慣れないと難しいフランス語の数字をゆっくりチェックしています。
きょうは200から一気に999まで行きます。
前回の101-199までとパターンは同じです。
つまり、100の位に2桁か1桁の数字をプラスするだけです。
100の倍数は100の前に1桁の数字をつけるだけ。
100の位の数字の作り方
100はcent
このまえに、一桁の数字をつけます。たとえば200はdeux cents
200,300,400,500,600,700,800,900 のとき
(100が複数あるとき)
centの後ろにSがつきます。
deux cents, trois cents, quatre cents …. neuf cents
しかし、centの後にまだ数字が続くときはつきません。
このルールはvingt にもあてはまります。
たとえば、
205 deux cent cinq
220 deux cent vingt
280 deux cent quatre-vingts
289 deux cent quatre-vingt-neuf
*プチ・ロワイヤルよりcentの用法と複数形について引用します*
・100 は un cent ではなく、ただの cent
・複数形は 200 deux cents ,500 cinq cents,のように Sをつける。
・ただし、端数、あるいはmilleを伴う場合(250 deux cent cinquante, 30万人の人口 trois cent mille habitants)や序数詞的用法 (200ページ目 page deux cent) ではSをつけない。
一度に覚える必要はなく、出てきたとき、そういえばそんなルールがあったな、と思い出すぐらいでいいと思います。
前回も書きましたが、数字はスペルを綴れることより、ぱっと口で言えることのほうが大事なので。
前の記事⇒【第33回】101から199
★cent とvingt のルールを説明している動画をご紹介します。
TV5の番組です。TV5MONDE – Langue Française – Merci Professeur !
1分48秒
200~999のあいだにある数字をランダムに5つ書いておきます。
305 trois cent cinq
493 quatre cent quatre-vingt-treize
529 cinq cent vingt-neuf
788 sept cent quatre-vingt-huit
999 neuf cent quatre-vingt-dix-neuf
※1990年の正書法では、すべてトレデュニオンで結びます。
★発音確認用 2分47秒
映画『大人は判ってくれない」
久しぶりに数字がタイトルに入っている映画をご紹介します。
原題は、Les Quatre cents coups
フランソワ・トリュフォー監督(François Truffaut)の1959年の映画です。
邦題は「大人は判ってくれない」
タイトルを直訳すると「400回のパンチ」「400回打たれること」。faire les quatre cents coups はイディオムで、「荒れた人生を送る、ひどい環境で育つ」という意味です。
親に愛されず、不良になり感化院に送られてしまう12歳ぐらいのアントワーヌの話。タイトルは、彼の人生のことでしょう。
邦題は「不良少年A」でもよさそうですが、「大人は判ってくれない」といううまいタイトルになっています。
ちなみに、この映画はトリュフォーの自伝で、彼は、お母さんの愛を得られず孤独な少年時代を送りました。
★予告編 3分46秒
実はこの映画について⇒「大人は判ってくれない」の原題知ってる?~入門日記第12回
予告編のトランスクリプトを訳しています⇒ヌーヴェルヴァーグの代表作、大人は判ってくれない:フランス映画の予告編
この続きはこちら⇒フランス語の数字【第35回】1000から9999
★このシリーズを最初から読む方はこちらからどうぞ⇒フランス語の数字【第1回】~0(ゼロ)
ちょっと早く進みすぎたでしょうか?
難しいのは1-20までで、あとはその繰り返しなんですよね。
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