『百合のFranceウォッチング』第54課の受講メモです。この回のスキットでは、3人でこれからテレビで日本映画「おくりびと」を見ようと話しています。
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時刻の言い方
Quelle heure est-il ?
何時ですか?
時間は非人称表現を使いますので、主語は il です。
これまでに書いた時間関係の記事です:
復習にお役立てください。
ポーズカフェ~映画「おくりびと」
書き取り
「おくりびと」は海外で高く評価されているようですね。
Oui, et personnellement j’ai regardé le film «Departures» avec beaucoup d’émotions et d’intérêts à la fois. J’ai découvert grâce à ce film un aspect des funérailles japonaise que je ne connaissais pas où le sens de l’esthétique à la japonaise occupent une grande place.
Dans la mesure où le thème de ce film est la mort, les scènes graves, elles sont nombreuses mais l’humour, il est également très présent. Et cela m’a rappelé le film «The Funeral» de Itami Juzo.
Oui et tout comme dans le film «The Funeral,» on trouve de nombreuse scènes de repas dans «Departures.» On comprend facilement que l’homme ait tendance à se tourner vers la nourriture quand il côtoie la mort de si près.
要約
とても興味深く、感動した。よく知らなかった日本の葬儀のことや、美意識について知ることができた。
死がテーマの映画なので、厳粛なシーンが多いが、同時にユーモアもあり、その点で伊丹十三の「お葬式」を思い出した。
「お葬式」同様、「おくりびと」にも食事のシーンがたくさんある。「死」がそばにあるとき、人は食べることに救いを求めることがわかる。
単語メモ
dans la mesure où + 直接法
~の限り、~に応じて、~を考慮すれば
Vous ferez des progrès dans la mesure où vous ferez des exercises.
練習すれば、それだけ進歩しますよ。
Dans la mesure où il n’était pas au courant, on ne peut pas le luui reprocher.
彼は知らなかったのだから、それで彼を責めることはできない。
comprendre que + 接続法
~をもっともだと思う = concevoir, ne pas s’étonner
Je comprends qu’il soit mécontent.
彼が不満なのはもっともだと思う。
avoir tendance à + 不定法
~する傾向がある
La population de cette ville a tendance à diminuer depuis quelques années.
この町の人口は数年前から減少する傾向にある。
se tourner vers qn
~に助けを求める、たよる
se tourner vers Dieu
神にすがる
côtoyer
~と隣り合う、境を接する、紙一重である
Il aime côtoyer l’illégalité.
彼は法すれすれのことをやりたがる。
de près
間近から
De près, elle était moins jeune.
近くで見ると彼女はそれほど若くはなかった。
映画「おくりびと」
予告編です(フランス語字幕)
2008年 滝田洋二郎監督
アカデミー賞外国語映画賞などを受賞しています。
おまけ 映画「お葬式」
予告編です。
・・・「すごいシーンだ」(笑)
1984年。伊丹十三監督。この映画が初の監督作品なんですね。こちらにも山崎努が出ています。
公開当時、私もおもしろく見ました。
今から30年前だったので、14歳のときに亡くなった父の葬式を皮切りに続いた、祖父と叔父(父の兄)の葬式のことなどを思い出しながら見ていましたね。
しかし、今見たら、これから亡くなる母の葬式のことを考えながら見るのかもしれません。
★第26課以降の記事の目次はこちらです。
⇒『百合のFranceウォッチング』~目次 その2(L26~)
「おくりびと」、いい映画ですね。
初めて見たときは、吉行和子と余貴美子に比べると、広末涼子がちょっとなぁ・・・と思っていました(ファンの方、すみません)。
でも、奥さん役まで芸達者すぎると、もしかしたら、バランスが悪くなっていたかもしれません。これはこれでよかったのかな、と、久しぶりに予告編を見て感じました。
日本映画を仏語字幕で見ると勉強になりそうですね。目が疲れますけど。
それでは来週のラジオ講座の記事をお楽しみに。
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