Little Drummer Boy(リトル・ドラマー・ボーイ)というクリスマス・ソングのフランス語バージョンをご紹介します。
たくさんあるクリスマスキャロルの中で、特に私が好きな歌です。
リトル・ドラマー・ボーイ
フランス語では、L’enfant au Tambour
tambour は 太鼓、ドラム、太鼓の音
直訳「太鼓を持った子ども」となります。
3分
それでは、訳詞に挑戦!
L’enfant au Tambour
太鼓を手にした子ども
Sur la route
Pa Ram Pam Pam Pam
Petit tambour s’en va
Pa ra pa pam pam
Il sent son cœur qui bat
Pa Ram Pam Pam Pam
Au rythme de ses pas
Pa Ram Pam Pam Pam
Ram Pam Pam Pam
Ram Pam Pam Pam
Ô ! petit enfant
Pa Ram Pam Pam Pam
Où vas-tu ?
道の上を
パランパンパンパン
小さな太鼓弾きが行くよ
パランパンパンパン
彼は自分の鼓動を感じてる
パランパンパンパン
自分のステップのリズムで
パランパンパンパン
ランパンパンパン
ランパンパンパン
お~い、ちびっこ
パランパンパンパン
どこへ行くの?
Hier, mon père
Pa Ram Pam Pam Pam
A suivi le tambour
Pa Ram Pam Pam Pam
Le tambour des soldats
Pa Ram Pam Pam Pam
Alors je vais au ciel
Pa Ram Pam Pam Pam
Ram Pam Pam Pam
Ram Pam Pam Pam
きのう父さんが
パランパンパンパン
太鼓弾きの後をついて行った
パランパンパンパン
兵隊さんの太鼓弾きだった
パランパンパンパン
だから、僕はお空に行く
パランパンパンパン
ランパンパンパン
ランパンパンパン
Là, je veux donner pour son retour
Mon tambour
Tous les anges
Pa Ram Pam Pam Pam
Ont pris leurs beaux tambours
Pa Ram Pam Pam Pam
Et ont dit à l’enfant
Pa Ram Pam Pam Pam
Ton père est de retour !
Pa Ram Pam Pam Pam
Ram Pam Pam Pam
Ram Pam Pam Pam
Et l’enfant s’éveille
Pa Ram Pam Pam Pam
Sur son tambour.
父さんが帰ってくるかわりに
僕の太鼓をさしあげたいと思います
天使さまは、全員
パランパンパンパン
きれいな太鼓を手にした
パランパンパンパン
そしてその子どもに言った
パランパンパンパン
きみの父さんは戻ってくる、と。
パランパンパンパン
ランパンパンパン
ランパンパンパン
そして、その子は目覚めた
パランパンパンパン
自分の太鼓の上で
。。。うーん、これは夢オチでしょうか?
Little Drummer Boy(リトル・ドラマー・ボーイ)
この曲は1941年にアメリカのキャサリン・ケニコット・デイビス(Katherine Kennicott Davis)というクラシックの作曲家とHenry Onorati(ヘンリー・オノレティ)が作りました。
ハリー・シメオンという合唱団の指導者が、20世紀の賛美歌を作りたいとして彼女に作曲を依頼したそうです。
1955年にまずトラップファミリー(サウンド・オブ・ミュージックに出てくる一家)がレコーディング。58年にハリー・シメオン合唱団がレコーディングして、人気が出ました。
今、一般に歌われてるアレンジは、この合唱団のものがベースになっています。
オリジナルの歌詞は、貧しい少年がキリストの生誕にさいして、何も贈り物をすることができないので、変わりにドラムを演奏してお祝いをする、という内容です。
こちらがほぼオリジナルといえるハリーシメオン合唱団の歌
リトル・ドラマー・ボーイは他のクリスマスキャロルにくらべて新しいのですが、賛美歌ふうのクラシカルな曲調が郷愁を誘いますね。
さて、この曲のカバーは数えきれないほどありますが、きょうはたぶん一番新しいカバーだと思われる、アメリカのPentatonix(ペンタトニックス)のバージョンをご紹介します。
ペンタトニックスはアメリカのアカペラ・グループで多様なその音楽性とすばらしいコーラスがデビュー前からYouTubeで話題になっていました。。
pentatonixとは五音音階のことです。たぶん5人組だからそういう名前にしたんだと思いますが。
ちなみにふつうの西洋音楽は七音音階
なんだか、さわやかですね。
このグループの母体は3人の幼友達。まだみんな若くて20歳ぐらい。最年長の人でも24歳ぐらいです。
アカペラのグループは楽器がいらないから、どこでもライブできていいですね。
それでは、次回の音楽の記事をお楽しみに。
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