第26話、「バルザックの家」の3つのキーフレーズをご紹介します。まずはバルザックの家に向かう様子から。
秋晴れの一日
きょうはいつもより遠出です。セーヌ川がきれいです。
そして、Camilleはいつもよりおしゃれをしています。珍しく、白いコートです。スカーフの巻き方がフランスふう?
この日は素晴らしい秋晴れの日です。実は、前回の「虎と小鳥のフランス日記」第25話 レスト・シネで、てっきり冬だと思っていたのですが、まだ秋だったみたいです。
バルザックの家は16区にパッシー地区にあります。
3つのキーフレーズ
キーフレーズその1
家は駅から近かったです。すぐに着きました。まず周囲の様子をカメラが映し出します。閑静な雰囲気です。
キーフレーズその2
書斎です。バルザックの使っていた机、愛用の時計や指輪、コーヒーポット、ロダンの作った彫像
キーフレーズその3
最後はバルザックの好きだった裏庭です。見晴らしのいい場所で、エッフェル塔が見えます。
答え
1.Il s’agit aujourd’hui d’un quartier résidentiel très bourgeois.
2.C’est donc dans cette maison que Balzac vécut de 1840 à 1847.
3. «Travailler, c’est me lever tous les soirs à minuit, écrire jusqu’à huit heures,
文頭遊離構文について
3番は、「働くこと、それは・・・・」と、まず文頭に説明したいことをもってきて、c’est … とその言葉の説明を続けています。
これは文頭遊離構文という難しげな名前がついていますが、決め台詞、ことわざなどによく出てくる形です。
〇〇、それは何々だ。のほかの例。
L’État, c’est moi. 朕は国家なり(ルイ14世の言葉)
Madame Bovary, c’est moi. マダム・ボヴァリーとは私だ。(ボヴァリー夫人の作者、フローベールの言葉)
Voir, c’est croire. 百聞は一見にしかず。
そして、かの有名なアラン・ドロンのダーバンのCMの台詞「ダーバン、セ、なんたらかんたら」も同じ構文です。
詳しくはこちら⇒アラン・ドロンのダーバンのCMでフランス語を学ぶ。
私が10代の頃でしょうか。アラン・ドロンはとても人気がありました。1人、懐かしさにひたっております。
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