百合のFranceウォッチング、第31回の学習メモです。
この週は、3人でパリの夏の風物詩の話をしています。ピエール夫妻が、百合の見たいものを案内してくれるようですね。
月曜日のきょうは7月14日の「革命記念日」の話題です。季節が真逆ですが、おつきあい願います。
7月14日はパリではどんな行事があるの?
Qi’est-ce qu’il y a comme événements le 14 juillet à Paris ?
と百合が聞いていました。ここ、le 14 juillet à Paris のところを入れ替えれば、いろんな日のこと聞けますね。
きょうのメニュー
ce que … ~なもの
Dis-nous ce que tu as envie de voir.
あなたの見たいものを私たちに言って。
ce que~ で 「~なこと、」と丸覚えすればいいです。
Faites ce que vous voulez.
あなたのしたいことをしてください。
Je ne comprende pas ce qu’il dit.
彼の言ってることが理解できない。
dire 言う の活用
上の Dis-nous は、tuに対するdire(言う)の命令形です。
そこで、番組でdireの活用の確認がありました。
不規則です。
je dis, tu dis, il dit
nous disons, vous dites, il disent
*特に vous の活用が-ezで終わらないところに注意。
発音確認用
ポーズカフェ~7月14日
書き取り
この日をパリ祭と呼ぶのは日本だけらしいですね。
Oui, en France le terme officiel, c’est «fête nationale», mais dans le langage courant on dit «le 14 juillet.» On ne dit jamais «la fête de Paris.» D’ailleurs c’est une fête qui a lieu non seulement à Paris mais dans toute la France.
Le 14 juillet 1789, c’est le jour où la prison de la Bastille fut prise d’assaut par le peuple Paris. Et c’est pour commémorer cette journée qui marque le début de la révolution que le 14 juillet fut programmé «fête national» en 1880.
Oui, il y a le défilé militaire avec l’école polytechnique en tête du cortège. Et une foule nombreuse se presse pour voir le défilé et à cette occasion, le président de la République donne un discours.
*programmer のところは、établirというような意味だと思うのですが、そんな意味がprogrammerにあるのですかね?ちょっと自信なし。
要約
7月14日は公式には«fête nationale»(国の祝日)で、一般に«le 14 juillet»(7月14日)と呼ばれる。
国全体のお祝いなので「パリ祭」とは絶対言わない。
1789年7月14日は、バスティーユ襲撃のあった日で、フランス革命の始まりであるこの日を記念して、1880年に「国の祝日」として定められた。
この日は軍隊のパレードがあり、大統領が演説をする。
ポーズカフェの単語メモ
langage courant 日常的な言い方
langage 言葉づかい、語法、話し方、(使用者、用法によって区別される)言葉
langage parlé 話し言葉
langage écrit 書き言葉
langage littéraire 文語
langage populaire 俗語
langage des fleurs 花言葉
assaut 襲撃 *発音は「アソ」
prendre une citadelle d’assaut
城を攻め落とす
c’est pour commémorer cette journée qui marque le début de la révolution que le 14 juillet fut programmé «fête national» en 1880.
強調構文
C’est … que
国の祝日になったのは、…の理由からである。
cortège 祭儀の行列
se presser 押し合う、ひしめく
La foule se presse sur les trottoirs.
歩道には群衆がひしめいている。
映画「巴里祭」
Quatorze juillet 1933年 ルネ・クレール監督
この映画の邦題のせいで、日本でこの日を「巴里祭、パリ祭」と呼ぶようになったそうです。
7月14日と言うより、巴里祭と言ったほうがおしゃれですもんね。でも、この日は血で血を洗うような、壮絶な日だったわけです。
フランス革命についてはこちらの記事に書いています。
⇒パリ祭(フランスの革命記念日)とは?どんなふうにお祝いするの?
バスティーユについてはこちらに少し書いています。
⇒映画『マリー・アントワネットに別れをつげて』予告編のフランス語~後編
それでは、次回のラジオ講座の記事をお楽しみに。
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