうどです。 Il est minuit pile.
*pileはピルという発音で「ちょうど、きっかりに」という意味の副詞です。
時間の言い方、発音確認用の動画
☆1から20までの数字を復習したい方はこちらをどうぞ⇒フランス語の数字【第23回】~0 – 20の復習
時間の表現が出てくる歌
フランスの喜劇俳優、ピエール・リシャールのうたっている、Madame Sardine という曲をご紹介します。
直訳は「サーディン夫人」。sardine は 魚のサーディンだと思います。
言葉遊びをしている歌詞がおもしろいので、歌詞の動画を貼ります。最後がぶつっと切れてるのが残念です。
時間の表現だけ抜き出すと、
Quelle heure est-il ? Madame Sardine
Quatre heures moins le quart, Monsieur Placard
今何時ですか?サーディン夫人
4時15分前ですよ、プラカードさん。
Quelle heure est-il ? Madame Persil
Cinq heures moins l’quart, (attention) Monsieur Baignoire (faut l’trouver)
今何時ですか?パセルフ人
5時15分前ですよ(気をつけて) べノワールさん(見つけなければ)
Quelle heure est-il ? Madame Sardine
Six heures moins le quart, Monsieur Tiroir (de mieux en mieux)
今何時ですか?サーディン夫人
6時15分前です。ティロワールさん(だんだん良くなってきてます)
placard は押入れ、クローゼット
baignoire は浴槽
tiroir は引き出し
です。
moins le quart は15分前 ということ。これについてはこの続きをどうぞ⇒時間の表現(3)~フランス語の数字【第56回】
☆数字の記事のまとめはこちら☆
数字の記事のまとめ その1 0から18まで
現実問題として、時間を聞かれたとき、●●時ジャストということは少ないかもしれませんね。しかし、「今は~時」という表現は日常生活、小説、歌などによく出てきますので、やはり知っておくべきでしょう。
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